赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 





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J-league Div.1 - 2016 season 2nd stage 11th sec.
Urawa 2 v 0 Tosu @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

W杯アジア最終予選2試合をこなした日本代表メンバーもチームに戻った浦和は、セカンドステージでは上位につける鳥栖さんを迎えてのホームゲーム。浦和はルヴァン杯で結果を残した高木がスタメンを維持し、五輪からの帰還後調子の上がってこない興梠に代わり、やはりルヴァン杯でスタメンだったズラタンが引き続きスタメン入り。興梠のパフォーマンスが一向に上がってこないのは非常に気がかりですが、カップ戦で得たチャンスを活かした者がスタメンを勝ち取ったと言う意味ではチーム内にようやく健全な競争が働きつつと言えるのかもしれず、それはそれで歓迎すべき事態ではないでしょうか。対する鳥栖さんは4-4-2(正確には4-3-1-2のようです(9/11訂正))をベースに守備時にはボランチの一角・高橋選手がバックラインに入る形の5バックという布陣。

代表戦でインターバルが空いたせいか両チームともコンディション良好で締まった滑り出し、鳥栖さんは浦和のビルドアップに対して圧力をかけてきました。相変わらずの堅守ぶりに浦和攻撃陣も手を焼き、ズラタンが頭で擦らせたシュートがバーの上を通過した場面やクロスに高木が飛び込んだ場面こそあったものの、これといった決定機は演出できないままじりじりと時間だけが経過していました。そうした中、41分の先制点は意外な形のものでした。鳥栖右サイドに侵入した関根→森脇(→武藤(9/11訂正))→エリア内でポストプレーのズラタンが落とし、なぜかエリアすぐ外にいた宇賀神が狙いすましたようなシュートをゴール左隅に鮮やかに決めてゴール。立て続けに44分には阿部のフィードにはじまり関根からのスルーパスを受けた武藤が見事にゴール。2点を奪取したところで前半終了でしたが、正直なところ個人的には「望外の」2ゴールに心躍った前半、という感じでした。

2ゴール奪取に成功した浦和は後半に入りややカウンター狙いのようにも見えました。ただ、結果論からもしれませんが、この日もミシャ監督の交代策がチームの状況を改善、とはいかず、高木とズラタンという個人的にはもう少し長い時間見てみたかったふたりを60分くらいで早々に、それぞれチュンソンと興梠にスイッチ。その後少なくとも浦和は攻撃の形を作ることができなくなってしまい、唯一といってもよい決定機だった宇賀神→チュンソンと渡ってのチャンスも逸機に終わり、最終盤には鳥栖さんの真骨頂である放り込みの圧力を受けて谷口選手にゴールを脅かされる場面もありましたが、そこは代表帰りの西川がファインセーブで凌ぎそのまま完封の文化シヤッターで試合終了。リーグ戦の連敗を2で止めることができました。



阿部、柏木のダブルボランチで鳥栖の堅牢な守備を崩した、という印象です。特にここのところ疲労からか珍しく精彩を欠く場面も見られた阿部主将の復調は個人的にうれしいです。

J1・2ndステージ第11節 浦和2×0鳥栖@埼スタ

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