JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

いただきました!永久欠番!

2015年11月17日 | g-i

今日、待望(?)のマイナンバー通知書が手元に・・・・
憧れの王・長嶋の背番号でも五郎丸の背番号でもありませんでした。(背番号に12桁は無いし)

通知を見てふと思い出したのは、何年か(ごめんなさい何十年かです。)前に、初めてポケベルを持たされた日の事です。
もちろん会社の物を持たされたのですが、当事はまだ普及率も低く、なんだか新しいオモチャを手にしたような高揚感があったように覚えています。
しかし、いつの間にかそれは、我がプライベートをも侵食し、常に会社に管理され続けているという一種強迫観念をもたらす道具であったことに気付くのでありますが、時遅し、携帯が普及した現代ではそれすらも感じないまま多くの者にプライバシーは侵食され続けています。
電車内でポケベルが鳴ると、周りにいるスーツ姿の人達が全員でポケットを押さえるという『ポケベル恐怖症』、あの異様な光景は、社会現象にもなりましたっけねぇ


いくら大きくしても私の背番号は見えませんよ。裏面ですから(笑)

「あ~あ、ついに国に完全管理される時代が来たのかなぁ・・・」

こうして我がマイナンバーを目の当たりにすると、そんなことを感じずにはいられないのは、私の極端な被害妄想なんでしょうか?

これほど個人情報の重要性を強調する社会で、個人の意思にかかわらず国だけがそれを把握できる・・・・それって、エエんでしょうかねぇ?
まぁまぁ、今さら言ってもしかたのない事、このナンバーが今後どのように活用されていくのか注視するしかありません。

ところで、みなさんはマイナンバーカードを作られますか?
あの小さなITチップに、それこそ膨大な個人情報が詰め込めるカード・・・・
持つべきなんでしょうか?持つべきじゃ無いのでしょうか?

住基カードで一度失敗している国家権力(過激な言い方ですかね)が、このマイナンバー制に失敗するようなことがあれば、生まれたときにチップを何処か体の一部に埋め込むみたいな、昔読んだSF小説的施策をとったりするまで行くんでしょうか?

と、またまた我が被害妄想は燃え上がるのであります。

ところで、マイナンバーカードが普及すれば、住基カード(私は持っていませんが)はもとより、タスポ(これも持ってません。)も保険証も年金手帳も印鑑登録手帳もキャッシュカードもクレジットカードもいずれ無くなるんでしょうか?
特に女性がアホみたいにため込んでいるポイントカードも?

でも、そんなもん全部集約したカードなんて、おいそれと持ち歩けませんやねぇ
今でもキャッシュカード一つ再発行するんだってけっこう手間ですよ、再発行するまで全てが利用不可能になったりしたら、そりゃ大変じゃないですか。
それに、ITチップなんて、どんなにセキュリティーをかけても中身を見られちゃうなんてぇこたぁ簡単にできる頭のよろしい方がいっぱいいるんでしょ。
ますますおいそれと持ち歩けない。
だけど、それが無いと何も出来ない・・・・
「えっ?それって便利なの?不便なの?」
ってね。

まっ、カード申請はもうしばらく熟慮して決めたいと思っています。(どっかのお偉い方の答弁みたい。笑)

ともかく、今日受け取った紙切れの最上部に書かれた12桁の番号で、私は権力(あえてそう言わせていただきますが)の管理下に置かれた日本国民となったのであります。

「これが、私が孤独死しない保証番号ならイイのになぁ・・・・」

さて、今日の一枚は、アル・グレイです。
夜をテーマに作られたアルバムですけど、どこぞのでかい会場で華やかなパーティーでもしている夜なんでしょうか?
私はもう少ししっとりとした落ち着きある夜の方が好きなんですけどねぇ

ともかく、これだけのバックがいつつも「アルはそこにアル」みたいな一枚だと思います。
正直、個人的には「大好き!」とは言えない一枚ですかねぇ、あまり深く考えずに聴くのが一番かもしれません。

ただ、ジャケは良いでしょ?
「勢いでジャケ買いした」
てな一枚でもあります。

NIGHT SONG / AL GREY
1962年11月1日録音
AL GREY(tb) BILLY MITCHELL(ts) DAVE BURNS(tp) BOBBY HUTCHERSON(vib) EARL WASHINGTON(p) HERMAN WRIGHT(b) OTIS FINCH(ds) PHIL THOMAS(conga)

1.BLUES IN THE NIGHT
2.STELLA BY STARLIGHT
3.THE WAY YOU LOOK TONIGHT
4.THROUGH FOR THE NIGHT
5.STARDUST / NIGHT AND DAY
6.LAUGHING TONIGHT


藪を突けば蛇も出る

2015年10月22日 | g-i

秋も日に日に深まってまいりました。
紅葉もイイ感じで進んでおるのでしょうが見物に出かける余裕は未だありません。というか、81歳の疑惑は晴れたとは言え、けして若くは無い私には自身の晩秋を思うばかりで現実の深まる秋を楽しむ気分が起きないということかもしれません。(笑)

そうそう、先週「ましゃショックから体調不良」との情報が入っていた○ークママに、火曜日についついメールなどしてしまいまして
「今日は(店)開けるよ、来るんでしょ」
「いやいや、ほんのちょっとだけ心配だったもんでね。」
「だから、来るんでしょ、待ってるから」
「ハイ」
これを『やぶ蛇』と申します。(笑)

「ママ、ところで体は大丈夫なの?」
「ええ?まぁねぇ・・・でもビールを飲んでないのよ、先週から」
『ビール命』のママが、一週間ビール断ちをするとは、
「そんなに調子悪かったんだぁ・・ところで今飲んでるのは?」
「あぁ、焼酎のお湯割り」
「・・・・・・ママ、更年期だよそれ」
「みんなと同じ事を言わない!」
「ハイ」(ここもこれ以上突くと蛇が出ます。笑)
まっ、そんな年回りになってきてるんですよ、私もアンタも(笑)

二回連続で歳の話じゃ暗くなるばかりですね、止めましょ。

秋と言えば、やはり「実りの秋」「食欲の秋」でありますねぇ。(この話題も多いけど)
先日、叔母からそれを察したように『新米』が届きました。しかもこれまた秋の味覚『栗』とともに

嬉しいじゃござんせんか、早々に炊いてみました。

色つや香りに粘り、ねぇ
「やっぱ日本人は米っしょ」
この至福は他に比べるものがありませんなぁ
いつもは一杯しかいただかないのに、おかわりまでして
「米は別腹よ」(そんな言葉は無い!)

