一度涼しくなっての暑さは、さらに応えそうです。みなさんも体調にはじゅうぶんご注意下さいね。
涼しさが残る昨晩は、PCも開かずに久しぶりに自宅でゆっくり過ごしました。
食卓での晩酌はビール一本に止め、入浴を早めに済ませて再度飲み直しというパターンです。(これが一番ゆっくり出来ますよね。笑)
ただ、いつもならレコード相手に独り酒というのが定番なんですが、昨晩は今日返却をしなければいけないDVDがあったもので、お相手はテレビ画面でした。
観たのは『シャーロック・ホームズ』
シャーロック・ホームズなんて、ずいぶん昔に読んだっきりなので、原作がどうのこうのといった感覚はないものの、勝手にイメージするホームズとはロバート・ダウニー・Jrが演じたそれはかなり違っていたように思います。(ワトソン君もね)
じっさい原作者アーサー・コナン・ドイルがイメージした「体格は痩身で身長は少なくとも6フィート(180センチメートル)以上、鷲鼻で角張った顎が目立つ」てなホームズとも見た目から違っているようですけど。
そうですねぇ、私の感じとしては「アルセーヌ・ルパンがルパン三世になったみたい?」そんな感じでしょうか。でもね、ロバート・ダウニー・Jrのシャーロック・ホームズもこれはこれで嫌いじゃありません。
それに、自宅で酒を飲みながら観るには「じつに楽しくてよろしい」映画でした。
人間ね、完璧すぎるとイカンのですよ、どこかユーモアがあってヌケている、そのくせ「やることはやるよ」みたいなね。このホームズにはそんな魅力があるんだと思います。
この映画の中で描かれていた「19世紀末ヴィクトリア朝のロンドン」ですが、建設途中のタワーブリッジや造船所のドック、ガス燈、馬車・・・・・まさに産業革命がもたらした「資本主義いらっしゃあ~~い」みたいな雰囲気がよく出てましたよねぇ
その雰囲気が、映画の中身とは違ってへんに退廃的に見えたのは私だけでしょうか?
産業が作り上げる物なんてぇのは、けして美しい物とは言えないのかもいれませんねぇ
繁栄が貧富を生み、貧富が退廃を招く・・・・う~~~ん、現代日本の実状か?
そうそう、私が唯一見ているテレビドラマ『龍馬伝』(今は大好きな綾瀬はるかちゃん主演の『ホタルノヒカリ2』も見てますけど。笑)で描かれている京都の路地裏、描き方としては似たような雰囲気を感じました。(だんぜん「19世紀末ヴィクトリア朝のロンドン」のほうが汚らしく感じましたけど)
今さっき言っていたこととは真逆のようですが、それは時代に突き動かされている人たちがもたらすエネルギーであるのかも・・・・なんだかよく分かりませんよね。(笑)
ともかく、『シャーロック・ホームズ』は普通に面白い映画で良かったね、っつうことで。(笑)
さて、今日の一枚は、ユセフ・ラティーフです。
今日の目覚めの一枚だったんですが、朝から聴くアルバムじゃないという方もいるかもしれませんけど、私は好きですねぇ朝聴くの(笑)
私の場合、朝一でレコードを聴くってぇのはいささか面倒なので、このアルバムもCDに落としたものを聴くんですが、朝用にB面を先に収録してあります。
「LOVE THEME FROM "SPARTACUS"」から「SNAFU」への流れが、私の目覚めにはじつに良く合うんでありますねぇ。ただ「PURPLE FLOWER」が始まると、もう一度寝てしまう可能性があるんで「SNAFU」で確実に起きなくちゃいけないんですけどね。(笑)
しかしまぁ、バリー・ハリスってぇのはまさに「名バイプレーヤー」って感じを強くさせてくれるアルバムでもあります。好演です。
EASTERN SOUNDS / YUSEF LATEEF
1961年9月5日録音
YUSEF LATEEF(ts,fl,oboe) BARRY HARIS(p) ERNIE FARROW(b,rabat) LEX HUMPHRIES(ds)
1.THE PLUM BLOSSOM
2.BLUES FOR THE ORIENT
3.CHING MIAU
4.DON'T BLAME ME
5.LOVE THEME FROM "SPARTACUS"
6.SNAFU
7.PURPLE FLOWER
8.LOVE THEME FROM "THE ROBE"
9.THE THREE FACES OF BALAL