今日は『土用の丑の日』、先日送っていただいた鰻をば・・・・あはは、「あまり好きじゃない」のもあって、一匹はそのままいただいたものの、後は他人にやったり、この前の『珈琲屋さんで飲もう会』に出しちゃったりで、肝心な今日は鰻の『う』の字も無いという、まっ私らしい落ちであります。
それにしても、暑いですねぇ、鰻云々言う前に糸引き納豆にでもなってしまいそうです。事実私なんぞは体調を崩してます、こういうときはしいろんなところにガタが生じるもの、みなさんも熱中症なんぞにならぬようおきおつけください。
そんな暑い中、もっぱらの話題はやはりオリンピックでありましょうか。開会式を前に『ナデシコ』も『サムライ』も大いに頑張っておりますよねぇ、
「よがったなぁ男子も勝てて、ナデシコナデシコばっかじゃかわいそうだったぁ」
とは、母の弁でありますが、とにもかくにもスペインに勝利したのは大きい。
まっ、オリンピックの代表選手に選ばれた彼らは勝ち負けに関係なく一流アスリートなわけで、我々のような凡人が過度な期待をすること自体分相応というもの、ただただ悔いのない時間を過ごしてほしいと願うばかりです。
一流のアスリートは「1%の才能と99%の努力から成る」なんてぇことを申しますが、「その、1%の才能こそが、99%の努力を支えるのであって、ベルモット抜きのドライマティーニがありえないように、ほんの微かな才能の香りすら見いだせなかったなら、努力のきっかけもまた得られないではないか。1%が重要なのだ。」とおっしゃったのは杉浦日向子でした。たしかにごもっともだと私も思います。
その1%を努力で開花させたオリンピック日本代表選手、そりゃまぁ素晴らしいじゃござんせんか。
先日、「栃木県の女子バレーボール部で、顧問の男性教諭が生徒に「グラウンドを100周走れ」と命じて走らせ、生徒5人が熱中症の症状を訴えて病院で手当てを受けていた。」てなニュースがありましたよね。その後その教諭は顧問を降ろされたそうでありますが・・・・・
我々世代のスポーツのイメージってぇと、「汗と涙にまみれ、猛特訓を乗り越えながら苦境にくじけず、根性と努力で栄光をつかみ取る」簡単に言っちゃえば『スポ根もの』みたいなのがカッコイイというか、「スポーツってぇものはそうしないと強くなれない」みたいな感覚がありますよね。
だからかもしれませんけど、その男性教諭にはほんの少し同情したりして・・・・いやいや、何事行き過ぎはいけません。
でもね、考えてみりゃオリンピック日本代表選手なんかは、「根性云々」「やり過ぎ云々」てな事を、大なり小なり乗り越えてきた事も確かなんでしょうね。
もちろん、昔と違うのは、それが精神論ではなく科学に基づいた肉体的鍛錬なのかもしれませんけど、でもねぇ、「健康に良い適度な運動」では無いわけで、それって体そのものにはけして良いとも思えなかったりして・・・・・
えっ?「運動を捨てたメタボ親父に言う資格なし」ですか?そりゃわかってますって、ただね、「それほどまでに体を痛めつけて作り上げた技、そりゃもう勝ち負けに関係なく喝采を贈りましょうよ」っちゅう話ですよ。
ともかく、この暑い中、オリンピック選手の活躍に一喜一憂して、さらに暑くなる。
「いやはやビール代がかさむで、こりゃ」
私って幸せなメタボ親父ですね。
さて、今日の一枚は、スタンリー・タレンタインです。
え~~~このアルバムが、良いか悪いかは別として、「GIBRALTAR」に我が思い出がギュッと詰まっているのであります。それは私が高校時代にアルバイトをしていたジャズ喫茶、かの名前がこれであったからです。
といっても、はたしてこのアルバムからその名を取ったのかどうかは不明で、この店を立ち上げたSクロウさんにでも訊かないとわからないのですけどね。
いずれにしてもアルバムとしては、私は同じCTIなら、前年に出た「SUGAR」を聴く方がだんぜん回数は多いんでありますが、ときどきそのお店を思い出しながら、しかも「GIBRALTAR」だけを聴くという、ある意味申し訳のない一枚になっています。
ところがね、この前、車の中で、ランダム選曲(iPod)で偶然「GIBRALTAR」が流れてきたのです。(もちろん自分で入れていたから流れるんですが、ランダム以外では選曲していなかったということです。)
すると、なんということでしょう(ビフォアアフター風。笑)
なかなか車内で聴くにはエエじゃござんせんか。以来車中では選曲回数が増えたのでありましたとさ。
SALT SONG / STANLEY TURRENTINE
1971年7月7, 13日録音
STANLEY TURRENTINE(ts) JULIUS BRAND, PAUL GERSHMAN, JULIUS HELD LEOKAHN, HARRY KATZMAN, JOE MALIN(vin) HAROLD COLETTA(vla) CHARLES McCRACKEN, ALAN SHULMAN(cello) EUMIR DEODATO, HORACE PARLAN, RICHARD TEE(p,elp,org) ERIC GALE(elg) RON CARTER(b) BILLY COBHAM(ds) AIRTO MOREIRA(ds,per) MARGARET BRANCH, BRENDA BRYANT, PATSY SMITH(vo)
1.GIBRALTAR
2.I TOLD JESUS
3.SALT SONG
4.I HAVEN'T GOT ANYTHING BETTER TO DO
5.STORM