JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

一人っきりの純情野郎 セカンド

2012年09月19日 | m-o

無茶苦茶な異常気象は、まるで中国の反日デモのごとくいたるところに被害をもたらしておるようですが、なんでしょうかぇ、それは人智を越えた出来事なのか?はたまた人智をもって征するべき事なのか?私ごとき凡人にはまったく分かりません。ただ一つ言えるのは、エネルギーの浪費が異常気象を生んだごとく、人間の傲慢と野望が人智の及ばぬ問題に発展することがあるという事だけは、異常気象のみならず過去の歴史からも明らかなわけで、それを学んでこその人智であるとは思います。(アンタ、何を言いたいの?)

そんなことを思いつつも相変わらず『独り』を楽しむことに没頭している私でありまして、昨晩はMさんのお店手伝いはお休み、普通なら「鬼の居ぬ間の何とか」で外に飲みに出かけてしかるべきところなんですが、今回のチョンガー・バブの場合は「鬼の居ぬ間」にもっともしでかすべきは「自宅での私なりの贅沢」なんでありますねぇ
てなことで、昨晩も自炊で夜を楽しみました。

ふだんは我が食卓に絶対にのらないラムチョップ(我が家で肉といえば豚と鶏、牛肉はもちろんのことラムなんてア~タ、「何であんな臭い肉喰わにゃイカン」の話ですから)なんぞを料理し、自室に持ち込んでの「独り宴会」これほどの贅沢があるでしょうか????

すいません。嘘をつきました。
沈むようなソファーにドンと座って、若いオネェちゃんはべらして、「何が食べたい」と言えば「何」が口元に、「何が飲みたい」といえば「何」のグラスがス~~ッとね。そんでもって「何が何したい」と言えば・・・・・
んっんんんんん、本音を言えばそんな贅沢をしてみたい。まさに『酒池肉林』・・・・・「男のロマンじゃ」
「アホ!」
(ちなみにそもそも『酒池肉林』という四字熟語には性的意味は全く含まれおりません。)

それがどうですか、え、つまみは汗かきながら自分で作り、酒は第三のビールに紙パック入りのワインって・・・・・しかも最後にゃ皿洗いですよ、
「何が贅沢じゃい!」(シクシク)

でもね、
酒の味を覚えたあの頃、酒の種類を選びましたか?銘柄にこだわりましたか?舌が贅沢になったぁ?冗談言っちゃいけませんよ。
「飲めりゃイイ、つまみ何ざぁ梅干し一個でじゅうぶん」
そう言って、二級酒をガバガハ飲んでたじゃないですか(え?私だけ?)

わざと取りにくくしようてんで、グシャグシャにした豆腐を水道水を湧かしただけの鍋に突っ込んで、箸で小さな豆腐の欠片を取りながら飲んだ名も無き酒・・・・
もう誰もいなくなった夜中の桜の下で、置き去りにされた封も切ってないさきイカを「かわいそうに、ボクチンが食べてあげるね」とつまみにしてラッパ飲みしたサントリーレッド・・・・
「うわぁ白濁、白濁」と言いながら、水を注いで飲んだエチルアルコール・・・・
駅のホームでチーカマつまみに飲んだ紙コップ酒・・・・
「これしかないんだけど」と下戸の女の子の家で出された料理酒・・・・
そして7月17日、涙を流しながらセロリ一本で飲み干したサントリーホワイト・・・・
「みんなみんな美味しかったなぁ・・・・・」

それがどうだいね、ラムチョップつまみにビールとワインなんざぁ、いかに第三だろうが紙パックだろうが贅沢すぎるほどの贅沢じゃござんせんか。
「そうだよ、ボクァ幸せ者なんだよぉ・・・・・

あれ?だけど今朝目覚めてむしょうに寂しさを感じたのは何故でしょう?(笑)

