赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 



知り合いのリクエストもあり、本日はbjリーグ埼玉ブロンコス×富山グラウジーズを観戦のため遥々新所沢まで足を伸ばした。中高とバスケ部だったので、実のところこちらが本職だったりするのだが、恥ずかしながら日本のリーグを観戦するのは中学生以来のこと。ホーム最終戦だから来ていたのか、オレたちのコバトンはここでも大活躍。子供たちに纏わりつかれて埼玉ローカルとは言え絶大な人気を誇示していた。



それに比べてチームマスコットのこいつ(ブロンコス君?)ときたら・・・。レディアとコバトンの間以上の格差社会を体現。少々不憫に思うのだが、何となく薄気味悪くて近寄りがたく・・・。「キモかわいい」から「かわいい」要素を一切除いてしまったような・・・。日本のマスコットでここまでアレなヤツも珍しい、何と言うかまあ、がんばれと。



観客を煽るヒップホップのグループ(盛り上げの上手さとラップの滑舌の良さには感服しました)、盛り上がるチアリーダー、いわゆる「フー↑」みたいなノリ、ハーフタイムにアントニオ小猪木、タイムアウトにゃYMCAなど、普段の浦和を取り巻く厳かな世界とは凡そ隔絶した空間に当初は少々戸惑いを覚えつつも、次第に溶け込んで楽しんだ。いや、実のところこういうアメリカのエンターテイメント的なノリは嫌いじゃないのだ。もちろん浦和に真似して欲しいとは露も思わないし、引き続き硬派であって欲しいのだが。

試合はどうもリーグ最下位に沈んでいるらしい埼玉が勝利。キャパが小さい分至近距離で迫力のあるプレーが楽しめて、想像していた以上に見ごたえがあった。むしろ、現地で遠くからみたNBAの試合よりも楽しかったかも。ブースター(サッカーでサポーターと呼ぶのに対し、そう呼ぶらしい)のノリも、体温の上がるまで時間のかかる日本人にしてもなかなかのもので、これはこれで面白いエンターテイメントだなあと思った。埼玉でバスケをして育った者として、今後も応援して行きたいと思うし、東京で試合があるときはまた観てみたいと思う。

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