JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ほほに小さな 泣きぼくろ・・・・・?

2017年07月24日 | a-c

今日は朝から雨模様、この辺は大雨にはなりそうもありませんが、今年一番に梅雨らしい日っちゃあ日かな?
母曰く
「大雨、大雨、大雨、チラッと地震が入って大雨・・・ヤダヤダ、やっぱ地球が狂ってんだな」
だそうです。

 ♪ ラブ・レター・フロム・カナダ~~~
  もしもあなたが 一緒にいたら
    どんなに楽しい 旅でしょう
    ラブ・レター・フロム・カナダ ・・・・♪

作曲家であり歌手でもあった平尾昌晃氏がお亡くなりになりましたですね。
さすがにオジサンの私でもロカビリー時代の平尾氏を知る歳ではありませんけど、彼の作曲した歌には思い出も多くあります。

「瀬戸の花嫁」に「よこはまたそがれ」有名曲は数あれど、私が最も好きなのは、アン・ルイスの「グッド・バイ・マイ・ラブ」ですかねぇ?鮎川いずみの「冬の花」も好きですけど・・・鮎川いずみ好きだったんだよなぁ(笑)
そうそう

 ♪ ほほに小さな 泣きぼくろ 可愛いひとよ 何故泣くの ・・・・♪

じゅんとネネの「愛するってこわい」(これはかなり古いかぁ?)
天地真理の♪不二屋 メロディ~~~♪なんてぇのも平尾氏の作曲でした。

おっと、同級生、原のたっさぁんにまで「どこまでも愛」なんていう曲を作っとりましたですねぇ

まぁまぁキリはありません。つまりそれだけ歌謡曲にとって偉大な作曲家であったということでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。

「今度、カラオケでなんか歌ってこようかなぁ・・・」
「独りで行きなさい!」

てなことで『料理当番、本日の一品』です。
昨日今日と気温は比較的低いんですけどね、湿気のせいでしょうね、やっぱ蒸し暑い。
こういう日はサッパリとした・・・とはいえ夜にそうめんてぇわけにもいかんし、つまみにならんしね。

そこで、南蛮漬けなんですがね、今回は鰺じゃ無く豚と茄子、プチトマトで作ってみました。揚げた豚の薄切りと茄子、湯むきしたプチトマトに、タマネギ、茗荷、唐辛子(あまり辛くすると食べられないお方がおりますので少々ね)と甘酢でビャ!みたいな(笑)好評でした。

それにキムチ奴

お弁当はこんなんです。

さて、今日の一枚は、ロレツ・アレキサンドリアです。
別に歌謡曲話題だから歌物ってぇ事ではないんですが、しいて言えばインパルスつながり?

ロレツといえば、シカゴ生まれのシカゴ育ち、シカゴの教会歌手の代表格みたいな・・・・(違ってらごめんなさい、なにしろボーカルですから)
彼女の歌声を聴くと魂を感じるのはやはり、教会歌手という経歴にあると私は思います。

とか言いながら、じつは以前紹介した同じインパルスの「THE GREAT」しか私は持ってなかったんですよ、彼女のアルバム。
そんでもって、「THE GREAT」でちょいと恋しちゃいましたね、このアルバムも入手したという経緯です。

雰囲気ありますよねぇこの人、それ以上の感想はご勘弁下さい、得意のボーカルですから
ともかく夕べはロレツの魂を感じながらウイスキーを飲ませていただいたんですけど・・・・
「気持ちエガッタァ」(笑)
(「THE GREAT」同様ウイントン・ケリーもイイ味出しとります。)

MORE OF THE GREAT / LOREZ ALEXANDRIA
1964年録音
LOREZ ALEXANDRIA(vo) WYNTON KELLY(p) PAUL HORN(as) RAY CRAWFORD(g) AL MckIBBON(b) JIMMY COBB(ds) LOUIS HAYES(ds) And Strings

1.BUT BEAUTIFUL
2.LITTLE BOAT
3.DUNCING ON THE CEILING
4.IT MIGHT AS WELL BE SPRING
5.ONCE
6.THE WILDEST GAL IN TOWN
7.ANGEL EYES
8.THIS COULD BE THE START OF SOMETHING BIG
9.NO MORE
10.THAT FAR AWAY LOOK


山百合と我が腹言葉

2017年07月20日 | g-i

山百合の今し開ける白さなれ  中村汀女

昨年は咲かなかった山百合が、今年は見事な花をつけました。

山百合には『純潔』『無垢』『威厳』『荘厳』『人生の楽しみ』てな花言葉があるんだそうで
「ふむふむ、純潔無垢とはまさに私にピッタリの言葉だ。」
「アンタ、一度辞書を引き直したほうがいいよ。」

でもねぇ、私的に、大きくてたしかに威厳のある花だとは思うんですが、あまり好みじゃないんですなぁ。
『花と小父さん』の歌詞じゃないけど、どちらかといえば「小さな花に口づけをしたい」てなタイプなんですねぇ~これが(笑)
つまり
「『純潔』『無垢』はイイけど『威厳』『荘厳』はいらない」
そんな感じ?
だって、『威厳』『荘厳』って何かちょっとイヤミを感じたりしませんか?

