JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

真昼のビール

2016年08月02日 | y-その他

いやはや8月ですって、夏ですって(笑)、暑いのもしかたないか
一昨日の日曜日も
「こう暑くちゃ身体を休めているてな実感が湧きゃせん!」

「バブ、暑いときはねぇパチンコ屋がよいよ。100円パチンコかなんかで時間を潰せば」
いつか○ークママがこんな事を言っていましたが、いかに100円とはいえ、昔のパチンコじゃあるまいし、入らない事には涼しくなる前に懐が寒くなる恐れがありますしねぇ。
ほんじゃ映画?????イヤイヤ潰せてもたかだか2時間程度でしょ
ほんじゃプール?????子供でも連れて行くんだったら醜い身体を大衆にさらすもやむを得ませんが、お一人様プールはねぇ・・下手すりゃ捕まるよ(笑)
それじゃいっそのことスーパー銭湯ってぇのは?????
これもお一人様で長時間居座る自信がありません。
なにより、何処に出かけるにもその行き帰りで納豆化しそうですしね。

つまるところ、自宅で暑い暑いと文句を言いながら、暑いからと理由を付けて昼間っからビール飲んでグータラするのが一番。
てんで、さっさと所用を済ませ、冷えたビールをそっと片手に自室に引っ込みました。
「クー!!」
昼間酒、隠れ酒てぇの格別に美味いもんです。
「酒と音楽があれば、暑さなんて・・・・」
まっそれだけで暑さを乗り越えられたら世話無いですけど。(笑)

あいかわらずここ数ヶ月は毎日曜にMDを一枚づつCDに落としておるんですが
 ♪・・・・シャパラッパパ ジャパパーラパーラパ ジパラバラバシャッパララパー・・・♪
「さてこの曲は何でしょう?」
って、分かるわけありませんやね。流れてきたのはNATIVE SONの「SUPER SAFARI」です。

当事そこそこ流行りましたよね。
「なつかしいなぁ・・・」
と思いながらも、じつは私、あの頃はこのての音楽を「JAZZ」と呼ばれる事に以上なまでの反骨心をもっとりました。
「何がクロスオーバー?! 何がフュージョン?! NATIVE SONなんか大っ嫌い!」(少女か!)
なんてね。

そのせいで、ピアニスト本田竹曠(竹彦、竹広、複数の名前がございますが)をかなり軽視していた感があります。
事実、以前紹介した「THIS IS HONDA」を入手したのも彼が亡くなった(2006年1月13日)後でしたから、彼の日本人離れしたピアノをやっとその時再認識したくらいです。
それに、こうしてNATIVE SONを改めて聴いてみると、そこそこ身体が揺れてたりするんですから、アホタレですよね。(笑)
「アタシ素直じゃ無かったの」(だから、少女かって)

とにもかくにも、「SUPER SAFARI」を聴きながら飲む『真昼のビール』は、しばし暑さを忘れさせてくれたのでありました。

暑くても眠気には勝てません。知らぬ間に居眠りこいて・・・・ハッと気付けば
「晩飯の支度しなくちゃいかん時間じゃん!」(主婦か!)
てなことで『料理当番、本日の一品』です。

先日、叔母がまたまた大量の野菜を送ってくれました。その中で特に多かったのが茄子でして
「暑いからさっぱりしたもんの方がエエよねぇ?」

って、何でグラタン?

浅漬け、揚げ浸し、茄子焼き、味噌煎り、天麩羅・・・・大量の茄子をいろんなもんにしてもう喰っとりましてね。それ以外のバリエーションが頭に浮かんでこないわけで・・・・
「暑いけどグラタン作っちゃうから食べて」
中身は三層、一層目にマッシュポテト(もち手作りですよ)、二層目はミートソース(これも暑い中、汗の塩味を効かせた手作りね)、三層目がちょっと焼いた茄子。
これにとろけるチーズと食パンをちぎったヤツと粉チーズをぶっかけ焼きました。

こちらはサッパリと、豆腐とアボカドの和風サラダです。

弁当は豚の生姜焼き弁当ね。

さて、今日の一枚は、その本田竹曠です。
ナベサダ達と一緒にやっていた本田が、初めて彼名義で出した一枚です。

まぁまぁ、このアルバムも入手時期は「THIS IS HONDA」よりさらに後ですから、あまり深くは語れんのですが、これを聴いても本田竹曠を軽視した自分を恥じるのでありました。

MINTON BLUES(本田竹曠の魅力)
1969年12月録音
本田竹曠(p) 渡辺貞夫(as) 増尾好秋(g) 鈴木良雄(b) 渡辺文男(ds)

1.MINTON BLUES
2.HEY JUDE
3.BY THE TIME I GET PHOENIX
4.AIN'T TELL YOU A GOOD WAY BUT
5.STELLA BY STARLIGHT
6.QUIET SEA


今日の写真は何で撮る?

2016年06月01日 | y-その他

昨晩はしっかりじっくり飲んでまいりましたが、そのお話しは置いといて。

同じ昨日の昼頃だったでしょうか、S君から電話がありましてね
「バブ、iPhoneで撮った写真って、どうやってパソコンに取り込むんだ?」
「オイオイ、今さら?iPhone使い出して何年だっけ?っていうか、買ったときにオレが説明したよねぇ?」
「あん?そうだっけ?まぁ今まで使ってなかったし・・・・・」
「まぁいいや、iTunes使うとか、iCloud使うとかすりゃイイじゃん」
「なんだそれ?」
「ダメだこりゃ」
結局は彼でも分かるメール送信を事細かく説明し、なんとか取り込めたようではありますが
「あんたねぇ、電話とラインだけしか使わないんなら、iPhoneじゃなくてもイイんじゃね?」

それはともかく、現代はなににでもカメラ機能が付いている時代。
私が常時持ち歩いている機器だけでも、携帯でしょ、音楽プレーヤーでしょ、タブレット型パソコンでしょ、全てで写真が撮れますし、小型のデジカメ、一眼レフ、それにその気になりゃラップトップだってカメラ代わりになりますからねぇ
「オレはそんなに写真を撮るんかぁいな?」
自分でツッコミを入れたくなるほどです。(笑)

