赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 



J-league Div.1 - 2017 season 34th sec.
Urawa 0 v 1 Yokohama FM @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

リーグ最終節はモンバエルツ監督2年目にして中村俊輔選手を放出する等の取組が奏功し上位に躍進した横浜FMさんとの対戦。浦和は前節同様メンバーを大きく入れ替え、恐らくはFCWCに向けての調整試合という位置づけだったのだろうと思われます。青木が1ボランチに戻り何より柏木がスタメンに名を連ねたこともあってか浦和は川崎戦に続き比較的ボールを支配して攻勢に出る展開が続き、ややミシャ式時代を彷彿とさせるような場面も散見されました。川崎戦に続いてスタメン起用の矢島は相変わらずで、この試合では縦パスを横浜FMさんにカットされ被カウンターの起点とさえなってしまっていました。



浦和は守備時に1ボランチが両CBの間に下がり両SBが高めの位置取りをするやり方を川崎戦に続いて試していましたが、カウンターから両SBの裏を横浜FMさんに着け狙われていました。決勝ゴールもそんな形で、山中選手に浦和右サイド深くまで侵入され、バイタルにいた前田選手に見事に決められたもの。まるで日産スタジアムでの開幕戦での失点の再現のようなゴールでした。堀監督がいろいろ試行錯誤している中でミシャ式時代と同じような失点が頭をもたげるというのはどのように理解したらよいのか、後で録画したものをチェックしてみたいと思います。



今季の総括と来季の展望のようなものはACL決勝2ndの際のポストで既に大まかに言及しましたのでここでは割愛しますが、巷でよく言われているとおり「堀政権移行後は下位チームには何とか勝つものの、リーグ中位以上のチームには勝てない」という何ともわかりやすく大変綺麗な結果のまま7位でリーグ戦をフィニッシュ。特に終盤3試合では鹿島、川崎、横浜FMという上位クラブ相手にいずれもゴールで出来ずウノゼロでうっちゃられてしまいました。ACL含めても現状では飛び道具のラファでしか点が取れない感じになってきており、FCWCはおろか来季の国内でのゲームの展望をする意味でもそれなりの危機感を持たざるを得ません。




J1第33節 浦和0×1川崎@埼スタ

----------

J-league Div.1 - 2017 season 33rd sec.
Urawa 0 v 1 Kawasaki @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

前々からブッキングされていた会食のため現地観戦は断念し、録画しておいたテレ玉の中継でチェック。直近のACL決勝からかなりスタメンを入れ替えたこともあり連携面でちぐはぐなところはありつつも、逆転優勝のために勝利が必須となる川崎さんが先制後はどこか腰の引けたようなよそ行きのサッカーをしていたため久方ぶりに浦和がボールを保持する展開でした。ただ、高木と菊池のコンビネーションからの菊池のクロスに武藤が飛び込んだ序盤の好機などはありつつも、ボールを持ってパスを回してクロスが上げるものの川崎ゴールに迫ることもままならず。序盤に家永選手に左サイドを突破され、マウリシオのらしからぬ「なんだかなあ」という対応から許したゴールを易々と決勝点にしてしまいました。

浦和はこの試合から攻撃時に1ボランチ(この試合では遠藤)が2CBの間に下がり両SBが高めの位置を取るシステムを試運転?していましたが、この試合を見る限りさしたる成果があったようには見えませんでした。守備をある程度立て直したはいいものの、今度はゴールが遠く遠くなってしまったことで堀監督としても、FCWC、あるいは来季に向けていろいろと試行錯誤しているということなのかもしれませんね。そしてインサイドハーフで起用された矢島は他クラブからオファーがいくつか来ているようですが、この試合でも攻守に物足りない出来のように見えました。柏木からポジション獲るくらいの覚悟がないとこのままでは来季も厳しいのかもしれません。期待が大きいだけに歯痒い想いです。

J1第33節 浦和0×1川崎@埼スタ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )