梅雨の走りの走りも一休み、今日は晴天です。
今朝またキムおぼっちゃまがオイタをされたようで困ったもんであります。まっんなこたぁほっといて(ほっておいて良い問題でも無いんですけどね。)
先週23日に、三代目ジェームス・ボンド、ロジャー・ムーア氏がお亡くなりになりましたですね。
歴代ボンドの中で、私的には「一番のスケコマシ、いけすかぬ色男」というイメージをもっとりますが、それが「ボンド、ジェームス・ボンド」の最もボンドらしさでもあるわけで・・・とにもかくにもご冥福をお祈りいたします。
流行廃りの激しい世の中で、ボンドのように長く愛されるスパイも珍しいですよね、回を追うごとにアイディアが枯渇していくというか、つまらなくなって消えて行くてぇのが常識と言ってもイイわけで、ボンドと寅さんには常識が通じません。
「なして、そこで寅さん?」
私にとって、二つの映画には大いなる共通点があるのです。
それは、
「ほぼ全作品を観ているのに、映画館で観た本数は数えるほどだ」
ということ
007シリーズは・・・テレビで観たものが多いんですかねぇ(もちろんDVDやらナンタラカンタラが無かった時代にね)
寅さんシリーズ、これはハッキリしています。観光バスの中、しかも帰り道で最も多く観た映画だと思います。
もう一つ、両映画とも、両キャラクターともに、今見直しても(ボンドは今尚健在ですが)その魅力に変わりが無い、これが最大の共通点であり、愛され続ける理由なんでしょうな。
今尚不変といえば、
夕べ今日の一枚でもあるニーナ・シモンを聴きながらウイスキーを飲んでいると
「あ~~~やっぱブルース愛は不変だぁ!オレ、ブルース好きだぁ~~~!」
時々舞い降りるんですよ、若かりし頃に心揺さぶったものてぇのはね、しばらく忘れていても何かのきっかけで「ズドーン!」と、何年かに一度ある「ショート・マイ・ブーム」みたいなもんを呼び起こすんですわなぁ
「よお~~し聴こう、女性のブルース、バリバリのブルース・・・」
ベッシー・スミス、マ・レイニー、メンフィス・ミニー、ココ・テイラーにビッグ・ママ・ソーントン
今朝の2時まで聴きまくりました。
そして、「ショート・マイ・ブーム」は静かに去って行ったのでありました。(「また、しばらく聴かんでもイイ」笑)
今度は007の「ショート・マイ・ブーム」が来たりして(笑)
てなことで、『料理当番、本日の一品』ですが
夕べは一人飯でありましてね、「ならば」てんで、久々の『居酒屋バブ』を開店。
ビールに始まり日本酒、ウイスキー、それにブルースという・・・
そりゃ酔うはな(笑)
弁当は生姜焼き弁当です。
さて、今日の一枚は、本編でも触れたニーナ・シモンです。
彼女の野太い歌声は、私のブルース愛を呼び起こすには余りあるものでありまして・・・・・
正直、「毎日聴きたいか?」と問われれば、口ごもると思います。
だけどね、考えてみりゃ、毎日ウイスキーを一本空けるわけも無く、
ある熟年の恋を描いた映画を観たとしますわ、
すると映画館を出た瞬間は「まだまだ、オレも恋の一つや二つ」そう思うじゃないですか?
忘れた頃に「ブルース愛」を呼び起こしてくれる・・・・エエアルバムですよ、ハイ。(笑)
SINGS THE BLUES / NINA SIMONE
1966,67年録音
NINA SIMONE(vo) RUDY STEVENSON, ERIC GALE(g) BUDDY LUCAS(ts,hca) ERNEST HAYES(org) BOB BUSHNELL(b) BERNARD PURDIE(ds)
1.DO I MOVE TOU
2.DAY AND NIGHT
3.IN THE DARK
4.REAL REAL
5.MY MAN'S GONE NOW
6.BACKLASH BLUES
7.I WANT A LITTLE SUGAR IN MY BOWL
8.BUCK
9.SINCE I FELL FOR YOU
10.THE HOUSE OF THE RISING SUN
11.BLUES FOR MAMA