沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

成長の秋

2021年11月09日 | 10郎

 お久しぶりです。11月になって初めての更新です。

 タイトル通り、成長の秋到来、という話題になります。

 愛息10郎の身長が158㌢となりました。靴のサイズはもう27㌢と父8郎に追い付いています!(嬉)。8郎の汚い足までお見せしてすいません。

 左が11歳ジュニアの10郎。右が48歳シニアの8郎です! 妻撮影。こんなに早く同じサイズになるとは~。

 いっぱい食べて、健康的に大きくな~れ。

 

 我が家のベランダ、いや絶景テラスから拝めた光景を2枚アップします。まずは毎度おなじみ、力強い朝日。

 そして花火。首里城復興を祈願するイベントで県内各所で打ち上げられたようです。夏の終わりを鮮やかに告げてくれました。

 さて、上写真でお分かりのように、久々に丸刈りにした10郎。コロナも落ち着いたので、少年野球大会が半年ぶりに開かれたのです。試合は惜しくも逆転負けだったものの、今季のメジャーリーグを沸かせた大谷翔平選手のように先発投手&2番バッターでリアル二刀流デビューしました!🔥 コントロールが定まらず3回で5四球を与えて負け投手になりましたが、ストレートで相手6年生の主砲を空振り三振に抑えるなど、内容を監督が高く評価してくれました。バッティングではホームラン性の打球(ローカルルールで2塁打に)を含む3安打で相手をビビらせました。6年生を凌駕するパワフルさは勢いを増しております。もう70㍍のフェンスでも越える力があるのではないかと思います。ステイホーム中に地道に素振りを繰り返したことで、コロナに負けることなく成長の夏を過ごすことができたようです!

 

 それに比べて父8郎はというと、腹回りばっかり成長させています。83㌔ラインをうろうろしています。やばいっす。勤務中にズボンのボタンが切れて飛んでしまったくらいです(ドラマか!泣)。運動不足に加え、甘いものの過剰摂取が原因ですね。日ごろのストレスからかコーヒーやスイーツがやめられません。かりゆしウェアでごまかせる夏服シーズンがそろそろ終わります。ベルトを全面に出さざるを得ない秋冬に備えて、人生105回目となるダイエットに挑戦します!

 甘いものを断ち切る精神力こそ成長させたい48歳6カ月でした。久々の更新にもかからず、大したネタもありませんでしたが、今日はこれにて。


身勝手な残暑

2020年09月22日 | 10郎

 9月の半ばを過ぎても30度超えが続く史上まれにみる厳しい残暑が続いています。これも地球温暖化を止めることができない身勝手な人類のせいです。さて、4連休のシルバーウイークも終わります。みなさんはどう過ごされましたか。お陰様で8郎も3日休みをもらうことができ、10郎の少年野球などで充実させることができました。シルバーウイークまでの8郎家の様子を記録いたします。下写真は絶景テラスから撮影した虹。きれいでした。

 先日、結婚記念日に〝高級寿司〟を食べてきたことをお伝えしたばかりですが、その翌週に「くら寿司」にも足を運んできました(どんだけ寿司一家だばー。笑)。理由は、愛息10郎が校内お話大会に4年連続で出場したからです。昨年に続き学校代表を狙ったのですが、惜しくもチャンレジ賞止まり。でも、準備不足ながらも今年も挑戦した、ということを最大限に褒めてあげようと家族3人、くら寿司での慰労会となったのです。

 くら寿司はデザートが充実していることも魅力。甘いもの好きのおじさんにはたまりません。

 家族3人で回転寿司を食べるって平凡な光景でしょうが、とても幸せなことだなぁと考えさせられました。でも、毎日を厳しく生きなければ、平凡な幸せを守ることはできません。8郎にとってその考えは、極貧だった幼少時代に強烈に植え付けられた変わることのない人生訓です。回転寿司屋で気持ちを奮い立たせた47歳です。もっと頑張らなければ。

【追記】先日ご紹介したお騒がせラッパーことSHOさんの『I LIKE SUSHI』のリミックス版も載せておきます(笑)。コラボしている7歳の女の子ラッパーもかわいいですよ。また寿司食いたくなった!

