JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

機会と多少のお金があればぜひどうぞ

2019年05月09日 | v-x

方や夏日いや真夏日なんてぇ話を聞いたり、急に気温が下がったりと
「どうゆうこったい?」
てなニュースを耳にしますが、このあたりはほぼ毎日20℃前後の気候が続き、
「さすが東北の○南!」(ちょっと恥ずかしくて言い難い台詞ですけど)
と、心の中でガッツポーズをしたりしております。 まっそれだけが良くて父はここに居を構えたんですがね。(それだけって・・・他にも良いところがあるだろう)

このあたりの名物で「ウニの貝焼き」てぇのがあるんですがね。
ホッキ貝の貝殻にウニの身を盛り付け蒸し焼きにしたもんなんですが、これが美味いんですわ。
この「ウニの貝焼き」が、この8日から出荷が始まったんだそうで、原発事故後はS君の家近くの海なんかでも上から覗くだけでムラサキウニがゴロゴロいたんですが手を出せず(事故が無くても手を出しちゃいけません。)、

 
「貝焼きも地場産はもう無理か」
なんて思っていた私にとって春のこの時期にこんなニュースが流れるとなんとなく嬉しいんであります。
-高いもので1個当たり5050円で取引された。-
「ヒェ~~~!ぜったい庶民いや貧民の口には入らないじゃん!!」
まっ少しずつではありますが、
「地場の海も原発事故から回復を見せているのかなぁ」
などと勝手に思ってはおります。
みなさんも機会があればぜひ召し上がってみてください。

さて、今日の一枚は、フィル・ウッズです。
1994年の録音ですから、私にとっては新しいアルバムということになります。
それにしもウッズの音は特徴があります。どこが?と訊かれると上手く説明できませんが、ヨーロッパに移ってからは「バードのものまね」の域を完全に超えていると私は感じます。
「SOUVENIR」のソロなんか、季候のちょうど良い今頃、昼寝でもしそうな時間に本でも読みながら聴くのに私なんぞにはとってもあっておりますです。
さりとて、夜聴いちゃ駄目な感じでもありませんしね。
まぁまぁ、ジャケが1994年っていう感じではありませんけどね。

SOUVENIRS / PHIL WOODS
1994年6月22,23日録音 PHIL WOODS(as)BRIAN LYNCH(tp)JIM McNEELY(p)STEVE GILMORE(b)BILL GOODWIN(ds)
1.Peer Pressure
2.Song For Sisyphus
3.Souvenir
4.Ballad For Hank
5.C. K.'s Bossa
6.Quill

追伸、
大津市で痛ましい交通事故が起きてしまいましたねぇ
犠牲になった2才の男の子と女の子、もう一人意識不明の児童がいるんでしょ?
なんともまったく・・・・・
保育園の園長先生の記者会見・・・・・かける言葉もありませんやねぇ
亡くなったお二人はもちろんのこと、同行していた保育士、ご両親、そして突っ込んでしまった車の運転手・・・・・・
心中を思うといたたまれません。
いつか心癒やされる日が来ることを祈るばかりです。合掌。


無駄話が多すぎ

2019年05月07日 | d-f

「次回からは難しいJAZZ本では理解できない方への『バブが語るJAZZの歴史』みたいなんを三回に一回ぐらい?ずつ進めていこうかと思っとります。」 前回、てな事を宣言してしまいましたから、ちょっくらはじめてみましょかね。

と言いながら JAZZの歴史についてはあらゆるJAZZ本で語り尽くされた感がありますから、「何を今さら」という感じはしますよね。
ともあれ「奴隷として無理矢理新大陸に連れて来られた黒人の音楽と西洋音楽の合体によって生まれた。」これは紛れもない事実ではあります。
ではどうしてアフリカの黒人が奴隷になったのか? それは『カナンの呪い』が・・・・・ってそこまでさかのぼらんでもエエですかね。

とにもかくにも、アフリカの黒人達は、ヨーロッパで貧困にあえぐ人々、白人が持ち込んだ病気で次々に倒れていった南北アメリカの先住民、これらでは賄いきれなくなった労働力として、奴隷というまさに物のごとく売り買いされながら大西洋を渡ったのでありました。