さて、今日の一枚は、ジャッキー・マクリーンです。
マクリーン、ブルーノート最後のアルバム?いやいやマッコイ・タイナーとずっと後に・・・・(なんてぇ事はどうでもいい、私的にはブルーノート最終盤はこれだと思っていますけど。)
まぁ、それにしてもこのジャケどうです?こういうのがイイとジャケ買いする人いるのかなぁ?少なくとも私はダメですね。(笑)
(この時期のブルーノートのジャケって、あまり好きなものが無いんですよねぇ・・・・そうだなぁどうせならジミー・マクグリフの「BLACK PEARL」ぐらいまで行っちゃえばそれはそれで好きだったりしますが)

そんでもって、このジャケから連想する内容というと・・・・
私の場合、中身を聴いての後付ジャケでしたから幸いでしたが、それでも
「え?ええええ~?」
てな感じでしたかねぇ、ともかく未だに内容とジャケがそぐわない一枚だと私は思っています。
「だから、その内容を早く言え!」
はいはい、

そうですねぇ言うなれば戻ってきたマクリーン?(じつはこの後5年もの間録音休止となるんですから去りゆくマクリーンが正解なんでしょうけど)
「この時期、誰しもが迷走状態であった」そんな時でありましたから、マクリーンもまたアバンギャルド?的な方向に走ってみたり、はたまた・・・・自分の道をつかみかねていたのでしょうかね。
それがね、このアルバムじゃ「まさにハード・バップ!」みたいな、
「マクリーンはねぇ、こういう方がエエて、マクリーンはマクリーン節を活かしてこそのマクリーン」
って、またわけの分からないことを言ってますけど、ともかくそんなアルバムに仕上がっています。
もちろん最大の聴き所は「SWEET LOVE OF MINE」でありますが、私は「TOYLAND」のマクリーンも好きだったりします。

DEMON'S DANC / JACKIE McLEAN
1976年12月22日録音
JACKIE McLEAN(as) WOODY SHAW(tp,flh) LAMONT JOHNSON(p) SCOTTY HOLT(b) JACK DeJOHNETTE(ds)

1.DEMON'S DANC
2.TOYLAND
3.BOO ANN'S GRIND
4.SWEET LOVE OF MINE
5.FLOOGEH
6.ESSAGE FROM TRANE

追伸、
村石太スタンバイ&ベンEキングマンさんより、「サッチモで ビビデバビデブー というアニメの曲を 歌ったと記憶しています。タイトル なんと言う名前だったかなぁ?」とのコメントをいただき、「ビビデバビデブー」のタイトルはそのまんま「BIBBIDI-BOBBIDI-BOO」ディズニーアニメ『シンデレラ』の挿入歌だとお答えしましたが、サッチモの同曲はたしかSJのゴールドディスクにもなったアルバム「DISNEY SONGS THE SATCHMO WAY」に収録されたものだと思います。

残念ながら私はカセットテープでのみ所有だったため、そこからCDに落としたものしか持っていません。(まっレコードを買うまでの興味がなかったと言ってしまえば身も蓋もありませんけどね。)
同アルバム収録の「WHEN YOU WISH UPON A STAR (星に願いを)」なんかも味があってよろしいですよね。

ところで、カボチャの馬車やガラスの靴はいらないけど、私のところにも魔法使いが現れて「ビビデバビデブー」ってんで『酒池肉林』・・・・・
邪心ある者に神どころか魔法使いも微笑みませんぞ


一人っきりの純情野郎

2012年09月17日 | m-o

ちぃーとも涼しくなりませんが、「本当の夏バテは涼しくなってからやって来る」ってね、この長引く暑さが中年オヤジの体力をも徐々に蝕んでおるんでしょうなぁ・・・

さても、ニュースと言えば、中国の反日デモ激化といった心配な出来事もあるものの、民主党の代表選だの、自民党の総裁選だの、維新の会ナンタラカンタラだの、まぁ毎日毎日政治家大先生のニュースばかり、みなさんお頭がおよろしくて、心地よい響きだけを国民に残そうと必至でありますが、じつにどうでも良いニュースに聞こえてしまうのは私だけでしょうか?いやいや、これは一国の首相が誰になるのかという重要事項に他ならないわけで、じつに重大ニュースなのです・・・・だけどねぇ