子供が生まれた事を機に安いカメラを買ったあの頃が
「なんか何世紀も前の出来事のような気がするねぇ」
今思うと、フィルム代、現像代がかかったあの頃のほうが写真一枚一枚を大切にしたようにも思います。

しかし、枚数を気にする事も無く、写真が欲しい人にはデータを送信してやりゃイイ、いやいやネット上のファイルを共有すれば「いちいち誰に送る」的手間さえかかりません。
現像もしかり、家にプリンターが無くたって、出先だって、コンビニにちょいと立ち寄れば即座に写真にしてくれます。
先日の甥っ子の結婚式だって、私が一眼レフを持ち込んで撮った写真を、翌晩には本人達にも家族にも送る事が出来たんですから
「そりゃまぁ便利ですわいな。」

だけどね、便利を理解しないS君みたいなお方も、私は少なくないと思うわけで
「あの写真、データ送っといたから」
「え?封書で?もう現像できたの?」
なんてね。(あるある)
うちの母親なんか、いつもそうしてやっているのに、甥っ子達とのスリーショットを帰って来たその日にプリントアウトして渡してやると
「あれま、もう出来たの?」

それにしても、こんだけ写真がバシバシ撮れる時代になると、その膨大な写真の量が問題になりますよね。
みなさんはどういう管理をしてるんでしょうかねぇ?
アナログ時代は、一枚一枚アルバムに貼って・・・・子供のなんかシールやらいらぬコメントまで付けたりして(笑)
今、私なんざぁプリントアウトすらしなくなっちゃいましたもんね。
年ごとにジャンルわけしてDVD化はしていますが、一枚一枚めくるアルバム、あれがエエんですよねぇ

 ♪ 悲しい事があると ひらく皮の表紙 ・・・・・♪

卒業アルバムが
「動画もついとるよ」
なんて、ブルーレイディスクで渡される
「ナイナイ」
いえいえ、DVD付卒業アルバムはけっこう普及しているらしいですよ。
それでも幸いかなアルバムそのものは無くなっていないようですけどね。

ともかく、時代遅れのS君のおかげで、そんな事を思ったのでありました、とさ。

さて、今日の一枚は、早間 美紀、珍しくも日本人ピアニストです。
しかしながら、私、このアルバムをCDで所有しておりません。(CD化はしていますが)
というのも、れいのMD発掘音源だからです。(私がMDに録音した中でもかなり後期の物でしょうけど)

さらに、この方の事を私はよく存じ上げておりません。

早間 美紀(はやま みき)
 京都生まれ。NY在住。大阪音楽大学短期大学部ピアノ科卒。
ジャズピアノを藤井貞泰氏に学ぶ。96年横浜プロムナードコンペティションに早間美紀トリオで優勝並びに洗足学園賞を受賞。
その後NYへ単独渡米。
 渡米後すぐに、ジャズ&R&Bバー“アーサーズ・タバーン”のレギュラーピアニストとして演奏する傍ら、スムーズ・ジャズに傾倒して家で作曲をする日々を送り、R&Bドラマー、デニス・デイビスとの打ち込みセッションや、オマ―・ハキム(ds)やロイ・エヤーズ(vib)等の大物が参加したR&Bコンピレ-ションアルバムにキーボーディストとして参加。
 2001年、とあるジャズクラブでケニー・ギャレット(a.sax)に出会って以来セッションを重ねながら、ジャズに対する新たな刺激を受け、多くのものを学ぶ。
 2002年の大半は日本に住み、東京を中心にジャズライブハウスに出演し、数多くの日本人ミュージシャンと共演し、その後2003年にニューヨークに戻ってからは、ケニー・ギャレット(a.sax)カルテットでジャズフェスに出演した他、ビンセント・ハーリング(a.sax)カルテットや、ローランド・アレキサンダー(t.sax)クインテット等でも活躍。その他、カール・アレン(ds)、JD・アレン(ts)、シンディ・ブラックマン(ds)等とも共演。
 同年10月に、早間美紀デビューアルバム“ウ゛ァイブラント”(2004年7月1日発売)のきっかけとなったライブ、ショーン・ジョーンズ(tp)クァルテットが名門ジャズクラブ“ジャズ・ギャラリー”でロイ・ハーグローブ(tp)をフィーチャーし行われ、その時の彼女を含む女性トリオと二人のトランペッターの演奏が話題を呼んだ。
 2004年3月、レコーディングメンバーを率いて早間美紀クインテットが“ジャズ・ギャラリー”に出演し、大好評となる。5月には、ミリアム・サリウ゛ァン(b)のグループで“ケネディー・センター”で行われる“ウーマン・ジャズフェスティバル”に出演。現在、自己のグループの他、サイドメンとして数多くのセッションをこなし、また、ラルフ・ピーターソン(ds)セクステットのピアニストとして迎え入れられ、活躍中。
ジャズ以外では、毎週日曜日に黒人教会でゴスペルを演奏。

と、ネットには紹介されておりました。
そうそう、先日広島をやっと訪問したオバマ大統領の就任式パーティーに招かれ演奏したそうです。

ケニー・ギャレットとの出会いがけっこう重要なポイントのようですけど
今日のこのアルバムでは、トランペットのジョー・ジョーンズ以外全て女性という構成ですが、じつにパワフルです。
エレピが好きだ嫌いだてなくだらない事を言っちゃイカンですね。

5曲ピアノトリオの演奏が収録されているんですが、ここで彼女のピアノがどんなもんか聴き取れると思います。悪くありません。(キー!その上から目線、カチンとくる。笑)
ともかく、もう少し聴き込んでから、私ももの申すべきですね。

VIBRANT / 早間 美紀
2003年12月13日,  2004年1月3日録音
早間 美紀(p,elp) SEAN JONES(tp) KIM THOMPSPN(ds) TIA FULLER(as,ss) MARIAM SULLIVAN(b)

1.McCOY
2.CHELSEA BRIDGE
3.THE PEAR TREE
4.YAMABIKO
5.A BEAUTIFUL STORY OF MY OWN
6.SO IN LOVE
7.THE END OF A LOVE YOU
8.URBAN NITE TALK
9.WAITING TO HEAR FROM YOU
10.THE BLESSING


おまえはいくつじゃ!?