 さて、久しぶりに珍味をいただいたので報告します。ヒージャー(ヤギ)の刺身です。業務上のお付き合いで買わされ・・・いや、自発的に購入した、ということにしておきます。クセのある食材だけに、メキシコ産のコロナビールで気合を入れます。しかし、残り5枚を残したところでギブアップ。コリコリの皮だけでなく赤身もたっぷり付いている(ヒ―ジャーとしては高級のはず)ので10枚が限界でした。妻に「もったいないから焼こうか?」と聞いたところ、「臭うから絶対にやめて」と返されたので、捨てることにしました。ヤギさんの命に大変申し訳ないことをした身勝手な自分を猛省しました。ヒージャー好きな同僚に譲ればよかったなー。もう自発的に注文することはないでしょう。

 ほぼ半年ぶりに8郎の隠れ家的BARに顔を出してきました。職場の飲み会のあと、一人でフラッと立ち寄ったのです。また若い世代とお友達になりました。8郎は自分より若い人と飲むのが楽しいですね~。ビールもおいしかったです。振り返ると、8郎が尊敬する先輩方もそうでした。8郎相手にとても楽しそうに飲んでくれたしーじゃたちがいました。8郎もそういうおじさんになりたいのです。年下相手に威張っているだけの身勝手な〝昭和のおじさん〟にだけはなりたくないですね。そういう人種はもはや社会を停滞させるだけのお荷物でしかありません。早く表舞台から退場させなければなりません。でも、新首相が「国家観なき人事好きの71歳」というこの国ではそれも無理なのでしょうか。。。

 うたた寝の10郎です。かわいくて思わず撮影。今日だけモザイクも外します(笑)。もう10歳でうっすらとひげも見えてきているのですが、寝顔にはまだまだ子ども感が残っています。寝起きが悪いのはもちろん、わがままぶりが加速してきたこともあって、妻ともども朝から怒りっぱなしの毎日ですが、この寝顔を見ると、もっと寝かせてあげたいという親心も湧くから不思議です。一方、自らの苦しかった幼少時代を振り返り、もっと厳しく育てなければとも思います。答えのない中で、子育て真っ最中の残暑です。

 子の成長はうれしくも、さみしいものですね。あとちょっとだけ坊やでいてもいいんだよ。

 子がわがままなのではなく、親こそが身勝手な生き物なのかもしれませんね。

 さて、ご存知の通り、当ブログの管理者も基本身勝手なため(笑)、今日はこれにて。


息子に『三国志』

2020年08月08日 | 10郎

 前回お伝えした通り、アマゾンで購入していた懐かしの歴史漫画超大作『三国志』(作・横山光輝)の全60巻が届きました! 特別仕様の紙ボックスに入っています。かっちょい~。「決戦地図」というおまけ付きです。

 15巻ずつ4柱になって入っていました。ボックスの表には「大迫力の1万2059㌻」と打たれています。10郎、これから1万2059㌻ものドラマティックなストーリーが待っているぞ。1㌻、1㌻、大事に読めよ。

 愛息へのプレゼントではありますが、父8郎も自らの少年時代を思い起こして感無量でした。

 

 さて最初に、『三国志』そのものが全く分からないという方のために、鈍才💀軍師8郎による『三国志』簡単解説です。

 『三国志』とは・・・・

 中国の後漢末期の群雄割拠時代から、魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三国が覇権をかけて争っていた約100年間(西暦180年頃~280年頃)の興亡史を記録した歴史書で、ほぼ同時代を生きた陳寿が記しました。これが、いわゆる正史とされるものです。その後、明の時代になって、これをベースに羅貫中らの手によって『三国志演義』が上梓されました。こちらは正史とちがってエンターテイメントの要素を多く取り入れており、「7割史実、3割創作」と言われているようです。日本では戦後1940年代に、文豪・吉川英治が『三国志演義』をベースに小説『三国志』を書き上げ、中国の古代歴史ロマンを日本の大衆文化に浸透させました。それまで、ただの暴君・悪役だった曹操を魅力的な英雄として生まれ変わらせたともされています。1970年代になって、漫画家の横山光輝氏が吉川版三国志をベースに漫画として新しい『三国志』を世に送り出しました。ド迫力の絵が加わったことで当時の8郎ら昭和の子供たちの間にも浸透するきっかけとなったのです(ちなみに8郎は吉川版三国志も中学生のときに完読しております)。近年ではゲームから入る子供たちが多いそうですね。