 新米に日本の心香りけり

なんちゃってね。

さて、今日の一枚は、 テリー・ギブスです。

ウエスト・コーストのレーベルで『モード』というと、その独特なジャケットで印象が残ります。まぁ30枚程度のアルバムしか出してませんけどね。
ともかく、油絵っぽい肖像画か、このS.J誌の★マークを思い起こさせるメガネのオッサンか、ジャケを見ただけで『モード』だと分かるところがある意味凄い。

特にメガネのオッサンのジャケは「その中身よりジャケデザインだけで、そろえてみたい」てな、マニア心をくすぐる魅力があるように私は思います。

ただねぇ、中身がどうかってぇはなしになると、どうにも『モード』というレーベルは「いかがなものか」みたいなところがあるんですよねぇ。
いや、演奏者が悪いという話では無く、1,2年で潰れてしまったレーベルですから、何とは言わず潰れるなりの理由があったわけで
「酒好きと言うだけで飲み屋を開いても商売にはならん」ということでありますよ。

そんなこんなを踏まえた上で、このアルバムを聴くと随所に突き所はありますが、蛇が出ても困るのでよしましょう。
何気にバックに流しているジャズとしては、私はそこそこエエんではないかと思っています。

ちなみに、バイブ(ビブラフォン)とマリンバとシロフォンの違いについては、音を聴くと確実に違いが分かるはずですが、詳しくは各自調べるように。(笑)

A JAZZ BAND BALL / TERRY GIBBS
1957年9月録音
TERRY GIBBS(vib,marimba) VICTOR FELDMAN(vib,xylophone) LARRY BUNKER(vib,xylophone) LOW LEVY(p) MAX BENNETT(b) MEL LEWIS(ds)

1.THE DIPSY DOODLE
2.WHERE OR WHEN
3.I'M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU
4.HOLLYWOOD BLUES
5.TANGERINE
6.JUST FRIENDS
7.SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
8.MEMORIES OF YOU
9.BROADWAY
10.ALLEN'S ALLE


たちの悪い『かっぱえびせん』

2015年08月27日 | g-i

一気に秋がやってきました。あのくそ暑さは本当にもう戻ってこないんでしょうねぇ?
んでもって、それに合わせて?それとも月曜日の大掃除(Mさんのお店のね)が効いたのか?一昨日昨日とそりゃもう体調が良過ぎて(笑)、仕事にもなりゃしない。
しばしの自重が必要なのでしょうか?
まぁまぁ、一夜明けた今日はそこそこの体調で、こうしてPCも開いておりますけどね。

はてさて、今日8月27日は、「1910年、トーマス・アルバ・エジソンが世界初の音と映像の同時収録を実現した日」なんだそうであります。

思えば、現在映像と音が同時に観られることに何の凄さも感じておりませんが、初めて実現してまだ100年少々しか経っていないということで、いかにエジソンでも手に持てる小さな箱が何の違和感も無しにそれを実現している姿は、想像しなかっでありましょうねぇ。

そういやぁ、映画音楽のサントラ盤ってあるじゃないですか、あの「サウンド・トラック」って言葉、もともとはそのフィルムに同時録音されたその部分、その方式を言った言葉であったわけで、中学の頃「映画音楽はサントラ盤に限る」なんて訳も分からず偉ぶっていた若輩者(私ね)は赤面であります。

世界初の長編トーキー映画というと『ジャズ・シンガー』と、ちょっと知っている人は即答しますが、これはサウンド・トラック方式では無く、同時にレコードを流すヴァイタフォン方式というやつだったそうでありますね。

それじゃ初のサウンド・トラック方式映画は何だったのか?
ディズニーランドで観たことありません?アニメ映画『蒸気船ウィリー』だったそうであります。
1928年公開と言いますから、エジソンが初めて音と映像の同時収録をしてから18年、その間どれほどの技術革新があったのやら?しかもアニメって・・ウォルト・ディズニーちゅう人は、やっぱすんごいお人だったんだなぁ(なんちゃって)。

「映画音楽というと何を思い浮かべる?」
安直な質問です。
「一言で言うとJAZZって何?」
みたいなもんで、こういう時は、「一言」を無視して
「話すと長くなるよぉ~~~」
「あっ!イイ、そんならイイ」

昔、映画音楽全集なる赤い箱に入ったLP全集をもっとりましてね。
(「やっぱ話すんだ」)
サントラとその他の演奏とごちゃ混ぜの物でしたが(版権の都合でしょうね)、洋画少年だった私の愛聴盤でもありました。