2016年02月12日 | y-その他

イイ天気ですねぇ、少しずつ春は近づいてるんでしょうか?

先日からMDの整理をしている事はお話ししておりましたが、嬉しい発見が『へーこきましたねあなた』だけじゃあまりにも寂しい、というか恥ずかしい(笑)
他の話もさせて下さいよ。

私にしては珍しく曲名も何も書いていないMDを聴いとりますと
 ♪ All of me why not take all of me ・・・・・・♪
ポツンと女性歌手の「ALL OF ME」が聞こえてきました。
「ん?だれ?」
そうじゃなくても不得意なボーカルで、しかもサックスもピアノも今一つ誰の音か聴き分けられません。
正直これは気になります。少ない記憶をたどりたどり・・・・・
「あっ!思い出した。ひょっとして新倉美子じゃねぇ?」

みなさんは『青春ジャズ娘』という、メチャクチャな題名の邦画をご存じでしょうかねぇ?
片山 明彦、新倉美子、フランキー堺、江利チエミ・・・・
あはは、今の若い人はフランキー堺すら知らんかな。
ともかく、1953,54年のSP盤と1989年のプライベート録音が合体した新倉美子のその名も『青春ジャズ娘』というCD盤がありましてね。そこから録音したものだと思うわけです。

「でもどうして全曲録音してないんだ??????いや、全曲何かに録音した記憶が確かにある」

ありました、ありました、しかもまだデジタル化をしていないカセットテープに(全部整理したんと違うんかい!)
ひょっとして録音したときはほとんど興味が無かったのかもしれません。(んなもん何故に録音した?)
「改めて聴いてみましょっと」
8曲目の「VAYA CON DIOS 」までがSP盤ですね、CDからの録音なのにガサガサ凄い音がします。
「9曲目「ALL OF ME」からが、89年かな?」

これがねぇ、思った以上に色っぽいんですわ。
「何故あの時粗末に扱ったんだろ?」
いやいや、当事この美人に惚れる器量が私に備わっていなかったに違いありません。
「え?そんな器量今でもありゃしないって?ちょっとそこの君、笑いすぎ!」

ともかく、時間を見てデジタル化しようと思っています。

そうそう、フランキー堺といえば、与田輝雄とシックス・レモンズの音源も何処かにあったような?
残念、これはありませんでした。
ちなみに、同じMDにナンシー梅木の『哀愁の一夜』も収録されておりましてね。これは一発で分かったんですけどねぇ・・・・って、
「おまえはいくつだ!?」

てな事で、今日の一枚は、その新倉美子のCD『青春ジャズ娘』です。
我がログに合う一枚かというといささか疑問はありますが、脱線盤の一つとしてご了承下さい。

もちろんジャケ写真はネットから流用させていただきました。
曲名はあえて日本語表記させていただきます。

青春ジャズ娘 / 新倉美子
1953,54,89年録音

1.ヴァイア・コン・ディオス
2.可愛いルアナ娘
3.九月の雨
4.歌えば楽し
5.メニイ・タイム
6.キッス
7.君待つワルツ
8.ヴァイア・コン・ディオス
9.オール・オブ・ミー
10.ヒーズ・ファニー・ザット・ウェイ
11.明るい表通りで
12.時のたつまま
13.二人でお茶を
14.お久しぶりね
15.手紙でも書こう
16.マイ・ファニー・バレンタイン


酒にはやっぱりアテがいる

2016年01月28日 | y-その他

今日はお久しぶりの酒話(久しぶりでも無いか、笑)

一昨日、○ークに飲みに行くと、新しい酒を2種類仕入れたとのこと
そりゃまぁねぇ、「この世の全ての酒を飲めるものなら飲んでみたい。」酒好きはそんな野望を持つ者、
「いただきましょう」

アイラ系ウイスキーとテキーラ
「え~~と、アイラ系はねぇ・・・・」
イカンです。名前を忘れてしまいました。しかも写真も撮ってない。
「このウイスキーはねぇ、何処の蒸留所を使っているか明かさないのが売りなのさ」
とのママの話は覚えちゃいるんですが・・・・
「ひょっとしてアイリークだっけ?」
って、全く自信がありません。(笑)

「なぁにやってんの」
と、ママに怒られそうですけど、物忘れが激しいのは、今に始まったことじゃござんせん。
「そう言うママだって、レイ・チャールズの名前を思い出すのに四苦八苦してたジャン」

まぁまぁ、口当たりは58度とは思えない感じで、アイラ特有のスモーキーさはあるものの、若干甘口のように私は感じました。

それはともかく、もう一方のテキーラですよ。
たまたま、新ジャガを茹で揚げしたもんをアテにとママが出してくれたのですが、私が塩をかけすぎまして、
「しょっぺ!」
その口をそのテキーラで洗い流しますてぇと
「んめぇ!」

 

その代物は(こっちはしっかり名前を覚えてますよ。)「アハ・トロ アネホ」であります。
「えっ?「アホ・トロ・アネゴ」?そりゃママだわ」
「私は、トロくは無い」
(こんな会話はありませんでした。)

いえね、私はテキーラも好物でありまして、いつもいただくんですが、「塩もライムも必要ない」てなもんで、
ところがこの「アハ・トロ アネホ」が塩に良く合うんでさぁ、そんでもって
「なに?そんなに気に入った。ほれ」
と、ママが岩塩を出してくれたりしたもんですから・・・飲み過ぎました。(笑)