 お分かりいただけましたでしょうか? ちなみに当ブログでいう三国志とは基本、横山先生の漫画版を意味しています。

 その横山版『三国志』は8郎個人的にも、人生で一番思い入れのある漫画と言えます。というのも中学生時代に堅物の父が唯一購入を許してくれた漫画だったからです。本当は、ちゅーばーぐゎーしーして当時はやっていた『ビーバップハイスクール』やゲームソフト『ドラゴンクエスト』を買いたかったのですが(笑)、極貧の家計もあって高圧的な父には言えませんでした。しかし社会人になって、沖縄版〝富裕層の高学歴〟の人たちと職場を一緒にすると、意外にも三国志ファンが多いことに驚きました。あの時「俺の周りでは誰も読んでない」という思いをしていた人がこれだけいたのにも同様に驚きましたね(笑)

 全60巻が一気に手に入った愛息。ご機嫌です。左手骨折で野球の練習も行けてないので、読む時間は取れるかな! そもそもコロナの第二波で、野球も中止ですが。

 高さ10数㌢、幅100㌢強の壁ですが、壮観です。まさに漫画版、万里の長城! 

 さぁ、昭和世代おっさんの三国志の魅力について語りたいと思います。1万2059㌻とはいきませんが、長くなりますので興味のない方はページアウト必須です。3つあります。

 まず1つ目は、登場人物の魅力あふれるキャラクターでしょう。登場人物は総数千人を超え、有名武将だけでも100人といわれるほど。みな個性あふれる人物です。人気ランキングをネットで検索すると、あるサイトの結果では、1位はもちろん天才軍師・諸葛亮孔明(しょかつりょう・こうめい)で、2位が関羽雲長(かんう・うんちょう)、同列3位が曹操孟徳(そうそう・もうとく)劉備玄徳(りゅうび・げんとく)趙雲子龍(ちょううん・しりゅう)となっていました。納得の順位です。

 個人的には多くのファン同様、諸葛亮孔明が一番好きです。まずは、小国ながら大国の魏・呉を相手に一歩もひるまないどころか、奇想天外な作戦でやりこめる希代の戦略家としての才能です。大国を相手に今すぐには勝てない、とし、当面は中国を3つに分け、力を蓄え、機を見て統一を図るという壮大な「天下三分の計」を劉備に示すなど、長期スパンに立った戦略の立て方は、8郎が今学んでいる『企業経営理論』の戦略論にも通じるものがあります そして、仁義です。自分を重用してくれた恩師に対する忠義を生涯忘れない生きざまが、かっちょいいのです。自分の才能に確固たる自信を持ちながらも、この方がいなければ今の自分はなかった、と生涯感謝を忘れない心。男らしいっす。8郎的にも三国志の真の主役は孔明だと思います。孔明亡きあとの最終巻までの数巻は姜維(きょうい)などの後継スターも出てきはするのですが、太陽が沈んだあとの夕暮れ時のような何ともいいようのない虚しさを感じますので。

 そして、勃興期の主役とされる劉備玄徳。人徳のあるリーダーとして描かれています。息子くらいの年齢の孔明を三度も訪ねて軍師として招き入れる謙虚な心と懐の深さは、後世に『三顧の礼』として語り継がれています。義弟の関羽が呉に殺された怒りから、無謀な仇討ち「夷陵の戦い」を敢行して大惨敗を喫してしまう人間らしさも魅力的です。その部下を思う姿勢が、部下から慕われる人徳でもあったのでしょう。