奴隷として扱われた黒人は、南北アメリカだけではありません。ヨーロッパでは「召使い」はては「子供のペット」として黒人奴隷を使っておりました。 とんでもない話でありますが、とすれば、こちらの奴隷の方がわざわざ南北アメリカに売られてきた黒人奴隷より西洋音楽に接する機会は多かったのではないか?そんな疑問も湧いてきます。
これに関しては私の知識では解明不可能でありますので調べたければご自身でどうぞ(笑)

話を戻しましょう。 南北アメリカに売られてきた黒人奴隷達はやがて西洋音楽の影響を受けつつ、南米では「サンバ」や「ルンバ」といったラテン・ミュージックを、北米ではJAZZを生み出していくことになります。
では何故その全てがJAZZではなかったのか? つまりそれは音楽の融合であり、まさにクロスオーバーの世界でありますから、その地域の環境、歴史等に大きく影響を受けたわけで、これが微妙に違った発展を遂げる原因であったのです。

JAZZの根底、つまり根っ子のような部分は何だったのか?
それは「ハラー」「労働歌」「ゴスペル」「マーチ」「ラグタイム」「ヨーロッパ音楽」そして「ブルース」である事は誰しもが認める点だと思います。 細部に全てを語る知識は私なんぞにはございませんけど、次回から薄く軽くお話ししましょう。

まぁまぁ一回目はこんなところで

超大型連休も終わり、疲れきったお父さんの顔が目に浮かびますねぇ、ほんと「休暇を心から休めない」日本人のサガとでも申しましょうか、お疲れ様です。
その点、私なんざぁ10日間うち2連休すらありませんでしたからいつも通り疲れているだけですけどね。(やっぱり疲れてるんかぁ~~~い!笑)
ともあれ、これだけ長い連休を過ごすと今年の五月病は酷いんじゃないでしょうかねぇ? そもそも、入学、入社してからこの連休までの期間が短すぎるっしょ、彼らにとっては連休明けの今日からが「本当の始まり」みたいなもんすかね。
「うちでバイトしていたGなんか大丈夫かねぇ?連休明けそうそうバイト復帰なんてぇことにならなきゃいいけど(笑)」

ところで「『令和』の年号と西暦は計算しやすい」てな事をおっしゃる方がいるそうで 「年号に18を足せば西暦になる」 って、
「オイオイ、平成だって12引きゃ西暦になんで」 ようは18とか12を覚えているのがやっかいなだけで・・・・・
「まっその点あたしゃエエですよ。なんてったって還暦が令和元年すから」

新徳仁天皇は来年が還暦、普通なら定年もしくは間近という御歳で公務が激化されるというのはお気の毒な感じもしますですねぇ。
それよりなにより、ひょっとして私は『昭和』『平成』『令和』そして『??』という四っの元号を生きぬくことになるやもしれませんなぁ・・・ なにしろ新天皇より公務は楽なもんですし、役に立たない者ほど長生きするそうですからね。
「今から新元号を予測してみようかなぁ」
「おいおい、そんな軽口言ってるといろんな所からたたかれんぞ!」

そうでした「口は災いの元」、新上皇新天皇がおっしゃるとおり『令和』という時代が戦争や大きな天災が起こらない平和な時代であって欲しいと私もせつに願っております。

さて、今日の一枚は、「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」でのマイルスの演奏を一まとめにしたCDです。

ハッキリ言って、何故この4枚組CDを私は買ってしまったのか?
最大の目的は1955年の「'Round Midnight」ですかねぇ? ともかくバラバラでは無く1955年7月17日の伝説の演奏を順番通り一気に聴ける?

酒井眞知江氏の『ニューポート・ジャズ・フェスティバルはこうして始まった』では飛び入りマイルスの演奏が観客席を黙らせ、魅了した的な事が書かれておりますが、コロンビアのジョージ・アヴァキアンの印象としてはそこまででは無かったようですし観客の拍手も総立ち「イエィ~~」てな感じでも無かったようです。
このCDでもムリクリ観客席の拍手を際立たせたふうが聴き取れます。
ただ、アヴァキアンの兄アラムが、「あいつが売れてしまう前に契約しちゃった方がエエでぇ」と弟の耳元で囁いたことは事実のようですけどね。
薬のせいでギグを飛ばしたり、演奏ミスを繰り返していたマイルスが、クリーンで見事な演奏を披露できたこれがこの演奏の最大の効果であり、以降のマイルスの飛躍へと続くきっかけであった事も事実です。