「結局はだなぁ、バブはそういった重々しさがあって立派な者とは不釣り合いだと感じる、自分に自信の無い小心者だということだな」
「それを言っちゃぁおしめぇよ」
でありますけど、実際そうなんでしょうな。
「高嶺の花には手を出してもどうしようも無い、自分の目線にかなう花を」
みたいな・・・・・・
私に腹言葉を付けるなら『卑屈』『劣等感』『小心者』まっそんなところでしょうか。

話はコロッと変わりますけど
「我が聖なる日」7月17日から一週間後、これが○-クママの誕生日というのは今年も変わらず(あたりまえか、笑)、来週の火曜日辺りに顔でも出そうかと思っていると
「25日に(キング)ギドラからの誘いがあったんだけど予定ある?」
とのメールが、
おそらくはギドラもゴジラ(ママ)の誕生日を意識しての事だと察し
「モスラもお供させていただきますです。」

先日、○ークで『歳』の話になりましてね。
「ママ、そういえば誕生日が近いけどもういくつになるのっては訊かない・・・・ただ、また歳を取るんだねぇ、ハハハハハハ」
「バブ、アンタ何言っちってくれてんの、歳はね、取るもんじゃ無くて重ねるもんなのよ。分かってないねぇ」
「はぁ」

ゴジラ曰く
『歳』というものは、年々積み重ねてそれがミルフィーユのごとく人間の味わいとなっていくんだそうで、
「だから、もうすぐ歳を取るんじゃ無くて、「歳を重ねてまた一層魅力を増すんだねぇ」って言わなくちゃダメ!」
「はぁ」

腹言葉『卑屈』のバブに言わせていただきますとですね。
「つまり、『歳を取る』というのは後ろ向きで、むしろ『歳を重ねるねて魅力が増す』と前向きに思いたいと・・・・・完全に年寄りの考え方だよね。それに増すのは魅力じゃ無くてずうずうしさだったりして」
・・・とうぜんゴジラの放射能熱線は浴びたくありませんので口にはしませんでしたがね。

もちろん、歳を重ねるごとに旨味の増すミルフィーユでありたいですよね。私みたいに「食べてみたら、スッカスカのパイ生地みたい」てんじゃそりゃ寂しい。

結論、
「山百合の姿に 我が腹言葉を見る」
もしくは
「我が層は パイ生地に似たり スッカスカ」
おそまつ!

さて、今日の一枚は、ポール・ゴンザルベスです。
インパルスのコルトレーンを17日から聴き過ぎた感がありましてね。同じインパルスレーベルのこんなんを選んでみました。
おっと「こんなん」てぇ言い方はありませんね、どうしてもインパルスというとコルトレーンを代表格とする「あんなん」イメージが強い中での「こんなん」という表現です、悪気はありませんしこのアルバムを卑下するつもりなど毛頭無いことをおことわりしておきます。

(当事)流行のジャズ・ロックで始まるこのアルバム。
エリントン楽団で活躍したゴンザルベスが無茶苦茶楽しんでいる一枚のように私は感じます。
もちろん聴いている方も身体が自然と動くような楽しさを感じます。まぁまぁいかにも「エリントン楽団で名を売ったんだ!」的感じがあるっちゃあるけど、それが良い方に作用しているようにも思います。
共演者も気持ちよさそうで、レニーのボーカルがどうかは別にして、トレーン疲れの我が身には良薬でした。

TELL IT THE WAY IT IS / PAUL GONSALVES
1963年9月24日録音
PAUL GONSALVES(ts) RAY NANCE(tp,vln) ROLF ERICSON(tp) JOHNNY HODGES (as) WALTER BISHOP JR.(p) ERNIE SHEPARD(b,vo) OSIE JOHNSON(ds)

1.TELL IT THE WAY IT IS
2.THINGS AIN'T WHAT THEY USED TO BE
3.DUKE'S PLACE
4.IMPULSIVE
5.RAPSCALLION IN RAB'S CANYON
6.BODY AND SOUL


タコ踊りを捧ぐ

2017年07月17日 | a-c

今日は『海の日』、元々は明治天皇が初めて船に乗った日?『海の記念日』が由来だそうですが、現代は、んなこたぁあまり気にしない、「三連休で良かったね」みたいな日です。(笑)