 そして劉備のライバルとして基本悪役に描かれる曹操。若かりしころ、顔相師から「乱世なら奸雄になる」と評され、「それもよかろう」とほくそ笑えんだふてぶてしさも最高です。「このくっそきたねー世の中にきれいごとなんかいらねー。誰よりもきったねー手段を使って誰よりも先に天下獲ったるわ!」という割り切った生き方(笑)もいいですね。波乱に満ちたドラマティックな人生は、三国志の真の主役といわれるゆえんです。「出世モノ」が大好きな日本人作家なら天下統一モノとして主役に置いたでしょうね(でも、だとしたら三国志はここまで人気は出なかったはずです。弱いものが強いものに挑むストーリーこそが千年も読み継がれている理由だからです)。

 ほかにも語りたい人物が星の数ほどいるのですが、時間がないので3人で止めておきます(笑)。

 

 2つ目は、名場面、名ぜりふにあふれているところです。劉備関羽張飛の三人が「乱れた世の中を建て直そう」と義兄弟の契りを交わす「桃園の誓い」に始まります。残虐王・董卓を倒そうと各地の豪傑たちが集まった「虎牢関の戦い」は前半最大のオールスター戦となります。曹操にヘッドハンティングされた関羽が、5関所6武将をぶった切って(怖)劉備の元へ駆け戻る「関羽の千里行」、劉備孔明を招へいする「三顧の礼」はともに日本人好みの義理人情の世界です。劉備と曹操の初の全面対決となった長坂の戦い」では、劉備軍は敗退するものの張飛が「われこそは張飛なり。死にたいやつから前に出ろ!」と文字通り一騎当千で曹操軍を退け、趙雲曹操に奪われた劉備の息子・阿斗をたった一人で救出する大活躍を見せます。そして何といっても三国志の最大のヤマ場である「赤壁の戦い」! 弱いものたちが力を合わせ強いやつをやっつける名場面であると同時に、三国志史上最大のオールスター戦でもあります。「関ケ原の戦い」の百倍くらいのスケール感にあふれています。実際に勝利に導いたのは呉の軍師・周瑜の作戦らしいのですが、横山漫画では風を読んだ孔明の手柄のように描かれています(笑)。孔明が主役となる後半は悲壮感ただよう名場面が増えます。孔明が非情なリーダーシップを見せる「泣いて馬謖を切る」、打倒魏を狙った「五丈原の戦い」で死期を悟った孔明が、敵の軍師・司馬懿仲達を混乱させる秘策を部下に残しておく「死せる孔明、行ける仲達を走らす」など名場面にキリがありません。後述する「出師の表」は涙なしには読めないと言われています。“3割創作”だと言われても、すでの多くの三国志ファンの中では確固たる歴史ドラマとして脳裏に刻み込まれているのです。

 ほかにも裏切り、賄賂、忖度野郎、駆け引きなどなど熾烈な権力争いも徹底して描かれており、サラリーマン社会に生きる現代人にとっても数えきれないほどの教訓にあふれています。 

 3つ目は、60巻を読み終えたときに胸にこみ上がる壮大な無常観と言えるでしょう。魏、呉、蜀の三国が激しく天下統一を争うのですが、結局3国とも野望を果たせずに滅亡し、新興国に天下をもっていかれる、という興亡史。結局この争いはなんだったのか、と子ども心にも考えさせられるはずです。戦争の虚しさ、盛者必衰の理を学ぶことができます。文武両道の象徴であり三国志屈指のスター豪傑でもある関羽が、呉にとらえられ、あっけなく斬首されるシーンでは中学生8郎も大いにショックを受けました。孔明が志半ばに五丈原の戦いで病死する場面もそう。これは一人の漫画家の空想によって世界がつくられた、そんじょそこらの漫画では体感できません。“7割史実”ですから!