映画音楽の良さは、その音楽を聴くと頭の中にスクリーンが蘇るあの感動ですよね。
年代によってその好みは大きく違うでしょうが、この一点は変わらんでしょう。

例えば「サウンド・オブ・サイレンス」を聴くと、教会の大きな窓ガラスを叩く薄汚れたダスティン・ホフマンだし、
「シャル・ウィー・ダンス」を聴けば。つるつる頭のユル・ブリンナー、「ムーン・リヴァー」を聴けば、サングラスのオードリ・ヘプバーン、「トゥナイト」を聴けば、非常階段で唄うナタリー・ウッド、「ゴッド・ファザー愛のテーマ」を聴けば、かすれ声のマーロン・ブランド、「アパートの鍵貸しますのテーマ」を聴けば、困り顔のジャック・レモンと、大好きだったシャリー・マクレーン、「雨にぬれても」を聴けば、自転車に二人で乗るキャサリン・ロスとポール・ニューマン、「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」を聴くと、バンバン撃たれるウォーレン・ベイティーとフェイ・ダナウェイ、
「ひまわり」の列車に飛び乗るソフィア・ローレンはもとより、「鉄道員のテーマ」なんか聴いたひにゃ、エドアルド・ネボラを高々と抱き上げるピエトロ・ジェルミを思い出して、涙が出そうになったりして、

それから・・・・・
「まだ続くのぉ?!だからイイって言ったジャン、あんたの話はねぇ『かっぱえびせん』だから、いやまてよ、『かっぱえびせん』は飽きないけど、あんたの話はねぇ・・・・
それじゃ最後に、「遙かなる山の呼び声」を聴いて
「シェーン、カミンバァ~~~ク!イイ映画、カミンバァ~~~~ク!!」

それでは、遅ればせながらの『料理当番、本日の一品』です。
この前の日曜日は「パソコン教室もどき」もお休みで時間もあるし、涼しいし、てんで、煮込み料理に挑戦しました。

チリビーンズです。とは言っても、あまり辛くすると私しか食べられない代物になるので、辛み押さえて、私だけ後でプラスみたいな(笑)

あれ?体調崩したのはこの時のワイン?安酒だったからなぁ・・・・

弁当はこんなんです。

さて、今日の一枚は、デヴィッド・ヘイゼルタインです。
私にとっては限りなく最近の一枚ではありますが(笑)、ジョージ・ムラツにひかれてついつい買った一枚です。

「FOR BILL」があることで、エバンスへのオマージュ?ともとれるアルバムですけど、そもそもヘイゼルタインとエバンスでは毛色が異なる気がします。
まっそれはエエでしょ

非常にうまさを感じるトリオでありますが、その後ヘイゼルタインを追うということは私はしませんでした。
これは単に「新しいのは好かん」という訳の分からんエゴの表れで、このアルバムを否定するものではありません。
ただね、どうも丸くなったなったというか、「ピアノトリオはこうあらん」的アルバムが多すぎる気がするんです。
だから、「毛色が違うはずなりにエバンス?」みたいな?「それでいいのかピアノトリオ?」みたいな?(笑)

まっ、ムラツのベースは相変わらず主張しているということで・・・終わり。

ALICE IN WONDERLAND / DAVID HAZELTINE
2003年7月21,22日録音
DAVID HAZELTINE(p) GEORGE MRAZ(b) BILLY DRUMMOND(ds)

1.BEAUTIFUL LOVE
2.SWEET & LOVERY
3.ALICE IN WONDERLAND
4.AUTUMN LEAVES
5.WHEN YOU WISH UPON A STAR
6.FOR BILL
7.HOW DEEP IS A OCEAN
8.DANNY BOY
9.TENDERLY

追伸、
映画音楽でもJAZZで聴く方が多くなった名曲もありますよね。
「巴里のアメリカ人」の「EMBRACEABLE YOU 」とか、「昼も夜も」の「NIGHT AND DAY」とか・・・・・「MY FAVORITE THINGS」もミュージカル?映画?コルトレーン?と、何が先かは別として、「サウンド・オブ・ミュージック」の曲ではあるわけで、
まぁまぁほんと話は尽きんですなぁ
おっとと、「赤い風車」の「カンカン」を聴くと、運動会を思い出します。(笑)


恐るべし流通の進化

2015年08月17日 | g-i

今日は朝から雨模様です。
「カッチカチやぞ カッチカチやぞ・・・」
だった土も、これで少しは潤いを取り戻し、すべすべの肌に・・・いや、農家も一安心?まっ大雨になっちゃ元も子もありませんがね。

「おもっしゃぐねぇなぁ」
夏の高校野球、二日連続の東北勢同士の対戦に母はご立腹です。
「でもなぁ、これで準決勝までは必ず東北勢一校は残るって事だから」
と、とりあえずなだめてはおきましたけど、
(「できれば準決勝以降にこの状況があればなぁ」)
てな括弧付きでした。(笑)

さても、立秋も過ぎ、お盆も終わり、昨日は地元の港からサンマ船が大漁目指し一斉出港していきました。
「サンマ、サンマ、塩焼き、刺身、なめろう、ポウポウ焼き・・・」
秋が近づいてきた感じがします。

そんななか買い物に出かけると
「刺身OK?」
昔は、地場に水揚げされた新鮮なものだけが刺身に出来て、それでも腹を壊す人がいたってぇくらい足の速いサンマが、今じゃサンマ船が出港したその日に刺身で食べられるという
「恐るべし流通の進化」

と、ここで『料理当番、本日の一品』です。

「初物で一杯」としゃれ込みましたが、まだまだ脂はのっておらず、なめろうもネトっとした感じがありません。
「おいおい、オレの脂をまわそうか?」
やはり、本当の旬をもう少し待たなくちゃいけませんね。

 

こちらは、ささみの梅肉大葉挟み焼きです。それと母用(笑)あり合わせ煮物。

「こりゃやっぱ日本酒やね」

最近の猛暑で、若干日本酒離れしていた家飲みでしたが(どうしても常温にこだわるもので)、昨晩はたっぷりといただきながら
「見送った船団に早く美味しいサンマを届けて欲しい。」
と、大漁を祈ったのでありました。とさ。