「ママ、やっぱ塩とテキーラは合うんだねぇ、再認識したよ。」
「酒に塩っ辛いもんは合うの」
「そりゃそうか、日本酒も塩で飲めるもんね。アイラ系も塩辛が合うし」
するとママが、
「そういえば、ひろしさんのとこで(割烹『ひろし』)ボウモアだかラフロインだかが一本だけ置いてあった時あったっしょ?あんとき岩牡蠣にそれをちょっとつけて食べたら、最高に美味しかったよ。ひろしさんは白い目で見てたけど。」(笑)
「えぇ、それいい、レモンの代わりにアイラ・・・・喰いてぇ!飲みてぇ!」

酒飲みバカは、こんな会話も良いアテになるのでした。

さても、遅ればせながら『料理当番、本日の一品』です。

安売りで鯖が売っとりましてね。母に何とか味噌煮以外で食わそうてんで、カレー風味焼きを作りました。
思った以上に生臭さ(母の言うところの)が消えたらしく、母も半身をペロッと食べてくれました。

お弁当は・・・やっぱりあまり変化ありませんね。(笑)

さて、今日の一枚ですけど、またまたMDネタで、前回に引き続き「これもジャズ?」というか、今でも私はジャズと認めていないザ・クルセダーズです。

ともかく私は「クロスオーバーとか、フュージョンとかは、ジャズとは思わない」との精神を長らく貫いておりましたので、その手のアルバムにはほとんど手を出しませんでした。(全てではありませんがね。)

そもそも、スティックス・フーパー、ジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダー、ウエイン・フェンダーソンの四人が、1961年、ウエストコーストでデビューしたときには「ザ・ジャズ・クルセダーズ」という名だったわけで、10年後の1971年に彼ら自身がジャズの名を捨てたのでありますよ。(そんな鼻息荒げてもしょうが無いですけどね。笑)

てなわけで(どんなわけ?)私はこのアルバム本体は所持しておりません。
しかし、MDに残しておったんですねぇ・・・自分でもビックリしていますが。

ソウルを取り込んだクロスオーバー?まっ当事の時勢に乗って人気グループとなりました。特にこのアルバムの初めてボーカルをフューチャーした表題曲「STREET LIFE」は大ヒットでしたよね。まっ、どうでもイイんですけど(笑)

歳とともに丸さを増した私(自分で言うな!)、そこまで毛嫌いしたこのアルバムも、聴く耳を今は持っています。しかも軽く乗ったりしてね。
そして、いつものどっぷりジャズに戻ると、その良さがさらに際立つと、つまりジャズのアテ?みたいな、そういうことですよ。
ファンの方すいません。

STREET LIFE / THE CRUSADERS
1979年リリース
RANDY CRAWFORD(vo) JOE SAMPLE(p,elp) WILTON FELDER(s) STIX HOOPER(ds)

1.STREET LIFE
2.MY LADY
3.RODEO DRIVE
4.CARNIVAL OF THE NIGHT
5.THE HUSTLER
6.NIGHT FACES


応急的恒久処置

2015年12月11日 | y-その他

朝から天気は荒れ模様、
「今朝暖かいねぇ」
それもそのはずです。気温15度以上って、
「以上じゃ無くて異常だよこりゃ」

ところで
私だけでなく我が家も老朽化が進み、あの震災は乗り越えたものの、至る所ガタが来ています。
「かあちゃん、トイレのドアノブがついに壊れたよ。」
なんと、トイレのドアノブがロックして内側から開かない状態に・・・
しかも、そのドアノブが古いタイプのため、単に交換では取り付けられそうもありません。
「○○、なんとかせよ!」
って、そんなミッション与えられてもねぇ
まぁまぁ、宝くじを買う資金でさえ惜しむ我が家に業者を依頼する余裕などあるわけもなく
「出来るだけの努力は致します。」(笑)

てな事で、仕事の合間を見ながらホームセンターへ行ってまいりました。
「そうさねぇ、ドアもさることながら、流しの混合水栓も取り替えたいし・・・」
けっきょく、ドアノブと混合水栓、ついでとばかり年末に向けて蛍光灯を仕入れてまいりました。
「あれ?障子は?」
「オイオイ、そこは、いろいろ大変だねじゃねぇ?」(笑)

まずは、緊急を要するトイレのドアノブであります。
久々にノミと金槌を用意して、

何故にドアノブ交換にノミが必用か?
想像つかないでしょ?
つまり旧型からの変更のために、ドアそのものと受けの穴、二つにそれようの穴を新たに作らにゃならんわけですよ。
 カンカンカンカン
「大丈夫かぁ?やっぱ業者さん頼んだ方が・・・」
「うるさい!今さら業者って・・・成し遂げてみせるわいな!」

 

格闘すること一時間強、なんとか取り付けましたよ。
若干の曲がりはご愛敬、とりあえず開閉が出来て鍵はかかるようになりました。

「流しもやるのか?」
「だから、まずはご苦労さんじゃねぇ?」

とはいえ、間髪入れずに全てやってしまわないと、どうにも気が収まらない性格ですので、水道の元栓を止めて混合水栓取り付けに・・・
ところが、そこでハタと気が付いたのでありました。
「やべ、パイプレンチねぇや」
そりゃそうだ、配管工でも何でも無い我が家にパイプレンチがあるわけがない。
こんな時は「何は無くとも便利屋一級建築士」であります。
「S君、パイプレンチ持ってる?都合のイイ時で良いんだけど、貸してくんね?」

ということで、混合水栓の交換は後日となりました。
「どうせだから、S君にも手伝わせるか」
密かに悪巧んどります。(笑)

さて、今日の一枚は、リーダーは誰になるんでしょ?(笑)
メンフィス出身、期待のジャズメンを集めてジャムらせた、そんなアルバムです。
私としては、ブッカー・リトル、フィニアス・ニューボーンJr.の名があるだけで買いなんでありますが。

ジャムセッションと言っても、頭に浮かぶジャムとは少し違うように感じるのは、何故なんでしょ?
それが、東でも西でも無いメンフィスの味・・・・
っちゃって、わかりもしないくせにねぇ