 下写真は第1巻に登場する「桃園の誓い」の名場面です。いつの時代も若き日の志ほど美しいものはありませんね。その後どろどろの世界に足を踏みいれるだけに、若き日のピュアさは年々輝きを増します。8郎も年を取りました。。。

 いろいろ三国志愛を語ってしまいましたが・・・以上になります。

【閑話休題】日本の歴史に卑弥呼が登場するのは、孔明が死んだ数年後です。卑弥呼が魏に親書を送ったことが、中国サイドの『魏志倭人伝』(教科書で習いましたよね)に記されているようです。中国三千年の歴史は深すぎる! 中国とまともに戦っては勝てませんよ。

 

 ・  ・  ・  ・  ・

 

 さて、47歳8郎が少年時代に『三国志』から学び、今もなお、人生訓として残っていることは、愛息10郎に学んでほしいこと、そのものでもあります。それは、中国3千年の歴史でも、豪傑たちの生きざまでも、サラリーマンの世界をうまく渡る権謀術数の世界でもありません。

 

 それは、

自分の人生を俯瞰的に見ることができるようになってほしい

ということです。

 

 ひらたく言えば、『三国志』を読むことで、壮大な歴史において一人の人生なんてちっぽけなものだということを体感してほしい、ということです。もちろん、ちっぽけな人生を卑下しているわけではありません。どんな人間だって一分一秒、一生懸命生きています。

 ただ、人間はどうしても自分だけの価値判断で悩んでしまいます。特に10郎がこれから迎える思春期はそうです。それは悪いことではなく人間の成長として必要な時期ですが、そこで間違った悩み方をしてしまうと、その後の人生で悪い方向に行ってしまうことも残念ながらあります(それはその人だけを責めても仕方ありません)。そんな精神状態のときに親や教師が一方的に「頑張れ」と言ったところで、どうにもなりません。ただし、そこで本人が自発的に視点を変えて自分を俯瞰的に見ることができれば、自分から方向性を変えることができると思うのです。ひらたく言えば、自分の中にもう一人の自分を持つ、ということです。自分の価値観だけで悩む自分だけでなく、歴史という広大なスパンの中にいる自分を俯瞰的に見ることができる自分、です。8郎も苦しい時はそうやって乗り越えてきたつもりです。

 

 10郎君もいつかは自分の力ではどうにもならない絶望の淵に立たされることもあるだろう。心が折れそうになったときこそ、自分はここで立ち止まるだけの男なのか、そう自分に問いかけることができる男になってほしい。どんな時でも、時は進み、世界は動いているんだ。それに気づける男になってほしい。気づいたらどうすればいいか分かるだろ? ちょっと休んだあとは、立ち上がるしかねーだろーが!🔥

 

 天下をとった武将ではなく、右肩下がりの会社に勤める庶民派サラリーマンから息子へのメッセージです。

 つまり、父ちゃんが言いたかったのは、自分の価値観だけで悩んで終わってしまう、自分の可能性を自分でしぼめてしまう人間にだけはなってほしくない、ということです。自分の考えだけで生きていけると思うな。世の中には人の数だけ考えがあって、どれが正しいのかなんて、誰にも決められない。ただ、その矛盾と不安だらけの中でも、自らの道を切り開き前に進むためには、自分の信念を持たなければならない。そしてその信念を貫ける男になってほしいのだ。それこそ、最後に勝つ男だと思う。

 そんな父の夢想に感化されたのか、超大作『現代版三国志』の執筆に着手した小さな巨匠です。登場人物はなぜか全員同じ顔をしたイケメンです(笑)。まだ10歳なので、権謀術数の世界にはなじめず、豪傑たちの一騎打ちのシーンが大好きなようです。現在好きな豪傑は張飛だそうです。劉備を助けるべく、武器をもった男たちを素手で殴り倒す初登場シーンは、いつ見てもかっちょいいからね。酒好きがたたり部下に裏切られる人生(泣)もなんだかも憎めません。 

 クソ暑い8月に熱い話をして申し訳ございません。そろそろ終わります。おっさんの三国志愛にお付き合いいただきありがとうございました。

 さて、劉備が「三顧の礼」で孔明を招いたとき、そして、その孔明が天敵の魏を討つ〝北伐〟の決意と亡き劉備への感謝の意をつづったかの有名な「出師の表」(すいしのひょう)を書き上げたとき、ともに47歳だったそうです(現代でいうと還暦あたりでしょうか)。時代が違うので比較するのもなんですが、同じく47歳の庶民派サラリーマン8郎も、今年を意味あるものにしたいと思います。もう8月だから半分過ぎてるけどね~。