そんな中、私なんざぁ三面ニュース的ものについつい目が行ってしまうわけで、『キャサリン妃のトップレス盗撮記事掲載』も驚きましたけど、ちょっと前に被告人質問が行われた『誘惑の亀有~キャバ嬢に5(4)億円貢いだ男~事件』(そう言うのかどうかは知りませんよ。笑)、てぇのが、ちょっくらビックリしたニュースではありました。

「それにしても、いかに惚れたとはいえ、キャバ嬢に5億もわたすかねぇ・・・」(まっ実際に貢いだのは4億円余りだったようですけど)
誰しもがそう思うのでありますが、

「あたしぃ、今お金が無くてぇ、家賃も払えないしぃ携帯代も払えないのぉ、このままじゃ守紀ちゃんにメールも出来ないしぃ、逢えなくなっちゃうかもしんない・・・」
てなこと、言われたんでしょうかねぇ
「え~~?う~~ん、そりゃ困ったねぇ、逢えなくなっちゃうのもイヤだから、ボクチンが払ってあげるよ」
てんで、10万振り込んだのが事の発端だそうですが、その後「胃ガンになったから」と100万円、「なんだかんだ」とウン百万、2006年以降は「入院中で面会謝絶になった」と言われ会うこともなく、胃ガンだったはずの病気も
「う~~うん、それよりも心臓がねぇ・・・」
「脊髄損傷もしちゃってぇ・・・」
「やだぁ、あたしったら白血病ですって」
メールで困窮を告げられるたびに金を貢ぎ続け「あらま4億円」って
アホを通り越しておりますが・・・
この男、性根は悪いヤツじゃないんでしょうねぇ、人が良いというか・・・でもまぁ限度っちゅうもンがありますわなぁ

「例の件、明日午前中でイイ?」
「いや、明日の午前中はまずいんだ」
「え?なんでだよ?」
「なんでって、つまりそのなんだ」
「え?まさや○△ちゃん?」(半分ふざけて言ったつもりが)
「え?え?」
「あ~?ほんとに○△ちゃん?」
「・・・うん・・・・あのね、昨夜店に行ったら、歯が痛いっちゅうわけよ、そんで、ほら外国の人だし、病院が分かんないって言うから・・・・」
「なに?それであんたが連れてくの?????何で?」

そういえば誰とは言いませんが、そんな人の良い旧友も昔おりましたねぇ・・・・
「エガッタねぇ、4億も貢がずに済んで」
「オレと栗田守紀といっしょにするな!」
今頃どっかでクシャミをしているかもしれません。

いずれにしても、自分で責任を負える範疇なら「バカなヤツ」で済んだんでしょうけど、5億円、しかも会社の金って・・・・・
「だいたいさぁ、商売女に熱上げて身を滅ぼすなんてぇのは、老舗大店の世間知らずな三代目若旦那あたりにまかしときゃイイ話で、会社の金に手をつけて大金貢ぐなんざぁ、女性銀行員って相場が・・・・」(女性銀行員さん、失礼な発言でした。申し訳ありません。)
まっ今回の場合、だまし取った相手も悲しい女で、その4億は、けっきょくホストに入れ込んで1円も手元に残ってないってんでしょ、あ~あ、まぁなんともショウモナイ話ですわ。

ホストに渡った金が次の女に回ってさらに次の男、女、男・・・・
「うんうん、お金が回れば経済が活性化する」
「って、そういう問題じゃないだろ!」(笑)

「あのね、人間寂しいと目の前の温もりに縋りたくなるもんで・・・・・あんたなんか一番アブナイオヤジかもよ。」
う~~~ん確かに、私は純・情・だし、寂しがりやだし・・・・って、ア~タ、残念ながら私には自分の金はもとより、手を出す金もありゃしないって
「それはそれで悲しいね。」
・・・・・金無しで、私の寂しさを癒してくれる・・・・
「いない、絶対にいない」

さても、その「純情で寂しがり」な私は、昨日からさらに寂しい『独り留守番』となってしまいましてね。昨夜なんか「おかぁ~~ちゃ~~~ん」言いながら泣いとりましたわいな。

なんちゃって、じつのところ『一人っきり純情野郎』『独り』を満喫しております。
午前中からステレオの音量は上がり、「お昼にカツが食いたい」とソースカツ丼を作りガッツクわ、しかもビール付きなんてア~タ、独りじゃないと出来ませんよ。
さらに夜は、おもてに飲みに行ってもよかったんですが、私好みのつまみを作っての家飲み、これもまた独りの楽しみであります。
てなことで、今日は私独りのための『料理当番、本日の一品』です。

鮭の醤油漬けは朝のうちに仕込んでおきました。

明太烏賊とオクラ烏賊、もちろん自分で作りました。

それに肉じゃがと香の物を添えて・・・ねっなかなかのつまみになったでしょ。

さて、今日の一枚は、お久しぶりのジャック・マクダフです。
そもそも、私はオルガン奏者リーダーのアルバムをあまり聴かないというクセがあります。それは何故か?自分でもこれといった理由はないんですけどね・・・ジミー・スミスがあまり好きじゃないから?そんなこともないか。(笑)

てなことで、このアルバムも久しぶりに聴きました。
しかしまぁいつ聴いてもこの方はソウルフル?黒っぽい?なんでありますが、若干しつこさも感じます。でも好きな方はそこが魅力なんでしょうね。
ジミー・スミスでも充分そんな感じはありますけど、テクニックというより気持ちでトド~ンと来るのはマクダフでありましょうか。そうねぇ背脂がぎっちり利いたコテッコテの豚骨スープみたなオルガン?(笑)
つまり、何が言いたいかと申しますと、コテッコテの豚骨スープって好き嫌いがけっこうあるじゃないですか、ねぇ、そういうことです。(って、どういうこと?)

ともかく、オルガンがさほど得意でない私は、たまにしか聴かないアルバムであります。が、
「毎日コテッコテの豚骨はどうかと思うけど、たまには旨いよね。」
ってヤツですか。

GOODNIGHT IT'S TIME TO GO / JACK McDUFF
1961年7月14日録音
JACK McDUFF(org) HAROLD VICK(ts) GRANT GREEN(g) JOSEPH THOMAS(ds)

1.GOODNIGHT IT'S TIME TO GO
2.SANCTIFIED WALTZ
3.McDUFF SPEAKING
4.A SMOOTH ONE
5.I'LL BE SEEING YOU


今年の『陽』はこの二人・・・その気はありません、わ。

2012年09月09日 | a-c

今日、9月9日は『重陽の節句(菊の節供)』、『人日』(1月7日)『上巳の節句』(3月3日)『端午の節句』(5月5日)『七夕の節供』(7月7日)と来て最後の節供となるわけですが、陽の数最大の9が重なるそれはそれは気の強い日でありますから、その気を払ってさらなる生気を爆発させる、そんな日でもありますね。
それと同時に、ちょっとばかし奇っ怪ではありますが、陰陽思想では男が陽、女が陰であることから、陽が重なる、つまり男が重なる『男色の日』でもあるそうな
「う~~ん、私はやっぱりマッチョより、可愛いのがタイプかなぁ~~~」
って、私にはその気はありません、ですわよ。(払いたまえ、清めたまえ・・・笑)