サンケイスポーツより

15日土曜日には、震災から7年目にしてやっと海開きを迎えることになった福島県いわき市の薄磯海水浴場でもにぎやかにその日を迎えたようです。
中学生の頃は、毎日のように自転車で通った海水浴場です。まっ県外からのお客様はともかく、地元のお客さんが楽しく利用してくれるようになれば、私としても嬉しく思います。
長い砂浜、見上げれば塩屋埼灯台、イイ海水浴場です、ぜひ足をお運び下さい。

奇しくも今年の7月第三月曜日『海の日』は17日です。私にとっては特別な日がやってまいりました。

ビリー・ホリデイが亡くなってから58年、石原裕次郎が亡くなってから30年(巷じゃこっちが話題ですがね。)、そして・・・・・・

彼が亡くなった今から50年前、1967年7月17日、その日も月曜日でありました。
「生きていれば90歳かぁ・・・」

「もっと曲を書くつもりだよ、より柔軟で長いプレイが可能な曲、インプロヴィゼーションの余地が広がる曲を。曲自体にメロディがあり、そこからソロへとなだれ込むような曲だ。」
「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD AGAIN !」のライナーノーツで、ナット・ヘントフが、彼がこう語っていたと書き記しております。

「もう少し長生きしていたら・・・・」

たらればは、美人を飲みに誘って「そのうち、ぜひ」の「そのうち」みたいなもんで、絶対に無い話に期待を寄せても意味は無い無駄な考えであります。(ん?喩えが違う?)
彼は、あの日に亡くなり、そしてそこまでに残した曲が、私に多くのメッセージを伝えたからこそ、我が人生において幾度となく助けられる存在になったのだと

毎年この日に思うこと、それは「彼(の音楽)に出会えて、私は幸せであった」それのみであります。

サントリーホワイトは用意しました。セロリはありません。(何故にホワイトとセロリかは、過去ログでお探し下さい。笑)
今晩は何を聴いて『私のヘブン』へとトリップしましょうか?
って、じつは決めています。後期のライブ盤を堪能しようと思っとりますです。

高校時代のバイト先のママが
「まるでオカマのタコ踊りだね。」
と称した彼を聴く私の姿。

「ジョン・コルトレーン、今年も恥ずかしげも無くその姿をあなたに捧げます。」

とりあえず、正気のうちに『料理当番、本日の一品』です。

「暑いくてな~~んも作りたくねぇ」
これが本音でありますが、茄子とアスパラの肉巻き、汗を拭きつつ作りました。

 

サッパリした酢の物と烏賊の煮物です。

お弁当はツインライス弁当です。

さて、今日の一枚は、もちろんトレーン、今晩聴く予定のライブ盤です。
1966年11月に、フィラデルフィアのテンプル大学で行われたコンサートの放送音源、アナログ盤も発売になったのですが残念ながらCD2枚組での所有です。

完全版としてオフィシャル・リリースされたのは3年前でした。「OFFERING」と「MY FAVORITE THINGS」以外は、2010年にFreeFactory盤で世に出ております。
その時、「NAIMA」でトレーンのソロの後にラジオアナウンスが入ってるてんで、
「やっぱラジオだぁ」
なんて、ちょっと話題になったりもしましたね。

ベースがジミー・ギャリソンじゃない、いらぬゲスト(大学生2名のアルト)、楽器の録音バランスが悪い、等々問題も指摘されとりますが、「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD AGAIN !」「イン・ジャパン」以降のライブ盤で、正式録音は残っていないわけで、「THE OLATUNJI CONCERT」同様、私は嬉しい発見だと感謝しています。
特に体調のせいでライブ活動が激減した「イン・ジャパン」以降の音源は貴重なんです、はい。
胸を叩きながら歌う(と言うより雄叫び?)彼の声に何を感じるか?
「それはあなた次第です。」(笑)

OFFERING: LIVE AT TEMPLE UNIVERSITY / JOHN COLTRANE
1966年11月11日録音
JOHN COLTRANE(ss,ts,fl,vo) PHAROAH SANDERS(ts, piccolo) ALICE COLTRANE(p) SONNY JOHNSON(b) RASHID ALI(ds)
Additional musicians: Arnold Joyner[D1-2], Steve Knoblauch[D2-3](as) Umar Ali, Robert Kenyatta, Chales Browwn(per)

Disc 1
1.NAIMA
2.CRESCENT

Disc 2
1.LEO
2.OFFERING
3.MY FAVORITE THINGS


あいあいあいラブ あいあいあいラブ ミコ?