 これから妻を含む家族3人、「三国志」祭り(布団に入って漫画を読む)を始めますので、今日はこれにて。


10郎、10歳になる

2020年04月29日 | 10郎

 新型コロナウイルスの感染が下火にならないまま迎えた2020年の大型連休。毎年恒例ですが、8郎家はこの連休中に一年で一番のイベントを迎えます。それは、奇跡的にも同じ日に生まれた妻子の誕生日です。妻は4●歳に、そして愛息10郎はめでたく10歳になりました! 下写真は、生誕10周年と、自らの誕生日を祝い、妻自らが飾り付けたものです。二人とも、おめでとう! 健康で迎えられたことに感謝です。

 あの日から10年が経っていました。10年前の今頃、新米パパになった8郎の記録です。

OGPイメージ

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 資格試験勉強中の8郎なので、誕生会の準備は設営、買い出しすべて妻自らがやっていました(謝)。 

 夫として父として少しでも感謝の気持ちを表そうと、8郎は妻が親戚の肉屋さんから購入してきた牛肉を調理します。400㌘の分厚いやつです。浪人生時代にステーキ屋でコックのバイトをしていた8郎。焼くのはそこそこ手慣れています。もちろん、おしゃれむにーして香草ローズマリーも使います。

 完成です!

 10年間ですっかりお兄ちゃんになった10郎。漫画とゲームと野球が大好きなメガネっ子としてすくすく成長中です(父の物語はまだ卒業できていません!)。けして偏らず多くの友達をつくり、世の中の事象のど真ん中にいる人間になってほしい、そういう願いから付けた名前にプレッシャーを大いに感じて(酷)、これからの自分の道をまい進してほしい。400㌘の肉を完食し、ピザも4ピース食べたから、きっとできる! やればできる!🔥(by「球速150㌔芸人」ことティモンディ高岸)。

 浦添市内の人気ケーキ屋『MAXIM』で妻自らが購入(謝)してきたバースデーケーキ🍰を二人で消灯。おっと、今年11歳になるくまのプーさんを忘れてはいけません(笑)。男子アイススケート金メダリストの羽生結弦さんなみに兄貴分のプーさんが大好きな10郎です。

 10郎、君のおかげで、父さんと母さんの10年はと~っても充実していたよ。ありがとう。

 お二人さん、これからもよろしくね。

 今回の話題はそれだけです(謝)。今日はこれにて。


最後で最高の日曜日

2019年08月18日 | 10郎

 8月も中盤を過ぎました。皆さんは夏バテなどしていないでしょうか?

 夏休み中の10郎。最後の日曜日となる25日も野球の練習試合が組まれるということで、事実上、夏休み最後の「フリーの日曜日」となった18日、家族3人でユインチホテル南城のスプラッシュプールに行ってきました。この夏、10郎を一度も海に連れていけてなかったからです。

 出発は午前8時半でしたが、入道雲がもくもくと発達していました。暑い夏はまだまだ続きますね。

 

 それにしても今年の7月は個人的にも一度も「海遊び」しなかったなぁ。“人生最後の資格試験”に受かるまで、そういう悲しい夏が続くということですね(泣)。自分で選んだ道とはいえ、合格までの数年は、夏男8郎にとって毎年「夏よ逃げないでくれ」(byTUBE)的なBLUEな気持ちになること必至です。 

 ホテルの手前に絶景ポイント「小谷橋」があるので途中停車。この橋は2005年竣工のようです。

 南城市ののどかな集落を背に記念撮影。多少かすんでいますね。おや、10郎の顔が。。。

 アップにしてみると、こんな顔でした! なんの物まねだば~。ずっと見てても、決して飽きのこないわが息子です。

 ユインチホテルのプールに到着。大人¥1,000、小学生¥700です。8郎、10郎父子が数年前に恐怖体験した全長78㍍のスプラッシュプールです。いざ、リベンジだ。時は来た! それだけだ (by橋本真也)。プッ(by蝶野正洋)。この名ぜりふ、まったく知らない方、すみません。

 すでに家族連れもいっぱい。このあとどしどし入ってきました。早めに行ってよかった~。

 早速入水。心地よい冷たさで、10郎もこの笑顔!

 流れるプールを満喫します。

 数年ぶりに水中芸“麻呂”を見せてくれました。さすが、水泳教室に通って4年。水中にも慣れたもんだね。

  スプラッシュプールにも挑戦。怖がることなくパイプに入り、ゴールでは余裕のVサインです。結局6回挑戦しました。「全然怖くなかった」そうです。成長したね~。

 46歳の父8郎も一応挑戦。82㌔の体重が加速を増幅させたため、数年前同様、かなりの恐怖を体感することになりました! ここは成人のほうがエグい思いをしますね。ゴール地点では、妻撮影の下写真のとおり、どこかのかわいい三姉妹が出迎えてくれました(笑) すまんが、わいは君たちの父ちゃんやないでー。

  ランチは南城市の定番コース「Cafe やぶさち」へと。数年ぶりでしが、絶景に変わりなく。

 8郎と10郎父子は「ビーフカレー」(¥1,400)を注文。子供サイズなら¥1,000です。

 妻はインスタ映えもする「生ハムとトマトの冷製パスタ」(¥1,600)。どちらもおいしゅうございました。

 デザートは「フレッシュフルーツのタルト」(¥500)を3人で分け合いました。庶民ですから。

 Cafe やぶさち。庶民にはちょっとお値段が高めですが、味は間違いありません。機会があれば、また来ます。

 せっかくの絶景だからと、10郎に恒例のジャンプをしてもらいました。「昨日の練習でふくらはぎが筋肉痛」といっちょ前のことを言う10郎でしたが、父の要望に応えてくれました。手足がどんどん伸びているのが分かります。

 その後、どこかの公園でキャッチボールもする予定だったのですが、宿題がたまっているとのことで、帰宅しました。10郎は今、スプラッシュプールの思い出を一枚の絵にしているところです。

 わずか数時間の水遊び&ドライブでしたが、楽しく過ごせました。 子供の元気な姿を見るだけで、親の疲れも吹っ飛ぶものですね。8郎は年々老いていくばかりですが、10郎の成長は日進月歩ですから。

 小学校3年生の夏休み。息子の笑顔のおかげで、最後で最高の日曜日となりました。

 今日はこれにて。

 【後記】絵が仕上がりました。父母が多少手伝っていますが。堂々の完成です!


メガネ越しに明けた梅雨

2019年07月07日 | 10郎

 

 サヨナラを繰り返し 君は大人になる ときめきととまどいを その胸にしのばせて♪


 昭和の名曲のワンフレーズとともに、今回はスタートいたします。特に意味はありません(笑)

 8月初旬に迫る資格試験まで当ブログの更新を止める、と前回書きましたが、記録に残しておかなければならないことが3つあるので、短めにUPします。

 1つ目は愛息10郎の変化です。ついにメガネを買ったのです! キラリ~ン

 9歳にして愛息の視力はゼロコンマ台前半にまで落ちていたのです。ゲームのやりすぎなど生活習慣もありますでしょうが、遺伝が大きいと思います(8郎も小3で黒板の字が見えにくくなったので)。マイナスな遺伝子を与えてごめんよ(泣)。でも現代はメガネもあればコンタクトもある。これで白球もしっかり見えるはずだから、次の大会では初ヒットを打てるはずだ! (現在20打席ノーヒット、18三振くらいの脅威の成績です。笑)。そんな成績にひるむことなく(笑)、イチローポーズで決めてくれました。決まってるぜ~。

 2つ目は、夏男8郎にとって一年最大の時季ニュースである「梅雨明け」です。6月29日に沖縄気象台が発表しました。例年より6日遅いそうです。しかし、一気に太陽の季節到来というわけでなく、梅雨に逆戻りしたかのような荒れた天気が続いています。 というより、警報が続出で梅雨以上の大荒れと言っても言い過ぎではありません。七夕の日も空は雲で真っ白です。早く青空に輝く7月の太陽を見てみたい!