さて、今日の一枚は、ジジ・クライスです。

ジジ・クライスというと、実質の音楽活動はそれほど長い方じゃ無いんですが、多くのトランペッターとの双頭バンドでの活躍、そしてそれを実現させたインテリジェント溢れる好人格、これにつきる気がします。
だけど、逆にそれが彼の際だった個性には結びつかないわけで、言うなれば「主役であっても名脇役」てな印象を感じます。

今日のアルバムも活動期後期の一枚で、メンバーを見ると、当事「これから!」てな若手(?)の面々が、「好人格に集まってきた」てな感があります。
そして、それを上手くまとめるのが「ジジの真骨頂」、つまりそれが彼の個性なのかも知れません。
「それもまた良し」
私はそう思います。

REMINISCIN'  / GIGI GRYCE
1960年11月7,9,10日録音
GIGI GRYCE(as) RICHARD WILLIAMS(tp) EDDIE COSTA(vib) RICHARD WYANDS(p)
GEORGE DUVIVIER[2,3,4,8] REGGIE WORKMAN[6] JULIAN EUELL[1,5,7](b) BOBBY THOMAS [2,3,4,6,8](ds) WALTER PERKINS[1,5,7](ds)

1.BLUE LIGHT
2.CARAVAN
3.REMINISCING
4.YESTERDAYS
5.GEE BLUES GEE
6.A NIGHT IN TUNISIA
7.DEARLY BELOVED
8.TAKE THE "A" TRAIN

おまけ、

いちおう今週のお弁当です。


白髪三千丈

2015年07月27日 | g-i

やっと?このあたりも昨日「梅雨明けしたとみられる」との発表がありましたが、もう少し発表が早くても良かったかなという気もします。
それにしてもまぁ暑い日が続きますねぇ、先日(超)短く散髪をしてきて正解でした。

「バブ、アンタ白髪増えたんじねぇ?」
まっ短くすると目立つものですけど、そればかりじゃござんせん。
「それだけ歳を取ったんだけど、なにか?」
と開き直りつつ、まさに『白髪三千丈』人生の憂いを嘆く日々でありますねぇ(笑)

昨日、その暑さのせいでしょうかアンプの調子がすこぶる悪い、私にとってそれは、我が身の不調より重大問題です。

「おいおい部屋で音楽聴けなくなったら、白髪がまた増えんじゃん。勘弁してよ。」(笑)

部屋の真ん中にドンと座り込んで、アンプを解体、流れる汗をもろともせずにホコリを取りつつ原因究明であります。

・・・・が、結論を言いますと、原因はアンプにあらず、ブレイカー付きコンセントの不具合でした。
「エガッタエガッタ」
安心したらさらに汗がド~~っと、そしてきっと白髪もド~~っと

「聴けなくなっても、聴けても、白髪は増える一方、ってどういうこと?」

ふと気が付けば早夕刻です。

 ♪カナカナカナカナ カナカナカナカナ・・・♪

蜩の声が聞こえてきました。
「おっ初物!夏だねぇ・・・」

あらら、こうしてせっかくの休日、またしても有意義な事は何も出来ず、ただ不必要に白髪を増やしただけであったと・・・

「まさに『白髪三千丈』だなぁ」

なんのこっちゃ。

てな事で、『料理当番、本日の一品』です。

じつは昨晩私は、独り身でござんして、少なめのバブ家特性エビチリ(いつもより豆板醤をきかせ)を作り、
「あとは、ぜってぇ火を使わねぇ」

と、レンジ調理の茄子。
「これでたっぷり飲めば、白髪も黒髪に戻ろう、てなもんだい」
(ナイナイ)

さて、今日の一枚ですが、レッド・ガーランドです。

はてさて、私はこのアルバムを過去何回聴いたでしょうか?
おそらく憂い多き人生において女性を口説いた数よりさらに多く・・・
って、それは当たり前ですが(笑)
「回数を聴いたアルバム・ベスト20」に、『GROOVY』とともに入っているような気がします。
事実昨日も、アンプ復旧後三枚目にこれを聴きましたしね。(むろん、過去紹介済みアルバムです。)

それはもちろん「コルトレーンがメンバーにいるから」という理由も無くは無いのですけど、なにしろ出だし「SOUL JUNCTION」が、初めて聴いたとき(高校生のときね)
「メロディがイイし、いかにもジャズっぽい」
と、私の心をつかんだからだと思います。

「何をもってジャズっぽいか?」はいまだ不明ですし、好きなラーメンのごとく、人それぞれ、千差万別でありましょう。
だけど、若かった私は、これにジャズを感じたのだと思います。

SOUL JUNCTION / RED GARLAND
1957年11月15日録音
RED GARLAND(p) DONALD BYRD(tp) JOHN COLTRANE(ts) GEORGE JOYNER(b) ART TAYLOR(ds)

1.SOLL JUNCTION
2.WOODY'N YOU
3.BIRK'S WORKS
4.I'VE GOT IT BAD
5.HALLELUJAH


バブの至福は安物?

2015年06月28日 | g-i

今日は、なんだか肌寒いような一日でした。いわゆる梅雨寒ですか?

パンかご飯か・・・
結婚してしばらくはご飯の朝食であったのが、子供が出来た頃からだったでしょうかトーストに変わり、しばらくは我慢したものの
「朝飯はご飯!」
と、すねてからは、私だけがご飯、あとはみんなトーストという時代を経て参りました。
それがいずれ溝となり・・・シクシク(笑)

それでも
「どうにもこうにも朝飯からパンじゃ力が湧かん!やっぱご飯に味噌汁、これっしょ」
を、私貫き通しましたよ。(偉い!)