2017年07月14日 | s-u

まず本日は劉暁波氏のご冥福を、そしてゲリラ豪雨に肝を冷やしている皆様にお見舞いを申し上げます。

先日飲みに出かける途中で久しぶりにサザンを聴いていると
 ♪ あれは20年前のこと ミエコという名でデビュー
  振り絞るよな歌い方で かなり振る舞いも派手なひと
  人形の家に住まう前は ジャパニーズ ダイアナ・ロス・・・♪
たしか『綺麗』かなんかのアルバムに収録されていた「MICO」でありますね。

「うんうん、この歌にもちょっとした思い出があるんだなぁ、これが」
「えっ?それってまた長くなる?」

ハイハイ、その思い出話は別として、この「MICO」はご存じ弘田三枝子を歌ったもんでありました。

ところで、みなさんはご存じでしょうかねぇ、秋吉敏子はまぁ別格として、じつは弘田三枝子は、かのシャープ・アンド・フラッツよりも二年も前にニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演していたのですよ。
当事、弘田三枝子は19歳、ニューポートの大舞台でビリー・テイラー・トリオをバックに堂々と歌い上げたのでありました。
その時のライブ音源を収録したのが・・・って、これは無いんですがね。「MIKO IN NEW YORK」という同年・同メンバーによるアルバムがあるんでございます。

私は残念ながらこのアルバムを持ってはおりません。が、
昔ね、録音した記憶があるんですわ。
ということはレイの「整理を途中であきらめている音源」に残ってるんじゃなかろうかと・・・・

 ♪ レナウ~ンレナウンレナウンレナウン娘が オシャレでシックなレナウン娘が わんさかわんさ わんさかわんさ イェーイイェーイイェィイェィー・・・♪

なんと「レナウン娘」の後にしっかり録音してありました。

MIKO IN NEW YORK
1965年録音
弘田三枝子(vo) BILLY TAYLOR(p) BEN TUCKER(b) GRADY TATE(ds)

1.ライト・ヒア・ライト・ナウ
2.サニー
3.レイジィ・ラヴィン
4.ランブリン・ローヴァー
5.アイム・カミン・ホーム・ベイビー
6.アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー
7.ザ・メッセージ
8.フライング・ホーム

「あれは20年前」いやいやそこまでは前じゃ無いと思いますが、聴き直しました。
お付き合いしているビリー・テイラーのトリオは、以前紹介した「I WISH I KNEW HOW IT WOULD FEEL TO BE FREE」のメンバーでありますが、バードランドの専属ピアニストを経て、ラジオやテレビで活躍していた時期と考えると、お付き合いにも納得がいったりして

最後に「夢見るシャンソン人形」がおまけで入っていました、誰がこういう録音をするんですかねぇ
「アンタだよ」(笑)

さても、その時のアメリカでの評価はというと、ボーカル部門でイイ感じまでいったりもしたんですがね、結局はジャパニーズ・ポップシンガーというとらえ方をされたようでございます。
じっさい、間違いではありません・・・・

たしかに、「フライング・ホーム」や「アイム・カミン・ホーム・ベイビー」(途中「♪さくらさくら」をベン・タッカーが織り込んだりしておりますけど)のスキャットなんかを聴くと、涌いて出る艶って言いますかねぇそういうもんが無いようには感じます。
「ランブリン・ローヴァー」あたりのほうがいかにもMIKO?そう思ったりもします。
そしてもう一つ、「現代若者の英語の発音がいかによろしいことか」と気付いてしまう、英語が大得意な私でも分かるほどです。(笑)

そんな話を振ってはいけないお人に思わず・・・あの美空ひばりジャズバージョンを私に押しつけた、失礼、お貸しいただいたお方であります。
「ああ、「MIKO IN NEW YORK」ねぇ持ってる持ってる、ん~~ほんじゃまぁこれ持ってけば」
「ほらほらほらほら、この人また何か持ち出してきたよぉ、やっかいだよぉ」

べつに借りなくてもイイんですがね、むげにお断りするのも・・・

「弘田三枝子・せれくしょん~ジャズ・ヒッツ」
もう完全に「人形の家」にお住まい以降の2枚組、最後には「BALLADE OF DOLL'S HOUS(英語版人形の家ね)が入ってたりして

まぁまぁ、聴きましたけど・・・・
「人形の家」にお住まいになってからの彼女は、艶と言うより、エロと言いましょうか、そんなもんが湧き出てるって言うか、若い頃の「行っちゃうよ!」的感じの方がストレートでエエんじゃなかろか?
私はやっぱり人形の家に住まう前がエエかなぁ(笑)
若々しく、ポップでパンチのあるジャパニーズ・ポップシンガー弘田三枝子を、桑田同様私も押します。

