赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
再起動、します
 

激励  


J.League Yamazaki Nabisco Cup Final
Urawa 0 x 1 Kashima(ET) @National Stadium, TOKYO

既に各所で散々言い尽くされているとおり、現時点での彼我の実力差が出てしまったスコア以上の完敗。ここのところ、これまでになく機能していたセルに対してもタイトに来られてなかなかボールが収まらず、結果として先週の横浜戦で見られたような攻撃をなかなかさえてもらうことはできず。確かに直輝の退場は痛かったけど、10対11になった時間帯も、その後の、些かラッキーに見えた青木の退場によって10対10になった時間も戦況に大きな変化がはなかったように見受けられた。直輝の2枚目のプレーは明らかに軽率過ぎたけど、ビッグマッチでのこの苦い経験をしっかりと糧にしてくれればいい。むしろ、この退場によってリーグの次節が出場停止になった方が痛恨。



他方、数的不利で押し込まれた時間帯も少なからずあったにも関わらず、守備については大きな破綻もなく、特にGK加藤と永田、濱田の両CBの奮闘が光りました。特にリーグでの経験がまだまだ少ない濱田は本当によく踏ん張ってくれたと思う(パワープレーもなかなかでした)。用兵には概ね違和感なし。ナビスコ杯101試合目の出場となったヤマが痛んでいたのは遠目にもわかったので、延長で負けている状況での坪井の投入も致し方なし。若い小島にも大舞台を経験させられたのはポジティブに捉えておきたい。ちなみに、むしろ「青木のあの退場なかりせば」などと「たられば」も少し考えてしまうけど、まあ、あの様子では10対11だろうが10対10だろうが大勢に影響はなかったのかもしれないですね・・・。



それにしても、そうは言ってもやはり鹿島に負けるのは、例え両チームの間に大きな距離がある現在のような状況でも悔しいもの。ちなみに、自分はメインスタンドのS指定席にいたのだが、上の写真のとおり、一つ右の席はもう鹿島ゴール裏という事前の想定以上にとんでもないエリアだったため、ひっそりと浦和を応援するという実に情けない状況だった。従って、ある程度の浦和に対する周辺からの罵詈雑言は覚悟していたので苦笑いでやり過ごしていたのだが、後ろの鹿サポのおばさんの「あーレッズなんかに負けたくないよ!J2に落ちろ!」という言葉はさすがに刺さったw ま、ナビスコ王者からの「激励」として、しっかり切り替えて次節の磐田戦に臨みたいと思う。

そうそう、それにしても失点の場面の鹿島FW田代のポストプレーの滞空時間は圧巻だったな。

Jリーグヤマザキナビスコカップ 決勝
浦和0×1鹿島(ET)@国立競技場


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