この週末は暑いのもさることながら、何かと忙しくてゴタゴタしておりました。しかも、我が家には私以外誰もいないという、「暑いわ」「忙しいわ」「寂しいわ」って「♪わっわっわぁ、わが三つ」だったのですよ。
しかぁし、7月といえばコルトレーンの命日だけではありません、れいの行きつけのバー、○ークママの誕生月なわけで、つまりその誕生月をダシに常連さんが集まる『飲もう会』を行う月なのであります。
今年も自称二十歳の美人ママ(そう言わないと殺されかねないですから)を祝う、その『飲もう会』が週末にありました。
「暑いわ」「忙しいわ」はともかく、それで「寂しいわ」は解消され「三わ」は免れたのです。
まっ美人ママ(しつこい!)の誕生会ですから、手ぶらってぇのもなにかと思いまして、娘の誕生日プレゼントでもお世話になった、雑貨とアクセサリーのお店『Ordonnance(オルドナンス)』のkapuさんに、またまたお世話になることにしました。
「お幾つくらいの方なの?」
「自称二十歳・・・・いやいや、私よりは若いんですけどね、ウン十代ウンばくらなんですけど」
「どんな方なのかしら????」
「ハッキリ言って男っぽいというか、シャキシャキしてるっていうか・・・・」
「サッパリした方なのね、それじゃ私みたいな性格の方だわ」
たしかそんなやり取りだったと思いますが・・・・
ともかく、
「キャンドルなんてどうです?」
と、kapuさんに勧められたのがこちら、
けっきょくこれを持っていそいそと出掛けたのでありました。
前回、3月の『飲もう会』でも、目隠し写真をこのブログに掲載したことを酷く怒られましたので、写真は山のように撮ったのですが、これだけノイズをかけて小さかったら大丈夫でしょう、とりあえず今回の『飲もう会』も「それはもう大騒ぎさ」でした。
普段はそれぞれ全く違う生活をおくる人たちが、一軒のバーで知り合い、集まればまるで古くからの友人のごとく酒を交わす、これすべて○ークママの人柄が成せるところなんでありましょうけど、それにしても、私を筆頭に中年オヤジと気持ちの若い美女の酔っぱらいが若者以上に弾けると・・・・・凄いものがあります。(笑)
ともかく、楽しい宴は当然のごとく深夜遅くまで続き、完全に私は「寂しいわ」と感じる暇もなかったと、そういうことでした。
あらためて、
「○ークママ、ウン歳の誕生日おめでとう、これからも身体に気を付けて、私たちに気の置ける場を提供し続けてくださいね。」
これも、出席者からママへのプレゼントなんですが
ぬいぐるみじゃなくて、転げ回りながら笑うという
おもちゃです。 これが愛らしくて・・・・・・・・・(笑)
てなわけで、今日も独りの私は、日曜日であるものの気張った料理を作る必要性がなかったので、つまみ一品+お新香で夕食は済ませてしまいました。
『料理当番、本日の一品』は、そのつまみ一品です。
以前も同じような巻物を作りましたが、今回の中身は、海苔巻きの方がアボガド鮪、卵巻きがシーチキンと崩したポテチをマヨネーズで和えたベースに、カニかま+アスパラ、そして生ハムもいっしょに巻き込みました。
「三わ」でもしっかり飲めるから不思議ですよねぇ(笑)
さて、今日の一枚は、ちょっと脱線してしまうかもしれませんけど、ジャズというよりブルースですね、ベッシー・スミスです。
ビリー・ホリデイはじめ多くのジャズボーカリストが影響を受けたというシンガーですし、ルイ・アームストロングをはじめ、ジャズミュージシャンがバックを勤めていますから、まぁエエでしょ。(笑)
あたしは九歳のときから、ステージに立ってきたんだよ。そこがサーカスであれ、ぼろぼろのテントであれ、どこでも歌ってきたんだ。客のひわいな冗談には、もっとひわいなジョークと歌で、対抗してやった。
あたしの人生は戦いだった。ひとときの憩いに、ジンを飲んで何が悪い。みんな飲んでいるじゃないか。・・・・・・・
以前紹介した中川ヨウ著『ジャズに生きた女たち』の第2章「ブルーズの女帝 ベッシー・スミス」の一節であります。
「ブルースの女王」ベッシー、彼女の最初のレコーディングはコロンビアと契約した1923年、アルバータ・ハンターの曲「DOWNHEARTED BLUES」だったてんですから、関東大震災の年ですよね。
最後の録音が1933年、「五・一五事件」の翌年?自動車事故で亡くなったのが1937年43歳、「二・二六事件」の翌年ですよ、ねぇ、そりぁア~タ古い話ですわ。
とうぜん、「ザ・ブルース・ムービー・プロジェクト・シリーズ」がらみで買ったこのCDも、録音はとんでもなく古いということになります。
でも、私なんざぁち~っとも古さを感じないんであります。
なんて言ったらいいかなぁ、英語が苦手ですから本当の意味は分かっちゃいないんですけど、じつに味があるというか、心に染みてくるというか、そういった感覚に古いも新しいも無いですよね。
たまには、こういった一枚も良いものですよ。
(本日は、録音日、共演者名は省略させていただきます。)
MARTIN SCORSESE PRESENTS THE BLUES / BESSIE SMITH
1.A GOOD MAN IS HARD TO FIND
2.I AIN'T GOIN' TO PLAY NO SECOND FIDDLE
3.ME AND MY GIN
4.MUDDY WATER (A Mississippi Moan)
5.THE St. LOUIS BLUES
6.'TAIN'T NOBODY'S BIZNESS IF DO
7.CARELESS LOVE
8.THE YELLOW DOG BLUES
9.NEED A LITTLE SUGAR IN MY BOWL
10.DOWN HEARTED BLUES
11.NOBODY KNOWS WHEN YOU'RE DOWN AND OUT
12.ON REVIVAL DAY (A Rhythmic Spiritual)
13.SEND ME TO THE 'LECTRIC CHAIR
14.GIMME A PIGFOOT AND BOTTLE OF BEER
15.BACK WATER BLUES
いつもご紹介、ありがとうございます♪
バブさんの突撃プレゼント隊にいつでもお応えできるよう、これからもがんばりま~~~す
でも、KAPUさんのセンスを心から信じておりますので、また現れる時は必ず突然だと思います。
よろしくお願いしますね。