赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
再起動、します
 



J-league Div.1 - 2016 season 2nd stage 17th sec.
Urawa 1 v 1 Yokohama @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

年間勝ち点1位を賭けたホームでのリーグ最終節は1stのアウェイでの試合で勝ちに来ないかのような消極的なサッカーで対峙してきた結果スコアレスドローに終わっている横浜さんとの一戦。浦和のスタメンとフォーメーションは前節から不変。途中投入される選手もここのところチュンソン、ズラタン、青木で変わっていないかな?対する横浜さんは事前情報で聞いていた4-2-3-1、というよりも4-4-2っぽい布陣で、守備時には右ウイングの前田選手が必要に応じて下がっているように見えました。伊藤翔選手やマルティノス選手がリザーブに入っていたので後半にカウンターでゴールを奪おうと言う狙いかなと思って見ていましたが、だとしたら結果的にモンバエルツ監督(やっと名前ちゃんと覚えたw)のゲームプランに近い結末と言えたのかもしれませんね。

横浜さんは本日もリトリートでカウンター狙いっぽい感じでしたが、そこはホームゲームであれだけ引いてきた横浜さんですから驚くには値しません。浦和がクリティカルな試合で少々慎重になったところもあったのかもしれませんが、横浜さんが素早く迎撃態勢を整えていたこともあってなかなか攻撃の糸口を掴むことができませんでした。しかし、一方で被カウンターのリスク管理もできていたので攻撃の糸口を掴むことができないという点ではお互い様という感じでした。

後半頭に横浜さんはFW富樫選手に代えて伊藤翔選手を投入して攻勢に出ますが、齋藤学選手のドリブルに少々肝を冷やしたくらいで引き続き見せ場を作ることはできません。浦和は60分になろうといういあたりでいつもどおり高木→李とスイッチ。そして待望の先制点は66分、2年前の日産での同カードで決勝ゴールをあげた関根が、柏木と李との連携で中央に侵入して右足一閃、それをGK榎本選手が弾いたボールを柏木が左足で押し込んだものでした。ピッチの選手もスタンドもやや焦れはじめていたように私には感じられていたので、非常にタイミングの良い先制だったように思いました。

先制を許した横浜さんは立て続けにマルティノス選手と遠藤選手を投入。浦和は先制してカウンター狙いに徹するべきところでしたが自陣右サイドでボールを奪取されマルティノス選手に見事に裏を取られて痛い痛い失点を喫してしまいます。また例のチャントが始まって「おいおい」と冗談めかして連れと言葉を交わすや否やの失点にはさすがにびっくりしましたが(笑)、幸い裏のゲームで2点リードしていた川崎さんが同点に追いつかれ、そして逆転されたとの報が後ろの席の方々から漏れ聞こえてきたためホッと胸を撫で下ろしましたが、ここのところの浦和らしくない残念な失点でした(11/6追記:とは申しましたが、ルヴァン杯決勝、新潟戦とまあ似たような失点と言えば似たような失点を喫していますので、ここは「伸びしろですねぇ」というところなんですかね…)。

浦和は再勝ち越しに向けた攻撃はイマイチでしたが、川崎さんの試合経過がピッチにも伝わっていたようで最終盤はドロー上等の対応となりそのまま試合終了。選手、クラブ、そしてサポも当面の共通目標であっただろう年間勝ち点1位を見事に達成できました。この年間勝ち点1位と達成した今となっては「蛇足」と言っても差し支えはないくらいですが、それでもリーグチャンピオンの座が掛かるチャンピオンシップ。インターバルも空いてコンディション調整が難しいところでしょうが、絶対に勝たせてタイトルを取らせてあげたいところ。

J1・2ndステージ第17節 浦和1×1横浜@埼スタ

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