朝起きるでしょ、まず麦茶をゴクゴクとコップ一杯(冬場も我が家は麦茶を切らしません。)。
それから朝飯ね。味噌汁とご飯、おかずに文句は言いません、そりゃあ塩鮭に納豆なんてぇのが理想ではありますが、ベーコンエッグにサラダ?上等上等!
若い頃なら、前の晩どんなに飲んでも、ベーコンで茶碗一杯、卵で茶碗一杯、計二杯はいけましたねぇ(今は一杯ですよ。)
そんでもって食後の珈琲ね。
この一連の流れがあってこその我が朝飯なんでありますよ。

と、そんな話を他人様に言うと、
「麦茶と珈琲は無くてもOKなんでしょ?」
「えっ?何をおっしゃる、家はホテルじゃ無いんだからこそ思い通りに出来るんでしょうが、この二つが無いなんてぇことがあっちゃイカンのよ。」
「カ~~!めんどくさ!」

そのめんどくささが仇となり・・・シクシク(笑)

まぁまぁ、ここだけは譲れないこだわりって誰でもあるじゃないですか、ねぇ。
私もこのこだわりは、これからも押し通すでしょうね。

てなわけで、私はパンを食べる機会がそうそう多くはありません。

「バブ、トウシャの食パン用意できたよ。いつでもどうぞ」
と、○ークママよりメールが入りました。

『トウシャ』というのは、べつにママの会社という意味では無く、れっきとしたパン屋さんの店名でして、
ここの食パンがね、家人はもちろん、滅多にパンを食さない私でさえ「美味い!」と褒めたくらいの代物なんです。

そして、この食パンを手に入れると必ず食べるのが・・・

そう、私なんか異様に懐かしさを感じる厚切りのバタートーストなんですねぇ。
えっ?朝飯かって?
何をおっしゃりまするやら、朝飯はご飯。だから、今日の昼飯です。
 ♪ サク・・・モチモチ ♪
ってね、相変わらず美味いですなぁ、バターだけで十分なのに、昔の喫茶店を思い出しながら塩を振ったりして・・・・

食べ終わると、珈琲を片手に自室でしばしの音楽鑑賞ですわいな。
「この一時、これこそが至福の時ってヤツ?」
「あれ?蕎麦でもすすって昼間っから酒飲んでの音楽鑑賞が至福の時じゃなかったっけ?」
「まぁまぁまぁ、至福の時は、いろいろ数あった方がエエでしょ」
「バブの至福の時、安っぽ!」

てなことで、今週の『料理当番、本日の一品』です。

ご近所さんに蕪をいただきましたので、豚バラと煮浸しにしてみました。
それでも余った葉は、油揚げと竹輪とで炒り煮に。

私は別途、鰹の刺身で日本酒をいただきました。

さて、今日の一枚は、ジョー・ヘンダーソンです。
出ました、私の大好きな(笑)エレクトリック、ハンコック&ロン・カーター共演です。
まぁまぁ、目くじら立てるほどの事じゃござんせん。
とはいえ、二人ともエレクトリックにまだまだ戸惑いがある感じはしますねぇ
ヘンダーソンを活かすのにこれが必要だったというより、これからエレクトリックは取り入れないと時代に乗り遅れる感が先行した気がしなくもありません。

ただし、いわゆるクロスオーバー的要素は非常に低いと思います。その点では私なんぞは共感するところではあるのですね。

ともかく私からすると、ジョー・ヘンダーソンという方は、スタイルが大いに変化された方との認識が強くあるわりに、聴くと「あ~~ヘンダーソンね」という、矛盾のようなものを感じる奏者であります。

POWER TO THE PEOPLE / JOE HENDERSON
1969年5月23,29日録音
JOE HENDERSON(ts) HERBIE HANCOCK(p,el-p) RON CARTER(b,el-b) JACK DE JOHNETTE(ds) MIKE LAWRENCE (tp)[2,5]

1.BLACK NARCISSUS
2.AFRO-CENTRIC
3.OPUS ONE-POINT-FIVE
4.ISOTOPE
5.POWER TO THE PEOPLE
6.LAZY AFTERNOON
7.FORESIGHT AND AFTERTHOUGHT


哀愁的感情?

2015年05月18日 | g-i

昨日は、涼しいうちにと早く起こされ、庭の木を切らされ、買い物へ行かされ・・・・
「され、されづくしの日曜日」どちら様も思う事でしょうが「仕事が楽か自宅が楽か」これは『回答無き難問』なのでありましょうか?

まぁまぁそれでも午後の数時間、自由時間が与えられましたので、14日にお亡くなりになったB.B.キング氏を偲ぼうかと・・・・・・
「あれれ?」
よくよく考えてみると、私は彼のLPを一枚も持っておりません。

「そりゃそうだ、B.B.キングのレコードより、ジャズのレコードを買うのが先決だったもんなぁ・・・」

 

手元にあるのは、クラプトンとの共演「RIDING WITH THE KING」のCDと、発掘カセットテープから起こした「SINGIN' THE BLUES」それに「MY KIND OF BLUCE」

その中の「SINGIN' THE BLUES」をかけ、珈琲なんぞを飲んだのでありました。

「うんうん、「3 O'CLOCK BLUES」・・・なっつかしいねぇ!・・・・・それにしても音が悪りぃなぁこりゃ」
テープ起こしのCD-Rに言えた文句じゃありませんよね。(笑)

B.B.キングとの出会い(もちろん、本人との出会いでは無く、音楽とのと言う意味ね、ってあたりまえか。笑)がいつだったのか?
ブルース好きの友人、K君経由?それとも小学校時代に父が購入したレコード全集に入っていたかなぁ?????よく覚えていません。
それでも「3 O'CLOCK BLUES」を聴いて懐かしいと思うのは何故なんでしょう?
おそらくは知らず知らずのうちに耳に入ってきていたB.B.キングがいたんでしょうねぇ(「RIDING WITH THE KING」にも入ってるしね)