話はコロッと変わりますけど、テレビの話題を一つ

金曜日の夜、帰宅したのは12時近く、ビールを独りキッチンで飲み始めちゃった私は、レコードを聴くことも出来ず、テレビ相手に飲むハメになったわけで。
見たのは『タモリ倶楽部』です。
すると、
「温故知新シリーズ(1) 初期型モーグシンセ(箪笥)で音を作ろう」
ってなテーマで、あの冨田勲氏と松武秀樹氏が登場、モジュラーシンセ・MOOGIIIで実際に音を作るという、そんな事をやっておりました。

いやいやいやいや、冨田先生、じつにお久しぶりでござんしたがお元気そうで(もちろんご本人に直接お会いしたことはありませんけど。笑)、
「私も、あなた様の『月の光』、もっとりますよ。」
と、ウイスキー片手に(タモクラが始まった頃は、すでにビールからウイスキーへ移行した後でございまして)テレビに語りかけたりしちゃって

面白かったのは、冨田先生が初めてモーグのシンセサイザーを手に入れられた時のお話しでした。
「直輸入したのはいいけど、空港で足止めを喰らっちゃってね、何度も楽器だって説明したんだけど・・・・ほら、「これが楽器?」ってねぇ」
そこで、モーグに実際に演奏している写真を送ってくれるように頼んだらしいのですが、
「向こうもいいかげんで、なかなか届きゃしない。」
とはいえ、最後はキース・エマーソンが演奏している写真が届き、無事税関を通過したそうであります。

「だけどいざ手にしたって、ほら、今の楽器みたいに事細かなマニュアルが付いているわけでもないから、演奏方法がわかりゃしない、ひょっとしたらとんでもないガラクタを買ったかと思った・・・・・」(ちなみに、酔っぱらって見てましたので、こんな言い方では無かったと思います。でも主旨はこんな感じ。笑)

しかしまぁ、そこから手探りであの『月の光』を完成させたってんですから・・・・・やっぱ冨田先生はスゴイ、まさに日本に於けるシンセのパイオニアでありますね。
「よっ日本一!」

そんなこんなで中一日おいて、今朝ですよ、選挙を済ませ(今日は我が田舎の市議会議員選挙でした。)、またしても何気に『題名のない音楽会』なんぞを見ておりますてぇと、
「吉松隆の管弦楽版に基づく吹奏楽アレンジ版 『タルカス』を、佐渡裕指揮シエナ・ウインド・オーケストラと林 英哲の和太鼓の共演で・・・・」
なんてんでね。
キース・エマーソンさんからメッセージが届いております。・・・・」

いやはや管弦楽盤『タルカス』は、まぁ以前から知ってもいましたから驚きはそれほど無かったのですが、ここ三日間の内に、それほどテレビを見たわけでもないのに、キース・エマーソンの名を二度聞く、そんな事ってあります?

「これはきっと何かの掲示だ」
なんて、勝手に思い込みましてね。ELPの『タルカス』と冨田勲の『月の光』を久しぶりに聴きました。

つまり何を言いたいのかと申しますと、私にとって今年の『重陽』は、キース・エマーソンと冨田勲という二大『陽』を思い出す『節供』であったと、
「キースのあの長い髪が汗に濡れて・・・あっ・・・メガネの中の鋭い眼光は、冨田せ・ん・せ・い・・・・・」
って、だからそういう『重陽』じゃないってば。

てなことで『料理当番、本日の一品』です。

田舎の叔母がまた野菜を送ってくれました。茄子にトマトにピーマン・・・「どうすんのこんないっぱい」
とまぁそんなわけで、メインは鶏胸肉の酒蒸し醤油漬け揚げ(???つまり「酒蒸しにして醤油漬けにした胸肉を素揚げして裂いた」そういうものです。笑)でしたが、またしてもトマトソースを作って茄子のチーズ焼きを作りました。ピーマンは、細切りにしてサッと茹でたものを塩昆布とごま油で和えて添え物に。

