赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 



J-league Div.1 - 2016 season 1st stage 6th sec.
Yokohama 0 v 0 Urawa @Nissan Stadium, YOKOHAMA(AWAY)

ACLでの広州恒大との激闘を制してから中4日で迎えたアウェイゲームは横浜F・マリノス戦。火曜日から、1トップはズラタンがベンチ外となり興梠、シャドーは梅崎がサブに回り李を配置した布陣。バックラインについては、開幕当初こそある程度入れ替えがありましたが、ここのところ完全固定という印象。この日も守備は言うに及ばずビルドアップや縦パスでも好プレーを連発した遠藤の頼もしい姿やイリッチの現状を考慮すればそれもむべなるかなという気はしつつも、特に今後遠藤が五輪関係でチームを離れがちになることをふまえれば、少々心配な気もしてしまいます。



対する横浜さんは齋藤学選手が(恐らく)負傷でベンチ外。それでも、昨年の日産スタジアムでの対戦で浦和を木端微塵にし、加えて水曜のナビスコ杯のゲームでスタメン総取り替えをやってのけた彼方のモンバエルツ監督が今度はどのようなサッカーをしてくるのか注目していましたが、蓋を開けてみればリトリートというか、有り体に言えば「ドン引きのカウンター狙い」で手堅く勝ち点を取りに来ました。



浦和は前半に武藤や興梠が裏に飛び出して好機を作り出す場面もありましたが仕留めることはできず。また、今日は両WBが割と自由にプレーさせてもらえていたこともあり、ピッチをワイドに使ったサイド攻撃も目立ちましたが、クロスを上げども上げども中を固めて弾き返されるばかり。対する横浜さんはマルティヌスや遠藤を中心に時折見せるカウンターにこそ多少の怖さがありましたが、そこは浦和守備陣がしっかりとリスクマネジメントできていました。横浜のカウンター発動時のチュンソンの「鬼神の帰陣」は個人的には涙モノでした。



事前にコンディション不良が伝えられ、実際ピッチ上でも疲労の色が隠せなかった柏木を後半早々に青木にスイッチしてからは横浜に押し込まれる時間帯も徐々に増えました。加えて、後半ATあたりに関根のシュートが相手GKに弾かれるような惜しい場面はありつつも、さすがに、その他の浦和のフィールドプレーヤーたちも時間が経つにつれて足取りが重くなっていったように感じました。とはいえ、横浜さんも、無論中村選手のFKという脅威はありつつも、攻撃の具体的な決め手には欠ける感じでゴールを破られるほどの圧力は感じませんでした。



かくして、試合はこのままスコアレスドローに終わりました。総じて誠に面白みのない試合ではありましたが、火曜のACLのような素晴らしいゲームの後にとかくやらかしがち(笑)な浦和としては、アウェイで難敵と言えば難敵である横浜さん相手に「最低限の結果を残してくれた」と言ってよいのではないでしょうか。リーグ次節の新潟戦までの5日間でしっかりと回復に努めていただき、またリフレッシュしてリーグ戦ホームゲームと、続くACLアウェイシドニー戦に臨んでいただきたいものです。

てか、この日はベンチの前にパイプ椅子を置いてそこにどっかりと座りこんでいたミシャさん。腰の具合がだいぶ悪いようにお見受けしましたが大丈夫なのでしょうか。試合終了後にはスタンドからの拍手にストックを上げて応える余裕はありましたが、そちらも少々心配です。

J1・1stステージ第6節 横浜0×0浦和@日産

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