さて、てなわけで今日の一枚は、ビリー・テイラーです。
結局テイラーは「ジャズとクラシックの融合」へと向かうわけですが、弘田三枝子にお付き合いするさらに11年前のタウンホールでのライブ盤です。

いつ聴いてもテイラーはやはり優等生ですねぇ、これを嫌う人も多いんですよね。
でも素直に聴けば落ち着きがあって隙が無いエエピアノだと思いますよ。(って、偉そうな!)
夕べはこれをBGMにロックグラスを鳴らしてみました。

BILLY TAYLOR TRIO AT TOWN HALL
1954年12月17日録音
BILLY TAYLOR(p) EARL MAY(b) PERCY BRICE(ds)

1.SWEET GEORGIA BROWN
2.THEODORA
3.A FOGGY DAY
4.HOW HIGH THE MOON
5.I'LL REMEMBER APRIL


ホットはバブのわがままの一つ

2017年07月10日 | d-f

梅雨はどこへ行ったやら、毎日晴天が続き、気温もどんどん上がっとります。暑いです・・・・

毎週土曜日は昼からMさんのお店を手伝っていますが、恒例なのは「まずは珈琲」であります。
仕事に入る前に一般のお客様に混じりカウンターに100円硬貨を一枚出すと、「勝手知ったるアルバイト」黙って珈琲用の紙コップを差し出してくれます。

ところが、こう暑くなると
「エッ!ホットでイイんですか?!」
「オレは夏でもホット、珈琲はホット」
人が変わるたびにの説明が面倒です。(笑)

皆さんはいかがでしょうかねぇ、暑い日はやっぱりアイスですか?
いやね、私だってアイスコーヒーを全く飲まないわけじゃないんですよ。出先で出されれば飲みますし、自宅でだってたまには飲みもします。
それでも比率はホット9アイス1くらいですかね、ほぼホットが主流です。
冷たいのを飲もうと思えば麦茶がありますしね。(笑)

冷や酒は夏でも、いや年中常温。寝る時にパジャマなんてぇもんは身体に纏わり付くようで冬でも絶対に着ない。真夏でも湯船に浸かりたい。これは以前も触れましたが朝食はご飯に味噌汁。美味いだろうとは思うけどツナマヨのおにぎりは食べない。生ビールより瓶ビール。・・・・ets.ets.
なんと面倒なヤカラでありましょうか。

そんなこんなを考えると主婦の方々というのは凄いと感じてしまいます。
だってア~タ
毎週料理当番のメニューを考えるだけでも、やれ「これは誰それが嫌いだし、これを作っても喰わないだろうなぁ」なんて忖度して(笑)一通り悩んだりするのにそれが毎日でしょ、
食ばかりで無く、旦那は自分勝手なこだわりを嫁さんに押しつけるしね。

でもね、ここで一つ大人になってもらいたい。
旦那がわがまま言うのは嫁に甘えているわけで・・・・
「だって、うちの旦那はね、独身時代は私のわがままを全部きいてくれたのに、今は・・・・」
「チッチッチッチ、今でも旦那は外っ面おんなじようなもんだと思いますよ。嫁さん以外の女性にはめっぽう優しくて、マメでよく気が付く? 演技演技、家に帰ってまでおんなじだったら嫁さんも外の女性もおんなじってぇことでしょ、嫁は他の女性とは違うんだから、唯一本心の愛情表現を出来る相手なんよ」
って、まぁこれは旦那の一方的な言い分ですがね。

婚約発表が水害で遅れてしまった眞子さんじゃないけど、皇室なんか見ると、家で夫婦二人っきりになってもあの外っ面を続けていたとしたら、私ゃ心から尊敬しますねぇ、でも、んなこたぁ無い、無理に決まってるでしょうが。(笑)

だからね、ほどほどに旦那に甘えさせてやって下さいな、もちろん旦那にも甘えてみて下さいよ。
「って、アンタには絶対に言われたくない話だけどね。」
「えへ?そう、そうだよね。いいから!珈琲ちょうだい、ホットでね。」

てなことで、いちおう悩んだ『料理当番、本日の一品』です。

まずは三種のチヂミ、海鮮とチーズ、それにキムチ納豆。

 

「チヂミじゃ飯は食えん」との反応を見越してぇのカツ煮です。シジミ味噌汁はチヂミにかけたシャレじゃございませんので誤解無きよう。

お弁当はこんなもんで

さて、今日の一枚は、昨日ゴードンとっさぁんの後に聴いたカーティス・フラーです。
サボイ4部作の最終盤ですが、録音日、パーソナルに関して若干眉唾的要素があります。本当のところ何が正解かはグレーでありますが、ことパーソナルに関しては「自分の耳を信じて聴き分けてみる」楽しみはあります。(とりあえず、これが正しいとされる録音日、パーソナルを記しました。)
例えばトランペット、
「「NEW DATE」はモーガンじゃ無い」これは分かりやすい?
「いや、不調のモーガンだと思うとそうとも?????いやいや、他の演奏がこれで一曲だけ不調はありえんでしょ」
ほら楽しいでしょ(「そうかぁ?」笑