さて、今日の一枚は、ダラー・ブランドです。
もちろん以前紹介済みの一枚ですが、え~~~と前に紹介したのは2005年の7月ですかぁ?って、いやはや7年前?歳もとるわなぁ(笑)

ダラー・ブランドがどうのこうのというより、このアルバムはとても好きです。そうですねぇ時々むしょうに聴きたくなるんですよねぇ
今日もELPと冨田先生を聴いた後、むしょうに聴きたくなって、きっさ、またまたウイスキー片手に聴いてしまいました。

私が敵対視するECMレーベルってぇのがイマイチ気になりますけど(笑)、夜、部屋を暗くして(ローソクの灯りくらいにしてね)、酔いにまかせながらジーっと聴いてると、スッゴク気持ちいいんですよ。(私的にね。)
「ダン ダダダ ダンダン ・・・・・・・」
ってね。

AFRICAN PIANO / DOLLAR BRAND
1969年10月22日録音

DOLLAR BRAND(p)
1.DRA JOE FROM KILIMANJARO
2.SELBY THAT THE ETERNAL
3.THE MOON
4.XABA
5.SUNSET IN BLUE
6.KIPPY
7.JABULANI-EASTER JOY
8.TINTIYANA


話の種

2012年09月06日 | y-その他

9月に入っても暑い日は続いております・・・が、朝晩、いや朝方はかなり涼しくなってきました。日もかなり短くなってきましたし
「こりゃ、秋無し冬ってぇのもありかもよ。」
異常気象は私の大好きな季節をも奪い取るやもしれません。

「あっ!コンポタだ!」
昨晩、Mさんのお店にやってきた部活帰りの中学生達が異様に盛り上がっております。
そう、原因は今話題の『ガリガリ君リッチコーンポタージュ』であります。
「食べてみたい気もするけど、けっこう勇気いるよねぇ」
(「わかるわかる、君たちの大切な小遣いをこれにつぎ込むべきかどうか、そりゃぁ迷うわな」)

しかしまぁ赤城乳業さんも思い切ったことをしたもんで、いくら秋口から人気の上がるコーンポタージュだからといってなにもアイスにする必要があるかっちゃう話ですわ。

「オレはやめた、オメェ喰ってみろよ。」
彼らの誰しもが思ったのは「誰かに買わせて一口だけ味見をしてみる」という手でありましょうが、その「誰か」が問題なんでありまして
「えっ?オレ?いいよいいよぉ、○○君買いなよぉ」
てなちょうしで、けっきょく全員が『ガリガリ君ソーダ』を買って帰りました。

そりゃあア~タ、中学生じゃなくても、ちょっくら買うには勇気がいりますよ。
まして、私なんざぁ『ガリガリ君ソーダ』すら食べたことが無いんですから、自分で買ってまで味わうなんぞチ~~~トも思わないんですけど・・・・コンポタ好き(いつから?)としては気にはなるんですよね。

「話題の『ガリガリ君リッチコーンポタージュ』かぁ・・・美味いんかねぇ?・・・Aさん買ってみなよ。」
と、アルバイトのAさんに言うと
「やだよ、気になるんだったらバブさんが買ってみればイイじゃないですか、そんでどうだったか(味が)教えて下さいよ。」
そんな(言い)わけで、「チ~~~トも」思わなかった私が、けっきょく誰かに喰わしてみようと買って帰ってきてしまったのでした。(笑)

ところがです。私よりコンポタ好きでアイスも好きな母ですら
「いらね」
「じゃあ、誰が喰うんだよぉ」
「エ~~?最初から自分で食べてみるつもりだったんでしょ」
「・・・・・・」

ん~~とねぇ、不味くは無いんですわ、まさにちょっと甘めのコーンポタージュを冷やし固めただけ?黒胡椒をまぶして食べれば良かったかなぁ・・・・
「って、冷たいコーンポタージュ飲んでろ!」