ともかく、私はそこそこ聴いても良いかなというアルバムであります。
メンフィスの風は知りませんが、「東京の飲み屋で偶然会った同郷の人と、一夜盛り上がる」そんな経験は地方出身者には必ずあるはず。メンフィスだってきっとそんなことがありますって。

DOWN HOME REUNION - YOUNG MEN FROM MEMPHIS
1959年4月15日録音
BOOKER LITTLE, LOUIS SMITH(tp) FRANK STROZIER(as) GEORGE COLEMAN(ts) PHINEAS NEWBORN Jr.(p) CALVIN NEWBORN(g) GEORGE JOYNER(b) CHARLES CROSBY(ds)

1.THINGS AIN'T WHAT THEY USED TO BE
2.BLUE 'N' BOOGIE
3.AFTER HOURS
4.STAR EYES

追伸、そんなことを書いていると、噂のS君から電話が
「今からパイレン(パイプレンチ)届けるから」
「エッ 今日はやってる暇ないんだけど・・・・」
「ああいいよ、しばらく使う予定無いし」
こうして、手伝ってもらうという悪巧みはもろくも崩れ去ったのでありました。

ということで、昼飯に蕎麦なんぞすすりながら、

「パイプレンチゲットだぜ!」


天ぷらアルアル

2015年10月06日 | y-その他

10月に入り、朝晩めっきりと涼しくなって?(いや寒くなってが正解かも.....笑)「エアコン無しでは生きられねぇ」てな日々をいくぶん懐かしんだりしています。
ただ、この気候の変化について行けない体が、ストを起こす例も多いようで、体調にはお互い注意しましょうね。

「○○、舞茸の天ぷらが食いてぇなぁ・・・・」
母がしみじみとそんなことを申します。
秋といえば茸、茸といえば我が天敵(笑)
「このまえ、煮物に椎茸入れてやったろ、その前だって、S君にもらったナメコ食ったし・・・」

それからまたしばらく経って、
「今日テレビでやってたけど、ああいうの見ると、美味い茸が食いてぇなぁ」

テレビも、秋刀魚と栗くらいにしときゃ良いもんを、茸なんぞ取り上げるからイカンのですよ、まったくもう。
この季節、茸が旬を迎えることが、我が身にどれほどのプレッシャーとなることか。

「わかったわかった、舞茸でイイのね、天ぷらでイイのね」

てなことで、『料理当番、本日の一品』は、天ぷらとあい成りました。

天ぷら何てぇもんは、下準備がチト大変なだけで、後はただ揚げるだけですから、楽っちゃ楽なんですけど(もちろん、プロの方は違いますよ。)
カラっと揚がっているかってぇと、そこは「揚げたてならばなんとか」てな感じ、しかもハッと気が付くととんでもない量になってたりして。(素人ですから)
本当はね、揚げた先から「ハイどうぞ」って、食べさせたいんですが、そうはいきませんからねぇ、そこが家庭料理としての難点ですかね。
やっぱり、寿司と天ぷらは、出された先から口に放り込むのがベストですもんねぇ

「ほら揚がったから飯にしよ」

こっちとら、なるだけ揚げたてを食わせようと急ぐんでありますが
やれ「油が飛んでる」だの「粉が良く拭き取れてない」だの・・・・・

「ちゃんと拭いといたよ」

なんでなんでしょ?ここぞとばかりに粗探しをし出して、レンジの隅の方、普段だったら見もしない所にへばり付いた粉を、「やっぱりね」みたいな勝ち誇った顔で拭き始めるんですよねぇ

「そんなん、食べてからでもイイじゃん」
「いや、食べてからだとやる気無くすから」

けっきょくは、チト不機嫌になった私が、先にビールを飲み始める・・・・
これが我が家の『天ぷらアルアル』です。(笑)

おっと、忘れてました。先日姉が持ってきてくれた車麩の煮物も作りましたよ。

弁当はこんなんでした。

さて、今日の一枚は、前回秋吉敏子に続き、日本人で行きましょう、渡辺貞夫です。
当事の彼のレギュラーメンバーが、銀座 「ジャズ・クラブ・ジャンク」で行ったライブ演奏です。
この頃のナベサダは、やはり若さと勢いがありますねぇ、とても良い演奏だと思います。

ところで、ここで使われているソプラニーノ・サックスでありますが、ソプラノ・サックスよりさらに高い音を出すサックスであります。
何故にソプラニーノなのか?
これは、「アルト奏者にとってちょうど1オクターブ高いソプラニーノの方がソプラノより扱いやすい」って、ことなんだろうなぁ、と勝手に思っております。(実は小さいだけに、かなり扱いにくい楽器だそうですけど)
まぁまぁ、ソプラノだろうがソプラニーノだろうが、どうでもイイと言われればそれまでではありますけど、私がソプラノとソプラニーノの音の違いに耳が行くのは、ジャズを聴いていたおかげだと、嬉しく思ったりして(自己満足、自己満足、笑)

ともかく、この演奏から7年後、私はとある方の計らいで、「ナベサダ本人とお話しをさせていただいた」・・・これが私のプチ自慢です。

LIVE AT THE JUNK / 渡辺貞夫
1969年12月26,27日録音
渡辺貞夫(as, sopranino) 増尾好秋(g) 鈴木良雄(b) 渡辺文男(ds)

1.CHERIL
2.IF I SAID THE SKY WAS FALLIN'
3.GEORGIA ON MY MIND
4.THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
5.NO MORE BLUES
6.HERE'S THAT RAYNY DAY
7.GRANNY'S SAMBA


頑固はイイけど

2015年07月22日 | y-その他

『坊主と風は10時から』
このあたりでは昔からそんなことを言うんだそうですが、期待したその風も今日はまったく吹いてきません。
「生臭坊主ばっかりだなぁ」
って、暑いのはけして坊さんのせいではありません。

熱中症になるからと庭仕事を止められた母は、それでも動いていないと気が済まない性格は変えられず、
「いやはや押し入れかたづけるだけで大変だった。」
「なに?押し入れの整理なんかしたの? あのね、外に出なけりゃイイっちゅう話じゃないの、止めなよ日中は。」
すると、今日は朝の4時頃から何やらごそごそと
「何してんの?」
「ん?涼しいうちにやっちゃおうと思って、そんでも暑いなぁ」
「・・・・・・・、あのね、二、三日掃除しなくても人間死なないから、熱中症になったら死ぬから、坊さんが風呼ぶどころか、うちが坊さん呼ぶようになったらシャレになんないんだよ。」
まぁ、「じっとしていろ」と言ってそうできる人では無い事はよう分かっております。それでも倒れない程度にお願いしますよ。

 
こりゃ梅雨明けだろ?