いやいやそれ以前にやはり内容ですよ。
この4部作のフラー、その充実ぶりは文句の言いようもありません。そんでもってモーガンもエエ、マッコイは若いけど・・・ユセフは外様感がありますけどね(笑)

とりあえずA面押しです。

IMAGES OF CURTIS FULLER / CURTIS FULLER
1960年6月6, 7日録音
CURTIS FULLER(tb) YUSEF LATEEF(ts,fl) McCOY TYNER(p)
 LEE MORGAN[1-4], WILBUR HADEN[5](tp) MILT HINTON[1-4], JIMMY GARRISON(b) BOBBY DONALDSON[1-4], CLIFFORD JARVIS[5](ds)

1.ACCIDENT
2.DARRYL'S MINOR
3.BE BACK TA-RECKLA
4.JUDYFUL
5.NEW DATE


オヤジは若者との交流を願っとります

2017年07月09日 | g-i

九州での豪雨、大変なことになっとりますねぇ、被災者の皆さんのお気持ちは、本当のところ私なんぞには計り知れないものだと理解しております。
あの大震災の日も、地震だけを被災した者、津波の被害をも受けた者、原発被害を受けた者、それぞれ・・・いや、被災者個々によってその気持ちは違うし、映像だけで本当の惨事を感じる事など不可能ですしね。
ただただ、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに今後さらなる被害の拡大が無いよう、そして一日でも早い復旧を祈っています。

先日何気にネットニュースを覗いておりますと
ソニー・ミュージックエンタテインメントがレコード生産を復活するとのニュースが。
若者の間ではじんわりとレコード人気が高まっているとウワサは耳にしておりましたが、「一時的なものだろう」と高を括っていました。
それでも大手が生産開始となればこれは一時的なものでも無いんでしょうかねぇ?
それからするってぇと、先日もやっていた「レコードからパソコンへの取り込み」というのは「時代遅れのとんちんかん」ということになるやもしれません。
若い世代のこの傾向は、「普段用はネット配信で手に入れ、家でじっくり聴くのにはレコードを購入する。」みたいな感じなんでしょうか?それともDJ用?

レコードを買い、CDで買い換え、さらに未発表テイク追加CDを買い、さらにさらにもっと未発表乗っけちゃいましたCDを買い、
「なんでおんなじアルバムを何枚も持ってんだ?」
なんて思ってると、アップルミュージックやらプライムミュージックやらを使えばその全てを聴くことが出来る、
「そんな時代にレコードって・・・・・」
そう思うでしょ普通はね。
なにしろレコードのA面B面に入る曲の長さはCDの比じゃ無いし、ネット配信なら自分が持っているメモリー量だけの問題になるでしょ
音質だってそうですよ、私は未だ試聴もしておりませんが『ハイレゾ』なるもんがあるっしょ



週刊文春の7月13日号の表紙は「SOL MONK」でした。
モンクのソロが大好物の私は、
これなんかまさにレコードを含め計4枚仕入れました。(笑)

と、まるでレコードを完全否定しているように語っとりますが、
「なにぃ~~!オレほどレコードが一番だと思っているヤツァいませんぜ!」
まぁまぁ、そこまでは言い切れませんけど、私のレコード好きは、このログを見れば少しはおわかりいただいているはずです。
そこからしますてぇと、あのレコード針が見つからないという闇の時代が去ったのであるなら、私としても歓迎ではありますけどね。

今やCD時代も過去の遺物になりつつありますが、最初CDが出回った頃、まるでレコード盤のごとくCD盤を持ち
「CDクリーナーみたいなもんはあるんかいな」
なんて、レコード盤並の扱いをした覚えがあります。
ところが、ある日、若者(まっバカ者でありましたが、笑)のアパートに遊びに行った時のこと、CD盤がそのまま何枚も放置されていて
「オイオイこんなことしといたら、曲がるし傷が入って針飛びするぞ」
なんてね。(笑)
それが今やCDすらゴミと化す危険性が迫っとります。

レコード盤の復活は「アナログ回帰」「ジャケットの楽しみ」という観点であり得ても、本当に難しくなるのはCDの存在かもしれませんよね。
我が莫大な(まっ言うほどではありませんけどね。)CD・・・・・
「けっこう金かけたんだけどなぁ」(笑)