ともかく、みなさんも一度御賞味あれ、『話の種』に。(笑)

さて、今日の一枚は、ミンガス・ダイナスティです。もちろんこれは個人名じゃなくバンド名?といっても固定バンドでもないし・・・つまり、チャールス・ミンガスの追悼バンドです。
同バンド名でミンガスの追悼盤が三枚ほどリリースされましたが、メンバーはそれぞれ流動的。その中で今日のアルバムはミンガス最後のオリジナルメンバーが揃った(もちろんベースはミンガスじゃありませんけど)ミンガス・ダイナスティの一枚です。

やはり注目すべきはドン・プレーンのピアノでしょうかね。バリバリカンカンのこの響きは耳にどうしても残りますが、よくよく聴いてみるとその金属打楽器みたいな音があんがい良かったりします。
いやいや、やっぱり最大の注目は、ミンガスの精神が随所に現れるその雰囲気でしょうか。「巨人は死してなお存在し続ける」
ジャズ・ジャイアンツとはそういった者です。

CHAIR IN THE SKY / MINGUS DYNASTY
1979年7月10日録音
JOHN HANDY(as) JIMMY KNEPPER(tb) JIMMY OWENS(tp) JOE FARRELL(ts) DON PULLEN(p) CHARLIE HADEN(b) DANNIE RICHMOND(ds)

1.BOOGIE STOP SHUFFLE
2.A CHAIR IN THE SKY
3.MY JELLY ROLL SOUL
4.SWEET SUCKER DANCE
5.THE DRY CLEANER FROM DES MOINES
6.GOODBYE PORKPIE HAT


雨にはそんな力がある

2012年09月03日 | a-c

昨日は本当に本当に久しぶりの『雨の日曜日』(といっても、強い雨かと思えば、突如夏の太陽が顔を出したり、かと思えば黒い雲がス~~ッと流れてきたり、いわゆる安定しない空模様ってヤツですか。)、乾ききった大地には恵みの雨となったのか?いやいやまだまだなんでしょうね。
いずれにしても休日に庭仕事をさせようという謀略も昨日は通用せず、ほんの3時間ほどではありましたが、ゆっくりと本を読む時間があったりして
「そうだよ、これが休日ってぇもンだ」
私にはまさに恵みの雨でした。

♪ 雨が降っている 花びらはみんなアメジスト もう少しこのまま 微睡んでいたい 今日は日曜・・・・ ♪

「あれ?これ何の歌だっけ?」
ふと鼻歌が出てきたのに、誰の何ていう歌だったか忘れてしまいます。
こうなると気になってしかたがないもので、ネットを駆使して(駆使するほどではありませんでしたが、笑)
「あっ、そうそう、やまがたすみこ、やまがたすみこだよ。『雨の日曜日』ね。」
いやはや、ほんとネットって便利ですねぇって、まっそれはイイんですが
「「やまがたすみこ」って、しばらく、というかほとんど思い出しもしなかったシンガーだったなぁ」
なんてね。

♪ 風に吹かれて行こう 悲しい時がきて 恋が嫌になったら 風に吹かれて行こう ♪

ほとんどこの『風に吹かれて行こう』くらいしか覚えちゃいない・・・いやもとい、『雨の日曜日』も覚えてた?ってことになるのかな?

♪ 赤い花摘んで あのひとにあげよ あのひとの髪に この花さしてあげよ・・・ ♪

「いやいや、オレは『赤い花 白い花』が好きだった」
わけわからん独り言を言っておりましたが

いずれにせよ、やまがたすみこのレコードを持っているわけでもなく、どうして急にこんな歌を思い出したんでしょうか?(本人が分からないのに、他人に分かるかい!)