そんな耳が遠くなってきた母に「固定電話を取らない回数が増えたから」と携帯を持たせてからもう何年も経ちますが、当然ながらメールなどという代物を理解すらしていません。
ところが、そんな事情を知ってか知らずか2番目の姉がときおり写真を母のメールに送ってくるのです。

「かあちゃん、写真見た?」
夕べもそんな電話が入ったそうで
「あ~~?」
そりゃそうです。母には、電話の取り方と主要な所へのかけ方しか教えていませんから。
「わがんねぇがら、○○が帰って来たらやってもらうから」

という事で帰宅後写真を開いてやると、甥っ子の婚約者家族との食事会での写真のようですが・・・・
「どれが誰だ?」
そりゃそうだ、ガラ系の簡単携帯の画面で集合写真見せられても、私ですら表情が見分けられません。
結局は私のメールに転送して印刷をしてやりました。

今朝になって、母が姉と電話で話していたので
「ちょっと代わってみな」

「Cーちゃん(姉です)、前も言ったろうに、かあちゃんの携帯に写真送っても年寄りには見られないから、ね、オレのメールにでも送ってよ。」
「○○のメール?」
「あれ?メルアド教えてなかったっけ?」
「たしか・・・・いい、いい、これからも○○が写真にしてくれればそれでいいべ」
その後、姉の携帯に「ここに送って」とメールを出しておきましたが、どうせまた母の携帯に送ってよこすんでしょうね。

母にしても姉にしても「便利を便利に使えなければ、前より不便」を地で行っているような二人、そのくせ頑固なもんで
「メールは禁止、写真は郵送!分かった」
と言っても、そこは聞く耳持たずなんでしょうから
「やれやれ」

さて、今日の一枚は、ザ・スリー・サウンズです。
別に前回から「ブルーノート盤紹介シリーズ」が、始まったわけじゃござんせんよ。(笑)
アルフレッド・ライオンが1958年9月、ニューヨークのクラブで演奏していた彼らに目を付け、いわゆるブルーノートにおける、ロック・ジャズのリー・モーガン、オルガン・ジャズのジミー・スミスとともに、ソウル・ジャズのスターとして一時代を築いったわけです。

そんな彼らも、1962年にブルーノートを一時去り、1966年に復帰するまで、バーブ、ライムライトなんかからアルバムを出します。
復帰後は・・・・
正直、私は第一期の彼らのほうが好きです。
その第一期最後のアルバムが今日の一枚です。

彼らに華やかさや独特な個性を求めちゃいけません。「堅実かつ安定」これこそがザ・スリー・サウンズの魅力であり、ワシントンあたりでリズム・セッションとして多くのミュージシャンのバックを取っていた実力の見せ所なんであります。

このアルバムでも「堅実かつ安定」がじつに良く出ていると思います。どの曲を聴いても安心感抜群です。それだけにダラ~~っと聴いてしまう感はありますが。

とにもかくにも「万人ウケ・ブルーノート時代を支えた彼らを否定は出来ん。」と思うバブでありました。

OUT OF THIS WORLD / THE THREE SOUNDS
1962年2月4日, 3月7,8日録音
GENE HARRIS(p) ANDREW SIMPKINS(b) BILL DOWDY(ds)

1.GIRL OF MY DREAMS
2.OUT OF THE PAST
3.JUST IN TIME
4.I'LL BE AROUND
5.MY SILENT LOVE
6.SANCTIFIED SUE
7.OUT OF THIS WORLD
8.YOU MAKE ME FEEL SO YOUNG


初恋は粉末と化す

2015年05月21日 | y-その他

未明の雷と風にビックリしませんでした?
若干大気の状態が不安定との予報はありましたけど、「ありゃ若干じゃ無いよ」てな感じでした。

ところで、お宅や会社でお客さんに出す飲み物って何ですかねぇ?
定番のお茶?珈琲?それとも暑くなってきて麦茶かな?最近じゃ「ペットボトル、ド~ン」てなところもあったりして。(笑)

先日出先で出てきたのは、なんと初恋の味『カルピス』でありました。
「カルピスですかぁ・・なんか懐かしい」
「あっ?!お嫌いでした?」
「いえいえ、久しぶりなもんで」
まぁまぁ、コンビニでペットボトルも置いてあるし、珍しいもんじゃないんですけどね、ただ、私は「超お久!」ってくらい飲んでなかったものですし、氷入りのカルピスを客に出すところって・・・今時そうそう無くありません?

私が細かかった頃、カルピスを出してくれる家ってぇのは、「洋間にソファーてな、ちょっくらハイカラで裕福なお宅だ」という印象がありましたねぇ
たまにお中元かなんかで自宅に届くと(母が自前で買ってきた記憶は、私にはありません。)、姉弟で「それは濃すぎる」「もうちょっと入れろ」と、喧嘩混じりのカルピス作りが定番でありました。

夏の飲みものっていっちゃ、良くて麦茶、「喉が渇けば水(もち水道水ね)を飲め!」の時代ですからね。
思いっきり濃くして飲みたい飲み物一位がカルピス、量を飲んでみたい一位がヤクルト・・なんてね。(笑)
「あれ?バブの場合は梅酒じゃなかったの?」
「それもある。」(笑)

「それに比べ今の子は、あたりまえのように大人とおんなじ物飲みやがって・・・水だってミネラルウォーター?ふざけんな!」
とは私はもうしません。
私が細かかった頃、たしかにカルピスは高級だったし、水も水道水でしたけど、
「子供達には強い味方があったのだ」(笑)