ともあれ、レコード盤の取り扱いは「データ一発消去」の若者にはちょっくら難しいところもあります。
そんな時はお近くの昭和オヤジにぜひご相談いただきたい

「オヤジは若者との交流を願っとりますよ。」

さて、今日の一枚は、ゴードンとっさぁんです。

間近に迫ったトレーンの命日、ゴードンとっさぁんはトレーンやセシル・テイラー、アーチ-・シェップにアメリカを追われたと言う方もおりますが、当事ヨーロッパには、アメリカより自由にジャズを奏でる環境があったからという説を私は信じたいわけであります。(笑)

とにもかくにも、このアルバムでのゴードンとっさぁんは、じつに気持ちよさそうにテナーを吹きまくっとります。
あわせて、ドリューもエエし、ベデルセン、アルバートもそりゃもう気持ちイイ

今日みたいに暑い日に、ちょっと大きめの音で聴くと、汗はさらに吹き出るものの爽快ささえ感じます。
「うん、久々にイイ選択であった。」(笑)

THE APARTMENT / DEXTER GORDON
1974年9月8日録音
DEXTER GORDON(ts) KENNY DREW(p) NIELS-HENNING φRSTED PEDERSEN(b) ALBERT HEATH(ds)

1.THE APARTMENT
2.WEE-DOT
3.OLD FOLKS
4.STROLLIN'
5.CANDELELIGHT LADY
6.STABLEMATES
7.ANTABUS

追伸、
暇こいてブログなんぞを更新している間に、いつも蕎麦を送ってくれる従姉妹のいる檜枝岐に「記録的短時間大雨情報」が出たようです。何事も無ければ良いのですが・・・・


迷惑は・・・・やっぱりかけてるか

2017年07月05日 | j-l

台風に春雨前線、島根に大雨特別警報まで出て、まぁ梅雨の末期によくある『イタチの最後っ屁』みたいなもんなんですかねぇ?
でもなんだか最近は毎年何処かでこんな事が、いや災害が起きているような気がして、
「温暖化かぁ・・・・」
と、私でも思うところです。
この辺りはといえば、昨日一日ジトジト雨が続いてはいましたが、おかげさまで台風の影響も少なく、今朝は青空が広がっています。

そんな雨の昨日、私はお休みでしてね。天候に苦労されている皆様には誠に申し訳ないんですけどインドア派の私にとってこの上ない休養日となりました。

PCに溜まった写真の整理をしてみたり、まだデジタル化していなかったレコードを取り込んでみたり、読み直そうと思っていた本を読んだり・・・・

昼には「暑い暑い」と家人の目を盗みビールまで飲んじゃったりして
「やっぱ夏はこれだいね、昼間の酒はエエ!」

ウトウトッと30分ほど昼寝をかまし、間近に迫った我が神トレーン(笑)の『儀式の日』を迎える予行演習とばかりに彼の音に酔い、何を思ったか突然映画「ベニー・グッドマン物語」を見たりしてね。

 
天麩羅鍋を手に入れてから揚げ物づいてますかねぇ
フライドチキンと、冷やしトマトは私だけ粗塩にオリーブオイルで

さらには、最近益々好きになりかけている夕飯作り、これをつまみに飲み直す、
ベタベタの身体を湯船で流し、扇風機の真ん前に陣取りビールで喉を潤すと、ウイスキーのボトルを手にして部屋へと移動、後は野となれ山となれ・・・・・
一日が終わりました。(笑)

「バブ、北朝鮮はICBMを発射し、厳粛厳粛の防衛大臣がこれに向かい合い、説明を尽くすという総理大臣は逃げ回る、そんな時にお前はそんなくだらん一日を過ごしてイイんかい!?」

「イイんです。何故なら、私がそんな一日を過ごしても誰に影響を与えるわけでも無く、迷惑をかけるわけでも無い(キッパリ)。いつ無くなるか分からない平和な時を満喫して何が悪い!」

「いえ、あなたは十分迷惑をかけています(これもキッパリ)!」(家人)

「すんません。」

 さて、今日の一枚は、フューバート・ロウズです。
夕べのウイスキーのアテでありますが、ふと振り返ると我がログにはロウズの出番が少ないことに気付きました。
どうしてか?それは一言「フュージョン」という単語に固い頭が拒否感を示した結果だと思います。

このアルバムとて
「ロウズとコリア?ヘェ~~」
てな事を最初感じたに違いないのです。(覚えてませんが。笑)偏見とはそういうものです。

しかし聴いてみると、ピッコロはともかくロウズのフルートは魅力的ですし、コリアのピアノがまた良かったりして
けっこう夕べはノリノリでウイスキーを飲んどりました。
もちろん「フュージョン」のイメージからはかけ離れた演奏であることもありますけどね。