でもほら、雨の日にボケ~~~ッと外を眺めてたりすると、「思わぬ事を思い出す」みたなことって・・・あるでしょ?
以前私が、やっぱり雨空を見ながら、娘が小さいときに歌っていた「♪ あ~めがあ~めがふっている き~いてごらんよおとがする・・・ ♪」を思い出したみたいに、ねっみなさんもあるでしょ?
雨にはきっとそんな力があるんですって。

ともかく、読書もやめ、ジャズもやめ、ネットで「やまがたすみこ」をしばし楽しんだのでありました。とさ。(なんのこっちゃ)

そんなこんなで、ゆっくりとした時間を過ごし、恒例の『パソコン教室もどき』も済ませた後は『料理当番、本日の一品』です。

え~~ありきたりのピーマンの肉詰めです。一工夫と言えば、バリエーションにオン・チーズを加えたこと、おっとそれから、南郷トマトで作った簡単トマトソースを添えました。(ソースと言うよりはトマトのざく切り炒めみたいですが、笑)
ニンニクと玉葱をオリーブオイルで炒め、湯むきにした南郷トマトのざく切り、コンソメ(スープじゃなくて固形のまま)を加え煮詰めただけでしたが、そこそこイケました。

さて、今日の一枚ですけど、自分でもビックリ、サッチモです。
何故にルイ・アームストロング?
もちろん、先日の「ニール・アームストロング船長死去」からの「無理矢理語呂合わせ」みたいなこともあるんですが・・・・
先日、とあるラーメン屋さんで昼食をとったときです。なんとサッチモの「St. JAMES INFIRMARY」が、BGMで流れてきたんでありまして、思わず
「♪ 今日はあの女(こ)の亡骸に 会いに来たのさ セントジェームス医院・・・ ♪」(それは、浅川マキ!)

そんでね、めったに聴かない、ほとんど聴かない、まず聴かない、私が持っているサッチモてぇと、「PLAYS W.C. HANDY」でしょ、「WHAT WONDERFUL WORLD」そして、このアルバムぐらいじゃないかなぁ?????(あっと「ELLA AND LOUIS」がありましたね、これはよく聴きます。)
基本、ふだん私が聴くジャズとは毛色が違う感がありますからしかたがないのですけどね。でもこうして久しぶりに聴いてみると、夢中になるほど好きじゃなくても、なんだかエエ感じがしするんですよ。あれ?これも歳のせいか?

ところで、セント・ジェームス医院は何処にあるのか?
ものの本によれば、アメリカではなくイギリスはウエストミンスターにある、いやあった、16世紀の女性レプラ患者救済のための病院「セント・ジェームス・ホスピタル」で、ヘンリー8世がセント・ジェームス宮殿を建てる際に無くなってしまったけど、イギリスの古いいくつかのフォークソングにその名が残り、そのフォークソングからこの「St. JAMES INFIRMARY」に・・・・・まっこれもどうでもいいか。(笑)ちなみに「レプラ」とはハンセン病の事です。

ともかく、やまがたすみこにしてもルイ・アームストロングにしても、「久しぶりに聴くと悪くない」ということですかね。(無理矢理なまとめ、ありがとうございました。笑)

SATCHMO PLAYS KING OLIVER / LOUIS ARMSTRONG
1959年9月30日, 10月2日録音
LOUIS ARMSTRONG(tp,vo) TRUMMY YOUNG(tb) PEANUTS HUCKO(cl) BILLY KYLE(p) MORT HERBERT(b) DANNY BARCELONA(ds)

1.St. JAMES INFIRMARY
2.I WANT A BIG BUTTER & EGG MAN
3.I AIN'T GOT NOBBODY
4.PANAMA
5.Dr. JAZZ
6.HOT TIME IN THE OLD TOWN TONIGHT
7.FRANKIE AND JOHNNY
8.I AIN'T GONNA GIVE NOBODY NONE OF THIS JELLY ROLL
9.DROP THAT SACK
10.JELLY ROLL BLUES
11.OLD KENTUCKY HOME
12.CHIMES BLUES