「いや、ブルースという音楽が、郷愁的感情をかき立てるのかも知れない。」
と、分かったような独り言を言ったりして

ともかく、その『郷愁的感情』に浸りながら、B.B.キングの冥福を祈ったのでありました。

「○○!そろそろ時間じゃねぇの!」
「我が『郷愁的感情』をかき消す現実は、無慈悲じゃ!」

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

これ何に見えます?じつは中にピーマンの肉詰めを仕込んだ焼きものです。

皿盛りするとこんな感じ、ビールと料理に使ったワインの残りをいただきました。

お弁当はこんなんです。

さて、今日の一枚は、ボビー・ハッチャーソンです。
いわゆるブルーノート発掘シリーズってやつですか?

ハッチャーソンのブルーノート初リーダー盤といえば「DIALOGUE」ですが、それより1年半前に録音されたこのアルバムは、正直言って「ハッチャーソンが頭とは限らんぞ」といった内容だと思います。
ですから、当時ブルーノートがこれをリーダー、ハッチャーソンとして録音したのか?それも疑問に思ったりして

ともあれ、ボツ盤復活のブルーノート初リーダー盤(?)は、なんともハッチャーソンらしからぬ・・・
というか、みんながみんなおとなしい?悪く言えば「やらされている感が漂う」というか、良く言えば「まぁ聴きやすいこと」というか、『というか』の三連発?

そんなハッチャーソンも、夕べの飲み直しウイスキーには良く合うのでありました。

THE KICKER / BOBBY HUTCHERSON
1963年12月29日録音
BOBBY HUTCHERSON(vib) JOE HENDERSON(ts) DUKE PEARSON(p) BOB CRANSHAW(b) AL HAREWOOD(ds) GRANT GREEN(g)

1.IF EVER I WOULD LEAVE YOU
2.MIRRORS
3.FOR DUKE P.
4.THE KICKER
5.STEP LIGHTLY
6.BEDOUIN


葡萄色

2015年05月12日 | g-i

いよいよ台風接近でありますか、このあたりの最接近時には温帯低気圧に変わっているという予報ではありますが、老朽化はもとより、あの震災でガタが来ている我が家ですから、強い雨風には不安を感じます。

「こんな季節なんだねぇ」
「なんだい窓を開けたとたん急に」
「だってほら、栗の花の香りじゃないか・・・あらまやだよぉ風に乗ってきたのかと思ったら・・」
振り向けば季節外れのまつた・・・・

ん、んんん、そんな話はどうでもいいんでありまして、
昨晩、今年初めて栗の花の臭いを感じました。この臭いの好き嫌いはじつにはっきりしているそうですが、私は季節を感じる一つの香りとしてとらえています。
「桜に酔ったのがついこの前のような気がするんだけどねぇ」



 

気が付けば庭のテッセンもツツジも満開になっておりました。晩春から初夏へと季節は巡り、もうすぐあの鬱陶しい梅雨がやって来るんですよね。
「そんでもってアっという間に今年も終わるんだ。」
「はいはい」

今日はじつに品の無い出だしでしたが、こんな時は内容もなんとなく品に欠けるものへとなってまいります。

先日のこと
「バブさん見て、この前んとこ、ぶんずになっちゃった。」
O嬢が何をおっしゃっているか、皆さんはおわかりになるでしょうか?
分からない方に簡単な説明をしますてぇと
O嬢は車のドアを強く足のすねあたりにぶつけられまして「数日経ったら青あざが出来てしまった」とこうおっしゃってるわけです。

「おいおい、久々に聞いたねぇ『ぶんず色』」
すると
「えっ?『ぶんず色』って、共通語でしょ????ほら『あかね色』とかなんとか、昔から日本にあるいろいろ色の表現ってヤツ」
「いや、『ぶんず色』は、たぶん方言だと思うよ」
「うっそだぁ~~!」
こういう時はネットですよね。すぐさま調べると
 ぶんずいろ (福島の方言)山ぶどう色
と出てきました。
「ほれみろ」

 

ここまでですと話も「品を欠く」までいかんのですが・・

その会話を聞いていたK君が
「バブさん、『どどめ色』も方言ですかねぇ?ネットで調べてみましょうか。」
と、話に割り込んできました。それも完全な悪意を込めて。
「んなもん、調べるまでも無い」

そもそも『どどめ色』の『どどめ』とは、桑の実をさす関東近辺の方言であり、つまるところ元々の意味は『ぶんず色』とほとんど差の無い色のことであります。
それが、いつ頃からでしょう、「使い込んだ○○や××の色」みたいなイメージが浸透しています。(その意味では全国区なのかなぁ?)
K君が突っ込みたいのはそのあたりなんでしょうが・・・

「つまりだ、桑の実をつぶした色、分かるかなぁ、桑の実を食べたことない?そん時に唇や舌なんかに残る色を本来『どどめ色』って言うわけだわさ。Kが言わせたいゲスな色じゃないの!」
「ふ~~ん、でも、バブさんがそれを知っているということは、昔、違う意味で興味を持って調べたんじゃないですかぁ?」
「うるさい!」

『ぶんず色』も『どどめ色』も、響きが今一つなんでしょうねぇ、『えび色』や『ぶどう色』の方が聞こえがいいもんねぇ・・・でもほんとは全部同じような色なんですよ。
ちなみに『えび色』も『ぶどう色』も漢字では『葡萄色』と書きます。
そこで、
「『ぶんず色』も『どどめ色』も漢字変換では『葡萄色』としたらどうでしょうか?」