と、出てくるのは安価だったラムネにソーダ・・・もちろんそれもありますが、10円時代の子供にとってはそれもまた高価な飲み物でした。
「やっぱそこは、粉末ジュースでしょ」
「いや、あのチューブ入りのわけわからんジュースだろ」
あはは、当時の細っかい連中から口に出る飲み物は、社交場『駄菓子屋』にあったものばかりです。

おっと、粉末ジュースは駄菓子屋専門ではありませんでしたよ。買い物の時、母にねだって買ってもらったことは幾度もありました。(カルピスは駄目でもたま~~にこっちはOKでした。)

♪ホホイノホ~イと もう一杯 ワタナベのジュースの素です もう一杯♪
♪町にメロンがやって来る、シトロンソーダがやって来る、シトロンシトロンメロンの香り♪

このCMソングを懐かしいと思う方は、おおむね歳が分かりますね。(笑)

ともかく、出先で飲んだカルピスで蘇ったのは、初恋では無く粉末ジュースだったと・・・・・
「イカン!また思い出話になってしまった。」

さて、今日の一枚は、ファーマー、ゴルゾンのジャズテットです。

このアルバム、トロンボーンがカーティス・フラーではなく、ピアノもマッコイじゃないというあたりがミソのような気がします。
特にピアノのハロルド・メイバーンが、私の思うジャズテットとは、ちょっと違う様を出しているんでしょうか?
「ゴルゾンが全て決めたぞう!」感が薄いような感じがするのですがいかがでしょう?

おっとと、なんだかそれを否定的にとらえているように思われるかもしれませんねぇ、しかしさにあらず、バリッバリのゴルゾン・ハーモニーも「いかにも感」があって良いのですけど、「ちょこっとだけそうでもない感」これはこれで良い。(何言ってるか自分でも分かりませんが)

まぁまぁ、私的には一押しのアルバムとは言いがたいものの、ジャズテットの一つの顔として聴く価値はあると思っています。


HERE AND NOW / ART FARMER,BENNY GOLSON JAZZTET
1962年2月3日録音
ART FARMER(tp,flh) GRACHAN MONCUR(tb) BENNY GOLSON(ts) HAROLD MABERN(P) HERBIE LEWIS(b) ROY McCURDY(ds)

1.TONK
2.RUE PREVAIL
3.RICHIE'S DILEMMA
4.WHISPER NOT
5.JUST IN TIME
6.RUBY , MY DEAR
7.IN LOVE IN VAIN from "Centennial Summer"
8.SONNY'S BACK

おまけ、
『料理当番、本日の一品』番外編です。
というのは、今週の火曜日、早く帰宅したもんで、一品作りました。


来週末の挨拶に、こうご期待?

2015年05月15日 | y-その他

台風が真夏を置き土産にさって行きましたが、皆様の体調はいかがでしょう?熱中症はもとよりこんな時に風邪など召されると最悪です、ご注意下さい。

台風が間もなく最接近という火曜日、
「バブ、メシでも喰いに行こうか」
久々にS君からそんな誘いの電話が入りました。

「そういえば、この前珍しく○ークに行ったって?」
「え?いつ?誰と?」

彼が私以外とバーに出向くというのはそれはもう珍しいわけで(どうひっくり返っても「スナック派」ですから)

「誰とって、アンタひょっとして覚えてない?」
「・・・・・」

老化が進んだのか
「あららららぁ、覚えてない?忘れた?????たぶんK君といっしょに飲んだときだと思うよ。だってママがK君まで来た(K君は、S君以上にバーがあり得ないお方です。)って驚いてたもん。」

S君曰く、もちろん度が過ぎるとでしょうが、最近酒量が進むと記憶を無くす頻度が増えたと言うんです。(その酒量も減っているようですし)

「あっ!思い出した。」
ほんとかいな。(笑)
まぁねぇ、私も他人のことを笑ってもおられませんけど、
「来週末に控えた息子の結婚式では、そんな醜態は見せるでないよ」
「大丈夫、最後の挨拶があるから」
って、その挨拶がしどろもどろじゃ困るよって話ですよ。(笑)

コロコロッと話は変わります。
こう暑いと、そうめん、冷や麦そして冷やし中華の出番でありますねぇ・・

と、毎回の話題へ「冷やし中華にマヨネーズは邪道か?」です。
以前「名古屋発祥説が有力、分布図を見てみたい」などと言った記憶があります。

ネット上で分布図発見!
でもね、この分布図、ちょっとばかり大ざっぱすぎますねぇ、というのは、福島県がマヨネーズ圏に入っておりますけど、同じ県内でも事情はかなり異なると思います。
一つ確信があるのは、いわき市、ここは間違いなくマヨネーズ圏であります。いまだ他地域に縁が少ない若者は、「東京に行ったら、冷やし中華にマヨネーズが付いてなかった」と文句を言っておりましたから

いずれにしても、コンビニ等々の策略(笑)で、食の地域性が薄れてきている昨今、私なんぞはそういった文化が「その地に行ったからこそ楽しめる」であってほしい、なんて思っています。

さて、今日の一枚は、ゲッツ&J.J.です。

我がログでは時折話題となるノーマン・グランツ・プレゼンツ『J.A.T.P.コンサート』のライブ録音であります。
ゲッツにJ.J.だけでなくその他のメンバーを見ても納得の『J.A.T.P.コンサート』でありますが、どうしても「何でもありの安易企画じゃないか」との疑いを持ちますよねぇ、
「全くそんなことは無い」とは言い切れませんが、ゲッツ、J.J.の熱のこもったアドリブの応酬はなかなかなもので、さらには出しゃばらないピーターソンに「さすが『J.A.T.P.コンサート』の看板」みたいな(笑)

録音に若干の不満はあるものの(モノ盤の方が良いそうです。)、ライブ感を十分に楽しめる一枚だと思います。

AT THE OPERA HOUSE / STAN GETZ & J.J. JOHNSON
1957年9月29日録音
J.J. JOHNSON(tb) STAN GETZ(ts) HERB ELLIS(g) OSCAR PETERSON(p) RAY BROWN(b) CONNIE KAY(ds)

1.BILLIE'S BOUNCE
2.MY FUNNY VALENTINE
3.CRAZY RHYTHM
4.YESTERDAYS
5.IT NEVER ENTERED MY MIND
6.BLUES IN THE CLOSET

追伸、
これは偶然でしょうか?前回『冷やし中華』を話題に取り上げたとき、地震が来ました。そして今日も・・・・・
これからは『冷やし中華話』は止めとこうかな


バブ家 家訓?

