いやあ、今週は二日も更新をサボってしまいました。初日は仕事ですから仕方ないにしても、昨日はまたしても飲み歩いてしまったのが原因でした。
面子は、相も変わらずS君、それにS君同様、高校時代からの旧友であるMA君です。
旧友3人となれば、お互いの酒の好みも飲み屋の好みもよく知っていて当然、『オヤジが三人集まって酒を飲むとこうなる』みたいな飲み方をやっちまったわけです。
「たまには鯨でも食いに行こうか。鯨を出す居酒屋があるからさ」
おりしもIWC(国際捕鯨委員会)の総会が、アンカレッジで行われておりますが
「鯨を食用とするのは日本の文化だ!だからこそ今日鯨を食べることに意義がある。」
などと、わけのわからないことを言いながら居酒屋へ
二人は私と違って、つまみ多いに必要人間達ですから(特にS君はなのですが)、
竜田揚げにベーコン、カツにルイーベ・・・・・・
「馬刺しもいっちゃおうか」
「オイオイ、肉肉かい」
「あっ、そうか鯨は魚じゃないもんなぁ、ほんじゃキビナゴ刺しと奴、それと馬刺しね」
って、やっぱり食うのかい。
IWCへの強い意思表明など何処吹く風、生ビール、瓶ビール、常温の日本酒2合に、冷酒計8合を飲み干し、次のお店へ。
ここは、私の我を通させていただき、バーでバーボンを3杯程いただき、
「つぎ行くぞう!!!!!」
「えっ?あんた10時門限はよろしいのかい?」
最近、S君は別に奥様にそう決められたわけではなく、自分自身でそんな門限を作っているのです。(とは言いつつ、この門限を守ったところを、私は見たことがありません。)
「いいのいいの、バなんとかっていう、悪~い友達が一緒だったから仕方なかったって言うから・・」
「げげ、またオレが悪いことになっちゃうの?」
ラストのお店は、誰の趣味かはあえて言いませんが、女性がお話相手をしてくれるお店へ。
「バブさん、ずいぶん久しぶりじゃない。」
「あれ?S君は最近飲まないとか言いながら、たまに来るの?」とMA君
「まあ、まあ・・・・」
S君がいつ誰と飲みに来ているかはとりあえず良しとして、
「バブさ~ん、前に見てもらった手相、すごく当たってたぁ~~~~」
「えっ?手相見れるんですかぁ~~~あたしのも見て~~~~」
「おう、よしよし」
中年オヤジの鼻の下は、大きく伸びるのですよ(しかたないでしょ、女性の手を握るなんてこと、こんな時にしかできないんだから・・・・)。
最後はバランタインを飲みながら、カラオケ大会で盛り上がり、オヤジ三人の宴会は、夜遅くまで続いたのでありました。めでたしめでたし(笑)
『オヤジ宴会』は、まさにかくあるべきでしょ?
さて、今日の一枚は、ソニー・ロリンズのプレスティッジ盤です。
まさに破竹の勢いといった時期の若きロリンズですから、悪かろうはずはないのですが、このアルバム、ある意味『不要の一枚』とも言える一枚なのです。
もともと、このアルバムは1~3曲目は、以前紹介した「TOUR DE FORCE」とダブりますし、4曲目の「THE HOUSE I LIVE IN」は、「SONNY ROLLINS PLAYS FOR BIRD」に収まらない分をこれに乗っけちゃったみたいな、いかにもプレスティッジらしい一枚なのです。それでも「THE HOUSE I LIVE IN」と「SONNY BOY」はこのアルバムでしか聴けなかったわけで、ある程度、意味があったのです。
ところがところが、「TOUR DE FORCE」「SONNY ROLLINS PLAYS FOR BIRD」2枚のCD収録曲を見てみると・・・・・・
れいの『+1』方式ですよ。「SONNY BOY」は「TOUR DE FORCE」に、「THE HOUSE I LIVE IN」は「SONNY ROLLINS PLAYS FOR BIRD」に、しっかり収まっているではありませんか。
つまり、CDで楽しんでいる方には、このアルバムはCD化する必要のない一枚ということになるのです。
なんだか、何処かで損しているような・・・・・・・・
そう思うのは私だけでしょうか?
ちなみに、内容は、勢いの1~3、5曲、箸休めの4曲といった感じで、間に合わせで入れた「THE HOUSE I LIVE IN」が、良いクッションになっているように思います。(「TOUR DE FORCE」では、アール・コールマンのボーカルが同じような役割を担ってますよね。)
SONNY BOY / SONNY ROLLINS
1956年10月5日[4], 12月7日[1-3,5]録音
SONNY ROLLINS(ts) KENNY DORHAM(tp)[4] KENNY DREW[1-3,5], WADE LEGGE[4](p) GEORGE MORROW(b) MAX ROACH(ds)
1.EE-AH
2.B.QUICK
3.B.SWIFT
4.THE HOUSE I LIVE IN
5.SONNY BOY
追伸、
S君へ、「オレの写真はブログに使わんでくれよ。」との要望がございましたが、軽く却下させていただきました。ご了承あれ。