そんなことを思いながらDisc1を聴き進め、後半は1958年のコルトレーン、エバンスが聴けると、かけっぱなしで聴くにはじつに良いCDであります。

ところである意味もう一つの興味である「モンクとマイルス」ですけど 前年のクリスマス「BAG'S GROOVE」の演奏時にマイルスが「俺のソロの間は楽にしてろ」とモンクに言ったという話以降二人はどうだったのか?
ニューポート・ジャズ・フェスティバルの主催者エレン・ロリヤードが演奏後のパーティーで「あの素晴らしい演奏をした坊や」とマイルスを紹介したもんだから、とうのマイルスはカッカカッカ、
きっとそのまんまの気分でニューヨークへ戻るリムジンに乗り込んだんでしょうなぁ、途中モンクから「'Round Midnight」でのミスを指摘されると、
「だからなんなだよぉ・・・あっそっか、自分の演奏より俺の演奏が受けたもんだから悔しいんだろ?え」 アッタマにきたモンクは車を降り、フェリー乗り場まで歩いたという・・・・
「だから、「口は災いの元」だって言ったじゃん、マイルス」

MILES DAVIS AT NEWPORT 1955-1975 / MILES DAVIS

メンバーは申し訳ない省略させていただきやす。なんいったって4Discですからねぇ長くなっちゃうし(それはアンタの無駄話が多すぎるからです。)

Disc1 1955年7月17日録音
1.Spoken Introduction By Duke Ellington And Gerry Mulligan
2.Hackensack
3.'Round Midnight
4.Now's The Time
1958年7月3日録音
5.Spoken Introduction By Willis Conover
6.Ah-Leu-Cha
7.Straight, No Chaser
8.Fran-Dance
9.Two Bass Hit
10.Bye Bye Blackbird
11.The Theme
Disc2
1955年7月4日録音
1.Gingerbread Boy
2.All Blues
3.Stella By Starlight
4.R.J.
5.Seven Steps To Heaven
6.The Theme / Closing Announcement By Leonard Feather
1967年7月2日
7.Spoken Introduction By Del Shields
8.Gingerbread Boy
9.Footprints
10.'Round Midnight
11.So What 12.The Theme / Closing Announcement By Del Shields
Disc3
1969年7月5日
1.Miles Runs The Voodoo Down
2.Sanctuary 3.It's About That Time / The Theme
1973月11月1日
4.Spoken Introduction By Ronnie Scott / Band Warming Up
5.Turnaroundphrase
6.Tune In 5
7.Ife
8.Untitled Original
9.Tune In 5 / Closing Announcement By Ronnie Scott
1975年7月1日
10.Mtume
Disc4
1971年10月22日
1.Directions
2.What I Say
3.Sanctuary
4.It's About That Time
5.Bitches Brew
6.Funky Tonk
7.Sanctuary

おまけ、 『料理当番本日の一品』は続く

こどもの日はお寿司

 


お恥ずかしながら還暦男帰って参りました。

2019年05月01日 | a-c

 

『令和』初日はどんよりした曇り空です。

 

みなさんお久しぶりです。 「こんな長い間バブは何をしていたんだ?」 そう思って下さった方がもしいらしたとしたら 「本当にありがとうございます。」 まっほとんどの方が興味ないでしょうけどね。

 

じつはこの間、お目々を少々患いまして、PCを極力見ないよう心がけるという事になり、その期間を終えても一度止めてしまったことをやり直す事も出来ず、えぇえぇお目々もまだ完全に癒えてはおりませんしね、はい。 そんなことです。

「ほんじゃ何で今さら?」 ごもっともでございます。 『平成』も終え新しい年号『令和』を迎えたわけでございますし、私も先月17日をもちましてめでたく(?)還暦を迎えましてね、

 

還暦と言えば生まれ変わり、無理しない範囲でブログを再開してみようかなぁみたいな?(笑) そして原点に戻り、何回かに一回はJAZZのお話でもしてみようかなんても思い立ったと(何回かに一回って、依然とかわんねぇんじゃね?)