2014年05月01日 | y-その他

 
夕べからちょっとばかり嫌な空模様でありまして、乾ききった大地には恵みの雨でもあるのでしょうけど、風もそこそこ強くて
「どっちか一つにしてほしい」
いやいや、嘘だね、「雨だけにしてほしい」でしょ(笑)
とにもかくにも早5月、ついこの前正月を終えたばかりだったように感じるのは歳のせいでしょうかねぇ 

さても一昨日の『昭和の日』のこと
S君の事務所で「jwcadで書いた図面をiPadにどうやって落とすか」てなレクチャーをS君に行っていますてぇと
「バブ、今日お休みでしょ?飲み行こうぜぇぃ!」
的趣旨のメールが届きました。

「飲みの誘いは何をおいても一番に受ける」は、我がバブ家の家訓(バブ家じゃなくてバブだけね。)、
お誘いいただいたのは○ークママでございます。
「そりゃま忙しくもないしエエけど、何処に何時?」
「せっかくの休みなんだし、早い時間から行っちゃおうか」
(って、オイオイ、アンタの店は休みじゃなかろうが!笑)

まっ、てんで
夕方の5時ですよ、5時
いやね、真冬でもあればもう暗いんでしょうけど、まぁ明るいこと
「こんな時間から飲んでもエエんかねぇ?」
するとママが、「そうだねぇ」と一応の相づちを打ちながら
「ここに行こうかと思って・・・」
と一枚のチラシを持ち出しました。

「まずはこのA面のラーメン屋ね、ここでこの無料クーポンと、この割引券を使ってビールを飲ミィーの、次にB面のここ行ってこのクーポンを使って飲ミィーのってぇのはどうかね?」
(なんとこのおばさん、もとい、このお嬢さん、チラシ使いの飲ミィーをはしごしようちゅうお考え、しかも自店の開店前に・・・・あっぱれ!)
「そりゃもう、わたくしはおっしゃるがままに・・・・」

とそんなこんなで、まずはかの東池袋は『大勝軒』の流れを汲むという『優勝軒』小名浜店へ、
「この、餃子・ビールセットってぇヤツと、無料クーポンの唐揚げ、それにビールを一つね・・・・悪りぃねぇ、ラーメンは喰わないんだけどエエ?」

ビール二杯と餃子、唐揚げをたいらげた二人は、
「こちそうさん」

と、早々に次の店、オープンしたばかりのチェーン居酒屋『はなの舞』小名浜店
(前にも言いましたが、大型居酒屋ってぇところは、こんな時でもないと行かないんでありますけどね。)

店員さんに
「これ使って一番お得な飲み方おせぇて」
それがア~~タ、この店員さん、おかチャン(げへへ、さっそく名前なんぞ訊いちゃったりして)が、めんこいんでありますよ。
コニコニっと、しかもアッカルク、一番お得なチョイスを教えてくれまして
「もうそれでイイ、おかチャンの言うことなら何でも信じちゃう」(笑)

と、おかチャンのお勧め通りに飲み散らかし、○ーク開店時間にきっちり間に合ったというお話しでございました。
えっ?けっきょくアンタは何時に帰ったのかって?

えっ?けっきょくアンタは何時に帰ったのかって?
そりゃアンタ、飲み始めが早くとも帰り時間はいつもとほとんど変わりなしという・・・・・・面目ない。(笑)

さて、今日の一枚は、MJQです。
じつはこのアルバム、私所有の物ではありません。その『バー○ーク』に以前から置いてあった物で、とあるお客さんが持ち込んだらしいのですが、その後取りにも来ず、さりとてプレーヤーを持たないママが聴けるわけもなく
「バブ、持って行ってCDにしてくれてもいいよ」
てんで、一昨日持ってきたというわけです。

長年放置されていたものの、幸いにも立てて両押し気味に置いてあったおかげでしょうか、二枚とも(いっしょに「JAZZ AT MASSEY HALL」も持ってきました。)レコード盤としての状態はすこぶる良好で、さっそく夕べ視聴しました。

盤面に傷もなく、針飛びなどいっさいありません。
我が陳腐なステレオシステムで聴くには十分すぎる音質であります。

音はともかく内容ですが、もちろん二枚とも初聴きではありませんし、内容もそれなりに理解しています。
「THE MODERN JAZZ QUARTET」を評すれば、これまさにMJQ、それ以上でもそれ以下でもない・・・・
なんとも煮え切らん言い回しですけど
ジョン・ルイスをあまり好みとしない私からそれ以上の評を引き出すことが無意味なわけで、
「ミルト・ジャクソンのバイブは良いんだけど、ルイスがいっしょだとハジケない」
てな、穿った心を持つ自分自身に、「もっと真摯にMJQを聴くべきだ」と、あらためて言い聞かせておりました。

THE MODERN JAZZ QUARTET

1957年4月3,4,5日録音
MILT JACKSON(vib) JOHN LEWIS(p) PERCY HEATH(b) CONNIE KAY(ds)

1.MEDLEY
   ~ a)They Say It't Wonderful b)How Deep Is The Ocean
      c)I Don't Stand A Ghost Of A Chence With You d)My Old Flame e)Body And Soul ~
2.BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA
3.LA RONDE
4.NIGHT IN TUNISIA
5.YESTERDAYS
6.BAGS' GROOVE
7.BADEN-BADEN