さて、今日の一枚は、ハーブ・ゲラーです。
ケニー・ドーハム、ハロルド・ランドと強力なフロントを引き連れてという一枚です。

「ここではとくにドーハムの存在が大きくて、一見してとくにたいしたこともやっていないのに、この人が一人いるだけで場の空気が、面白いくらいぴりっと黒っぽいジャズになってしまう。ドーハムという人にはもともと、そういう音楽的な人徳があるみたいだ。野球で言えば味のあるうまい二塁手。何気ない送球・捕球がツウをうならせる。」


と、村上春樹が『ポートレイト・イン・ジャズ』で評したのが、2曲目「JITTERBUG WALTZ」でありますが、「どっこいゲラーが頑張ってる。」と評するのが私であります。(笑)

ゲラーのアルトがじつに爽快とでも言いましょうか、気持ちエエんですよ。もちろんドーハムもハロルドもね。
まぁまぁウエストのゲラーがイーストのドーハムとレイ・ブラウン呼んで「王道のハード・バップ」てな一枚ですかね。

FIRE IN THE WEST / HERB GELLER
1957年3月14日録音
KENNY DORHAM(tp) HERB GELLER(as) HAROLD LAND(ts) LOU LEVY(p) RAY BROWN(b) LAWRENCE MARABLE(ds)

1.S'PACIFIC VIEW
2.JITTERBUG WALTZ
3.THE FRUIT
4.HERE'S WHAT I'M HERE FOR
5.MARABLE EYES
6.AN AIR FOR THE HEIR
7.MELROSE AND SAM


ポールにテトラにジンジロゲ

2015年04月20日 | g-i

今夜から明日にかけて大荒れの天気になるとか。
通勤途中、ボーガンで撃たれるのもですが(矢だけに、なんちゃって)、風雨で不運(風雨ん)に天国行きてぇのもいただけません。
「はいはい」

天国といえば、愛川欽也氏がお亡くなりましたねぇ、まさに突然の訃報でありました。まずはご冥福をお祈り致します。

キンキンというと、一般的には『出没!アド街ック天国』?映画『トラック野郎』シリーズ?あたりが頭に浮かぶんでしょうか?
我々の年代ですとやはり『パックインミュージック』それからジャック・レモンね、そうそうロバくんなんてぇのもピンと浮かんできます。

「パックインミュージック 今夜のお相手は愛川欽也です。スカンバラスカンなんとかかんとか松葉でなんとかきんぱっぱ」

スカンバラの後はよく覚えておりませんが(笑)、『マンボNo.5』はしっかりと覚えています。と言っても今や何の事だかわからん人も多いのでしょうけど。

 ♪松葉でチョン ポールをチョン・・・・

ポールにテトラにジンジロゲ・・・そんな表現に心躍らされた純真無垢な少年(?)が、ダジャレをかますオヤジになっているのですから、時の流れというものは早いもの、2010年10月にアランドロンのナッチャンが逝き、2015年4月にジャック・レモンのキンキンが逝く、私の青春時代はやはり遠く過去へと去り行くのであります。

 ♪誰もがみんな静かに眠ってる 夜のしじまを抜けて飛んでくる
  素敵な仲間達に ダイヤルを合わせてた
  遠い町の誰かの言葉に 泣いたり笑ったり 時には怒ってみたり
  雑音ばかりのラジオから ほんの時々だったけど 僕の名前も流れた・・♪

我が下宿時代(高校時代)、テレビなどという文明の利器は手元には無く、あったのはラジカセ一台、もっぱらバイト先で聴くJazzだけが楽しみではありましたが、それだけじゃ友人達との話題について行けません。
自室にいる時間はほぼラジオが流れておりましたねぇ。
考えてみりゃそれで友人達との話題にそこそこ不自由しなかったんですから、エエ時代だったんですよね。
やれドラマだ、アニメだ、漫画だ、ラインだ、ツイッターだ、メールだ何だかんだと、今の子は忙しくてかわいそうです。

今、深夜放送の現状は知るよしもありませんが、深夜放送こそが最先端であったあの時代、あれはあれで楽しい時代でした。

てなことで『料理当番、本日の一品』です。

 

写真からすると手前のミルク野菜カレーがメインのように見えますが、本当は奥のタンドリーチキンもどきがメインです。
ご近所さんからパンと牛乳の差し入れがあったので、こんなんにしました。
タンドリーチキンのレシピはありふれていますので、簡単ミルク野菜カレーのレシピを
まずはタマネギの千切りとカレー粉、小麦粉をバターでよく炒め、牛乳を投入、ベシャメル状態にします。
別鍋で野菜(冷蔵庫にある余り野菜、何でもよいと思います。ちなみに夕べはジャガイモ、ニンジン、アスパラ、スナップエンドウでした。)を、ブイヨンで煮て、その煮汁でベシャメルを適当な堅さに緩め、塩こしょうで味を調整した後、野菜を投入して完成です。
余ったブイヨンは、酒、みりん、醤油、塩を適量入れて、三つ葉を投入、卵を流し入れて和風スープに仕立てました。

お弁当は珍しくおにぎりです・・・が、手が大きいからでしょうねぇ、少々多すぎました。(笑)

さて、今日の一枚、本文からして「ペレス・プラード楽団『マンボNo.5』!」と行きたいところだったのですけど、音源はあっても何時何から録音したものなのかも分からず、紹介できる代物ではありません。

そこで、ディジー・ガレスピーです。

「アフロ」といえばアフリカンなイメージですが、中身は完全に南米、いわゆる『アフロ・キューバン・ジャズ』(私はこの節奏の無い言い方が大嫌いですけど)です。
まぁまぁ同じマンボつながりで『マンテカ』もエエだろうと・・・