 

さっそく第一回めのJAZZ噺を・・・・ っと思ったんですが、まずは私がJAZZを聴く環境の変化をお話ししましょう。

 

以前の我がログをご覧いただいていた方はご存じとは思いますけど、JAZZの音源を多少なりとも手元に持っております。 それも世間の早すぎる変遷に振り回されているとでも申しましょうか、レコードやテープ、CDにMD、ビデオテープにDVDやらブルーレイやら・・・・ 以前これらを何とか統一デジタル音としてCD化しようとの試みをしたこともお話ししたことがありましたね。 ほぼほぼCD化には成功したんですけど・・・・・ 時代の流れはさらに速い

 

きっかけは「苦労してデジタル化したんならバックアップを取っておこう」ってね。つまりは暇つぶしのようなもんです。 3TBのハードディスクを購入して音質を落とさないようにバックアップを行いました。思った以上に時間はかかりましたけど3TBもあると全部バックアップを取っても余り大、
「あれだけ部屋を占領しているCDがこんなちっぽけな箱に収まってしまうんかぁ~~い!・・・・」(何だか虚しい。)

すると今度は、
「きちんとバックアップされているか検証せねば」
なかなか使い勝手が良いと教えてもらったフリーの音楽ブレーヤー『MusicBee』をダウンロードして自前のステレオで聴いてみました。
「あれ?自宅で聴く分には十分な音ジャネェ?それにCD入れ替える必要もなく、聴きたい曲ごとに順番に聴けたりして・・・・便利だわぁ」

さらに・・・・・ んなもんを買ってしまいました。 これがねぇこんなチッポケでクソ安いくせに、部屋で聴く音量なら我が家のオーディオと遜色ないのでありまして・・・・・(何だかそれも虚しい。)

 

そんなわけで、最近どんな音楽ソースで聴いているかというと、
「一にPC二にレコード・・・・・あれ?CDほとんど聴いてねぇジャン」
これぞまさに「本末転倒」だったりして(チャンチャン)

 

と、そんな環境で聴きつつ、次回からは難しいJAZZ本では理解できない方への『バブが語るJAZZの歴史』みたなんを三回に一回ぐらい?ずつ進めていこうかと思っとります。

 

てなわけで『今日の一枚』は・・・・これは続けさせていただきます。 なんといっても『○○感激!』のトレーンでしょ

 

昨年「大発見!コルトレーン未発表スタジオ録音」とちょっと話題になった一枚です。 米国インパルス・レーベルに録音の記録には残っていたものの、マスターテープがどこにも存在せず、長らく“謎”といわれていた音源です。 マスターテープが不明なのに(おそらく処分されたと言われておりますが)、なんで音源が出てきたの? 出所はナイーマでしたねぇ、アリスじゃないってぇのが私ゃ好きですけど(笑) マスターテープと同時に録音されたリファレンステープをコルトレーンは妻に渡していたんでありますなぁ

 

さても内容ですが 1963年3月6日録音ですから、アルバムでいうと「INNER MAN」と「COLTRANE」の間の録音ということになりますですかね。黄金のカルテット中期ってとこですか。では期待通りのアルバムであるのか?
「う~~~~ん」(笑)
どうにも全体的に煮え切らない感が私にはしてしまうのは何故でしょうか? まっ時期が時期だけにトレーン自身に迷いがあったのかも知れません。 とはいえ、他の人の下手な演奏と比べる比では無いと・・・・失礼 「超感激」はしなくとも、いくぶん短めのソロも私の耳には心地良いのであります。

 

BOTH DIRECTIONS AT ONCE : The Lost Album Deluxe / JOHN COLTRANE
1963年3月6日録音
JOHN COLTRANE(ts) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)

Disc 1
1.Untitled Original 11383
2.Nature Boy
3.Untitled Original 11386 (Take 1)
4.Vilia
5.Impressions
6.Slow Blues 7.One Up, One Down

Disc 2
1.Vilia (Take 5)
2.Impressions (Take 1)
3.Impressions (Take 2)
4.Impressions (Take 4)
5.Untitled Original 11386 (Take 2)
6.Untitled Original 11386 (Take 5)
7.One Up, One Down (Take 6)

 

追伸、 お目々がどうあれ、下手な料理は続けておりました。


泣かせんじゃねぇよ、子役め

2018年01月15日 | m-o

雪に苦しむ皆様には「なに贅沢こいてやがる!」と怒られそうですが、この辺りは気温は低いものの毎日晴天が続き乾燥の局地、一昨日の晩ちょっとちらついた雪なんざぁ水蒸気になる間もなく何処ぞへ飛び去り、潤いを無くした我がお手々はガッサガサであります。(歳のせいもありますが)
明後日あたりに雨マークが出ていますけど我が肌の救世主とはならんでしょうねぇ

