午前中は快晴だった空も午後には徐々に雲に覆われちょっと残念、もう少し太陽さんの顔を眺めていたい、そんな日曜日でした。
今日は、母のポリープの検査結果が出る日です。
心配ないと先生には言われていたものの、結果を聞くまでは母も落ち着かないだろうと、そうそうに病院へ行ってきました。
受付に診察券を出し待つこと一時間余り、
「○○さ~ん」
母と一緒に診察室にはいると、椅子に座る間もなく先生が
「あっ、ポリープね、大丈夫、良性でしたよ、手術もな~んにも必要ありません。」
死刑宣告を待つ受刑者のように深刻そうだった母の顔が、スーっと和らぎました。
「まったくなぁ、一時間も待って、一分もかかんないなら電話かなんかで言ってくれてもよかったのに(笑)」
まずは良かった良かった。
と、母のポリープ騒ぎは一件落着したのでありますが、さらなる問題が・・・
我が家の風呂は、追い炊きのできない電気湯沸かし器の差し湯タイプのものなのですが、何とリモコンの電池切れで昨晩かんじんのお湯が沸かされていなかったということが判明したのです。
しかも、間が悪いことに、私が愛車『カオウ号』で一汗かいて来てからそれに気付いたという・・・・
「一日くらいお風呂入いんなくても大丈夫よねぇ。」
「えっ?え~~~~」
「ちょいちょい、待ってくれよ、このオヤジ臭い汗を風呂無しでどうしたらいいってんだい、まさか太陽さんも隠れてしまったこの寒空のもと、ぬれタオルで拭けなんていう鬼のようなことは言うまいなぁ」でありますよ。
けっきょく私がお金を出すなら、温泉施設に行ってもいいてなことになりましてね。(どうして私が出費しなければいけないのかは、納得いきませんでしたが)
「だったら、なるったけ安いとこ行こう」
と行ったのが、近くの温泉地にある大衆温泉。なんと入浴料は大人一人210円。
「やったぁ!千円でおつりがくる~~~」
(それでもやっぱりどうして私の出費?・・・・「しつこい!」)
休日ということもあって、さほど大きくもない浴場は混雑しておりましたが、それでも温泉は温泉、久しぶりにゆっくりと浸かってまいりました。
やっぱエエですねぇ温泉は。寒くなってきたこの時期は特にエエ(笑)
てなことで
お金は払わされたものの、母のポリープも問題なかったし、風呂が故障したおかげで温泉にも入れたし、「災い転じて何とやら」の日曜日でしたかね。
ただ一つ残念だったのは、運転があったので風呂あがりにビールといかなかったこと。
「その代わりに夜は飲むドゥ!!」
『料理当番、本日の一品』です。
まずは手羽先の生姜煮です。母も胃の心配が無くなったせいか、いつもの「あ~あぶらっこい」との文句も言わずに食べてくれました。
私は、呑み先行ですので、鮪の漬けとイカの黄身醤油和えでキュッとね。(笑)
さて、今日の一枚は、バド・シャンクです。
この選択はどうみても昨日のクロード・ウィリアムソンからの流れということになるのですが、洒落た白人ジャズのお手本のような一枚は、温泉と酒でちょっと疲れが出たかなぁという今の私にはジャストフィットのように思います。
バドっていうお方は、まさにウエストコーストの真髄のごとくクールなのに、なぜか何処かに暖かみを感じるという・・・ゆったりとして上品で暖かいって、なんだか「ずるすぎて嫌いダァ」と妬み半分で言ってしまいそうな感じですよね。
どうも優等生すぎるバドは(実際はそんなこともないんでしょうが)、私の好みの本質からは外れるようにも思うのですよ、でも、心底熱中はしなくともその良さは認めざる得ない、このアルバムや同じメンバーでの「THE BUD SHANK QUARTET」を聴くとそう思います。
ちなみに
昨日の「CLAUDE WILLIAMSON TRIO」と聴き比べると、やはりバドもウィリアムソンがあって、ウィリアムソンもバドがあってこその良さがある、との思いを強くします。
それでは、上品で暖かな演奏を聴きながら、下品でどうしようもない私は、また飲み直すとしますか。
BUD SHANK QUARTET
1956年11月7,8日録音
BUD SHANK(as,fl) CLAUCK WILLIAMSON(p) DON PRELL(b) CHUCK FLORES(ds)
1.NIGHT IN TUNISIA
2.TERTIA
3.ALL OF YOU All Of You
4.THEME
5.JIVE AT FIVE
6.SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
7.POLKA DOTS AND MOONBEAMS
8.PAVANE