THE LAWS OF JAZZ / HUBERT LAWS
1964年4月2,22日録音
HUBERT LAWS(fl,piccolo) CHICK COREA(p) RICHARD DAVIS(b) BOBBY THOMAS[1,3,6], JIMMY COBB[2,4,5,7](ds)

1.MISS THING
2.ALL SOUL
3.BLACK EYED PEAS AND RICE
4.BESSIE'S BLUES
5.AND DON'T YOU FORGET IT
6.BIMBE BLUE
7.CAPERS

追伸、

夕べ調子に乗ってロウズの「FAMILY」も聴きましたが(レコード、CDは持ってません。レイのMD落としです。)、
「これはやっぱりジャズじゃなかろ?」
まだまだ頭が固いんでしょうか?(笑)


私は日々歳を取っています。

2017年07月03日 | g-i

今朝は「都議会選での自民大惨敗」と「藤井四段ついに敗れる」のニュースで持ちきりでありました。藤井四段の連勝が止まったのはちと残念ですが、まだ若いんですからね「順風満帆」が良い結果を生むという結果をあまり知らない中年オヤジに言わせれば「さらに前に進むには、負けもまた必要」んな感じですかね。

それより、昨日はほんと蒸し暑くて気分が悪い一日でした。
今日とて、梅雨空が広がりあまり気分のよろしくない天気なんですけとね。
こんな日は、ホッコリとした映像を見るのもエエかもしれません。
もちろん仕事中に見ることは出来ませんが。

 

最近のちょっとしたマイブームが、秋田県の魅力をPRする映像作品「True North,Akita」を見ることです。
今は第三弾まで公開されてるんでしょうか?
ともかく、現代の映像なんだけど何とも言えない懐かしさというか・・・・子供達の目がキラキラと輝いていて・・・・
「オヤジは泣いちゃうよ」
って(笑)

 ♪ 忘れかけてた恋しい景色 小さな手を握りしめて 行こう帰ろう ・・・♪

そんでもって、青谷明日香さんが歌うテーマ曲「帰っておいで」が、何ともその映像にマッチしていて、これまたエエんですねぇ

思わず手に入れてしまいました。(笑)

このアルバムの中に「意味」という曲がありましてね
いまだ頻繁に写真を送ってくる母の初曾孫の可愛さ、Mさんのお店に来るめんこい赤ちゃん・・・・そんなんを見ていると
「子に過ぎたる宝なし」
と思うし、それをしみじみと歌った曲なんであります。

 ♪ でも あなたの声を聞けること
     ただそれだけで それだけで 十分だと思った
     何者かにならなくたって
     ただそれだけが それだけが 私の生きる意味 ・・・・♪

夕べは、しばしJAZZを忘れ、そんな映像を見ながら、アルバムを聴きながら、何処か涙目で日本酒をあおっておりました。
「オヤジは、日々確実に歳を取っとります!」 

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

まずは、鱈のカレー風味フリッターです。
作り方はいたって簡単、塩をした生の鱈にカレー粉をみっちりまぶして、衣を付けて揚げただけです。
特製タルタルでいただきますてぇと
「うん、いける」
と、自画自賛

もう一品は、枝豆いり鶏のつくねです。蒸し暑かったので大根おろしとポン酢でいただきました。これは母に好評でありました。

お弁当はこんなもんです。

さて、今日の一枚は、ジョー・ゴードンです。
ダウンビート誌上でブラウニーと新人王を争ったゴードン、ブラウニーの死後もっとバーンと世に出てもおかしくなかったんでありますが、おそらくリーダー・アルバムは、以前紹介した「LOOKIN' GOOD !」と今日のこの一枚だけじゃないでしょうか?
世の中「何事二番に沈む」てぇことは多いんでありますが、新人王だけでなく、そもそも同じレコード会社でやはりブラウニーにはちょっと劣り、さらにゴードンも35歳という若さでこの世を去ったもののブラウニーのそれにはかなわない(死を比べるもんじゃありませんが)

だけどね、「銀メダルのどこが悪い!」
悪かぁ無いんですよこのお方のいかにもハード・バッパーというラッパ
もう少し前に出てきて良かったトランペッターだと私は思っとります。

INTRODUCING JOE GORDON / JOE GORDON
1955年9月3,8日録音
JOE GORDON(tp) CHARLIE ROUSE(ts) JUNIOR MANCE(p) JIMMY SCHENCK(b) ART BLAKEY(ds)

1.TOLL BRIDGE
2.LADY BOB
3.GRASSHOPPER
4.FLASH GORDON
5.BOUS BIER
6.XOCHIMILCO