さても、ドラマのお話しを一つ。
以前は欠かさず見ていたNHKの大河ドラマも、前シリーズの『おんな城主 直虎』はほとんど見ず、
「もうオレは一話完結ものしか見られんのかもしれん」
と、思っておったんですがね。
「いやいや、『精霊の守り人』は、全シリーズ録画してまで見てるじゃないか」
と、気を引き締め(そんな覚悟必要?)今シリーズ『西郷どん』は見続けようと心に決めております。

私ね主演の鈴木亮平はそこそこ好きな男優さんでしてね(『精霊の守り人』にも出てますけどね)、糸役の黒木華ちゃんも相変わらず可愛いし、妹琴役の桜庭ななみちゃんもめんこいしねぇ・・・・
って、そうじゃなくて、
昨日の第二話をご覧になりました?
柿原りんかちゃん
「えっ?ついにいたいげな少女にまで手を伸ばすか?犯罪者!」
って、チャイますよぉ、演技!あのすんばらしい演技!

借金の形に売られる百姓の娘ふき。目を真っ赤にして
「りっぱなお侍さんに会えて、嬉しゅうございもした。」
思わず泣きそうになっちょりもした。(使い方間違ってる?笑)
その娘のオヤジ役の鈴木拓の芋さが・・・・まっそれはいいとして

「まったくまぁ、最近の子役は完全に主役を喰ってんなぁ、たいしたもんだ」
以前、何かのドラマを見ながらそうつぶやく母に、
「まぁなぁ、小っちゃい頃からいろんな意味で仕込まれてるから、何だか大人をぶった切ったような感じで、オレはあんまり好きじゃないけどね。」
なんて答えておったんですがねぇ・・・・

まぁ、あの娘の演技で、唾を飛ばしながら続く鈴木亮平の台詞が、芝居がカッコエエこと

ともかく、今年『西郷どん』を見続けようと改めて思ったバブでありました。

そんなこんなで(どんなこんな?)『料理当番、本日の一品』です。

鮭のタルタル焼きでして、それにしても野菜が高いですねぇ、思わず付け合わせのサラダは袋入りを買ってしまいました・・・って、お前は主婦か?!

それに豚汁、メインにはちと不似合いですが体が温まればイイということで
ちなみに弁当は写真を撮り忘れました。

さて、今日の一枚は、ミンガスです。

ところで、みなさんは『アメリカの影』という映画をご覧になったことがありますかねぇ?
ごめんなさい、私は見てないんです。
音楽担当はミンガス、そして、このアルバムの一曲目と四曲目がこの映画のスコアによるものだそうで(アルバム「MINGUS AH UM」の「SELF-PORTRAIT IN THREE COLORS」もそうだそうですが)
どんな時に、どんな場面で使われた曲かは分かりません。(笑)

一つだけ確かなのは「ALICE'S WONDERLAND」(アリスの不思議な国)は、この映画のために書かれたスコアであったのに映画には使われなかったということ
ラブシーンに使うつもりだったらしいですよ。
でも、ミンガスはどんなラブシーンを想像したんでしょ?私は曲を聴いてラブシーンはイメージしないんですけどぉ・・・なんとなく二人で何処かをさまよってる感じ?(笑)

ジャズと映画というとどうしても『死刑台のエレベーター』や『大運河』といったヌーベルバーグというイメージが直ぐ浮かびますけど、『アメリカの影』のようにいわゆるニューヨーク派の映画、例えば『拳銃の報酬』や『クール・ワールド』といった映画でも注目すべき演奏があったりして
「映画って本当にいいものですねぇ」
なんじゃそりゃ(笑)

JAZZ PORTRAITS / CHARLIE MINGUS
1959年1月16日録音
CHARLIE MINGUS(b) JOHN HANDY(as) BOOKER ERVIN(ts) RICHARD WYANDS(p) DANNIE RICHMOND(ds)