正直言いまして、私はそう聴かない一枚です。(ビッグバンドもボーカルに負けず劣らず好きな分野ですから。笑)
ですから評はご勘弁いただくとして、キューバとアメリカも雪解けに進んでおることですし、マンボで盛り上がってまいりましょう。

AFRO / DIZZY GILLESPIE & His Orchestra

1954年5月24日(1-4), 6月3日(5-7)録音
DIZZY GILLESPIE(tp)
1-4
Quincy Jones, Jimmy Nottingham, Ernie Royal(tp) Leon Comegys, J.J. Johnson, George Matthews(tb) George Dorsey, Hilton Jefferson(as) Hank Mobley, Lucky Thompson(ts) Danny Bank(bs) Ray Concepcion, Wede Legge(p) Lou Hackney, Robert Rodriguez(b) Charlie Persip(ds) Jose Mangual(bgo) Candido Camero, Ramon Santamaria(cga) Ubaldo Nieto(timbales) Chico O'Farrill(cond)
5-7
Gilberto Valdes(fl) Alejandro Hernandez(p) Robert Rodriguez(b) Jose Mangual(bgo) Rafael Miranda, Candido Camero(cga) Ubaldo Nieto(timbales)

1.MANTECA THEME
2.CONTRASTE
3.JUNGLA
4.RHUMBA-FINALE
5.NIGHT IN TUNISIA
6.CON ALMA
7.CARAVAN


歳を取るとイカンねぇ

2015年03月10日 | g-i

 

「坊主と風は十時から」
このあたりじゃ昔からそう言うんだそうで、たしかに朝方曇り空が晴れてきた頃にはさほどの風も感じませんでしたが、10時を過ぎた頃には、ピューピューという音がうるさくなってまいりました。
「北海道近くで非常に発達した低気圧」このフレーズを今シーズンは特に多く聞いた気がするのは私の健忘が進んだせいじゃありませんよね?
あの震災から明日で早4年、このタイミングで北国に新たな災害が起こらないことを祈っております。

てなことでいまだ傷癒えぬあの震災の話でもなどと思ったのですが、ここしばらくテレビを点ければその話題ばかり、私が近況を訴えるまでも無いかと別な話題にします。

一昨日の日曜日、これといってやる事も無く、されとて雨も降っていたので出かける気にもなれず、
「たまには、You Tubeでも観てみよか」
てんで、PCをTVに接続、音はもちろんアンプを通して・・・・
いやいや、18歳の少年Aを見るわけじゃござんせん、目的は音楽動画でござんすよ、と。

残念ながら古いJAZZの動画は、ほぼほぼ手元にあるものばかり、ならばとたどり着いたのは上々颱風の1993年、江東区は潮見ウッディランドで行われた『上々颱風祭り』の映像であります。

じつはこのライブの模様は、私もビデオで持っておったのですわ。ところがいつの間にやら行方不明、手がかりを得ようと家人にあたってみても、誘拐犯に「何処へ誘拐されたか知ってる?」と訊くようなものですから、そりゃ返答無くて当然であります。

このコンサートが行われた当時、ちょうど私はとあるアマチュアバンド・コンサートにちょっとだけ関わっておりまして「音楽のお祭り」を目指し、そこそこ燃えておりましてね。主催者のK夫妻と奔走(とまではいかないか)してました。

それでね、当時私が密かに抱いていた理想のコンサート場面が、この『上々颱風祭り』のエンディング「Let it be」だったのであります。
まさに会場一体となったお祭り騒ぎ
「我々のコンサートもこんなんになればイイなぁ・・・・」(いつのまにか自分のコンサートにしてしまいましたが、笑)
なんてね。

 
こちらかの村上ポンタ秀一さんのサイン入りポスター
何故にサイン入りかといいますと・・・・その話は後日

そして迎えた1994年の8月28日、23組のアマチュアバンドによる「音楽のお祭り」が開催されました。
『お祭り』と銘打ってから3回目(その前にも同コンサートの前身が開催されていました。)その後も何回も行ったこのコンサートですが、私的には最も印象に残る回となったのでありました。

「歳を取ると思い出話ばかりになってイカン!」
自分でもそう思いますが、『上々颱風祭り』をYou Tubeで観て、そんな懐かしい思い出に浸った日曜日でありましたとさ、チャンチャン。

それでは、『料理当番、本日の一品』です。

 

鯖の味噌煮と母用に簡単天ぷらを作りました。(母は鯖が苦手です。)

お弁当はオムライス弁当です。

さて、今日の一枚は、ゴードンとっさぁんです。
過去紹介済みの一枚ですが、久しぶりにブローの中に暖かみのあるとっさぁんの演奏が聴きたくなり引っ張り出しました。
ご存じのとおり、とっさぁんは1950年代をほぼほぼジャンキーのイカレ野郎で過ごし、ベツレヘムでの復活も水の泡、ブルーノートでの復活でようやく泥沼から抜け出したわけでありますが、
思うにこのとっさぁんその音のごとく力強い中にフッとした優しさみたいなものがあって、それが弱みであったのでしょうねぇ、今も昔も薬の誘惑はそんな弱みに入り込んでくるものなのでしょう。

ともかく、バトルっぽいこんなアルバムでも優しさが滲み出るとっさぁんが私は好きです。

THE TOWER OF POWER ! / DEXTER GORDON
1969年4月2,4日録音
DEXTER GORDON(ts) BARRY HARRIS(p) BUSTER WILLIAMS(b) ALBERT "TOOTIE" HEATH(ds)
JAMES MOODY(ts)[1]

1.MONTMARTRE
2.THE RAINBOW PEOPLE
3.STANLEY THE STEAMER
4.THOSE WERE THE DAYS