1.NOSTALGIA IN TIMES SQUARE
2.I CAN'T GET STARTED
3.NO PRIVATE INCOME BLUES
4.ALICE'S WONDERLAND

追伸、
このログにも何度か出演いただいたSaちゃんの結婚が決まりました。
「おめでとう!幸せになって下さい。」


なずなぁ なずなぁ ナズナはいらんか~~い

2018年01月08日 | d-f

「なずなぁ、なずなぁ」
今日は八日『成人の日』、昨日は七日『人の日』春の七草粥を喰らう日、昔江戸の頃には一昨日の六日に貧しい人や近郊の小農がナズナを売り歩いて小銭を稼いだんだそうで
 人の日の薺摘んでも人の口
一日売り歩いても一人分の生活費がやっと、それでも貴重なアルバイトであったそうです。
現代じゃナズナ売りはもとより、若菜摘みをしている姿など全く見なくなりました。その代わりに、スーパーの棚には「春の七草」と仰々しく書かれたパック詰めの七草が売られ、コンビニに行けばレンジでチンで(これを「レンチン」というそうですが)
「はい召し上がれ」
なんとも風情はございません。

 籠もよ み籠持ち 掘串もよ み掘串持ち この丘に菜摘ます児 家聞かな 名告らさね
 そらみつ 大和の国は おしなべて われこそ居れ しきなべて われこそ座せ われこそは 告らめ 家をも名をも

万葉集に、大泊瀬稚武尊、つまりは雄略天皇のこんな御歌がございます。
まぁ、簡単に言えば若葉摘みをする若い娘に
「アンタはどこの娘だ?あたしゃこの大和の国を治める者やけん、教えんさい」
とまぁ、職権乱用のゲスいナンパ?
いやいやその姿に風情があったということでありましょう。

「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これぞ七草」
と、囃子詞を唱えながら、七草を七回ずつ七度、合計49回叩き粥に入れる、江戸幕府じゃ公式行事だったそうで、将軍をはじめ諸大名がこれをすすったんだそうですな。
その習慣が庶民にも広がり

 七草を打ってそれから寝役かな 一茶

ほんとに49回叩いたんかいな?

昨日は49回叩いたかどうかは別として、七草粥を食された方は多いのでしょう。そこで『料理当番、本日の一品』
えっ?「とうぜん七草粥だろう」ってですか?
残念!ここまで語っておきながら我が家に七草粥を食す習慣はございません。(笑)

昨日の昼で元旦についた餅も綺麗さっぱり無くなりました。あとは正月用の酒がまだ残っておりますんで(何本仕入れたんじゃい!)

お久しぶりのメヒカリの唐揚げです。

ひじき煮も添えて
他にネギトロ巻きを食しながら珍しくも熱燗をやっつけてみました。

年明け初のお弁当は、焼肉弁当でした。

さて、今日の一枚は、アート・ファーマーです。

成人の日に合わせて、帰省された若者も多いんでしょうねぇ・・・・
でも年末年始に帰省して間もないでしょ?学生ならともかく働く人だったら大変ですねぇ
 ♪ 花摘む野辺に日は落ちて みんなで肩を組みながら 唄をうたった帰り道 幼なじみのあの友この友 あゝ誰か故郷を想わざる・・・♪
ともかく「HOMECOMING」
新成人の皆様、おめでとうございます。

おっと肝心の中身ですが、王道のジャズとは一線を画すものの、元気が出ます。
ちなみにアルバムタイトルの「HOMECOMING」は、ゴードンとっさぁんの同名曲とは違います。
たぶん、新成人にも南米のノリが似合うんじゃないですかねぇ
有り余るエネルギーをとんでもない方向に向かわせず、このノリで踊って発散するなんてぇのもエエかもしれません。
「HOMECOMING」「CASCAVELO」と盛り上がった心を「SOME OTHER TIME」のフリューゲルがなんとなく鎮めてくれて・・・

じつを言えば、当初頭の固かった私は、心でノリノリだったにもかかわらず、邪道と宣っておりました。
でも、何度となく聴いているし、今こうして聴けば、なかなかの一枚だと素直に言えてしまうんですなぁ

HOMECOMING / ART FARMER
1971年録音
ART FARMER(flh) JIMMY HEATH(ts,ss,fl) CEDER WALTON(p) SAM JONES(b) BILLY HIGGINS(ds) WARREN SMITH(prc) JAMES FORMAN-MTUME (conga)

1.HOMECOMING
2.CASCAVELO
3.SOME OTHER TIME
4.BLUE BOSSA
5.HERE'S THAT RAINY DAY

おまけ、

先日煮物にも入れた打ち豆ですが、私が一番好きなのは、この大根とジャガイモと打ち豆の味噌汁。
おばちゃんが愛情込めて打ってくれたお豆さん、これ一杯でごはんも一杯食べられます。(笑)