 曇り空の下、バス停近くにひっそりと咲くランタナをパチリ。

 閑話休題的に。ブログの“断食”を前に、おいしゅうございましたシリーズです。メインプレイスの大阪王将で食べた角煮チャーハン。おいしゅうございました。チャーハンってオムライスと並び、永遠に腹ペコ男子鉄板の炭水化物メニューですね。カロリーどんだけぇ~。

 最後の3つ目は、資格試験まで残り1カ月を切った、ということです(焦)。

 ということで、本日をもって、本当にブログの更新を一時停止いたします。8月6日に予定している再開はおそらく惨敗の報告となるでしょう・・・。

 メガネ越しの息子の澄んだ瞳に、少しでも頑張っているオヤジの姿を植え付けられるように、46歳、最後まで頑張ります。ブログチェッカーの皆さんには、おっさんの無謀な挑戦に応援のほど、よろしくお願いいたします。


へこむ梅雨

2019年06月22日 | 10郎

 慰霊の日を明日に控え、沖縄の梅雨も最終期に入っています。最近は毎日降っていますね。10郎の野球の練習が中止になることもしばしば。

  さて、そんな梅雨に、46歳の庶民派サラリーマンをとてもへこますできことがありました。

 7年超の付き合いとなる日産エクストレイル。性能も見た目も、自慢の愛車です。見た目でいうと、特に後姿(流線形がブームの中、あえてのボックス型)がかっちょいいのです。そんな愛車を、なんと、妻がぶつけてきたのです! 10郎のチームメートを送り届けたマンションの地下駐車場で、バックしているときに柱にぶつけたのだそうです。美しいヒップラインがへこんだ無残な姿に超ショック!  

 

  思えば、先代カペラワゴンに決定的な致命傷(追突事故でボンネットとエンジンルーム破壊)を与えたのも、妻。。。そのうち人さまをひかないか、心配です(怖)。ちゃんと周りを見て運転してくれよ~。

 まぁ、エクストレイルの使命は、家族を運ぶだけでなく、家族を守ることにあります。チームメート含め、誰もけがしていないので、エクストレイルにとって名誉の勲章としておきましょう。妻も送り迎えまでしてくれてますからね。責めるわけにもいきません。

  でも。。。修理、部品交換にいくらかかるのかな~

 

 さて、週末は愛息10郎にとってお金を稼ぐチャンスです。父のマッサージをすることで100円もらえるからです。骨と骨の間のへこんだ部分に指圧をかけるのもうまくなっています。この日もやってもらいました。どんな表情でマッサージをしているのかと興味があり、背中にカメラを向けてみると、そこには、すでに老練さ(笑)も醸し出す小さなマッサージ師がいました。

 

 おかで父8郎の疲れも吹き飛びました

 さて、父8郎は8月初旬の資格試験へ向け過去問をやっていますが、なかなか点数が上がりません。合格ラインに程遠い点数に向き合うたびに、へこむ46歳です。(すべて自分の努力不足が原因です。そろそろ最終戦略を立てなければなりません)。気を奮い立たせて机に向かいます!

 梅雨の晴れ間には、美しい夕焼けにも出会えました。

 早く梅雨空けないかなぁ~ (おい、今年の夏は遊ぶ時間などないぞ)

 今日はこれにて。 


から梅雨の花火

2019年05月25日 | 10郎

  沖縄で年に一度だけ行われるプロ野球パ・リーグ公式戦「埼玉西武ライオンズvs福岡ダイエーホークス」の初戦を家族で観戦してきました。沖縄は梅雨入りしているのですが、から梅雨が続いており、試合当日も晴天。ラッキーでした。

 主催団体の受付サイトでカード決済がうまくいかず内野席を押さえられなかったので、なくなく外野自由席に。少しでも近くに選手たちを見たいとNIKONのコンパクト双眼鏡「トラベライト EX」を持参することにしました。野鳥観察などがを目的に11年前に購入(2万円相当)。性能をあらわす数値は10×25。10は倍率(100㍍先が10㍍先に見える)を、25はレンズの口径㍉(すなわち明るさ)を表します。数値的には初級~中級というグレードです。11年間使用機会が少なく、8郎のアイテムの中でも、貢献度の低いアイテムでした(笑)。今こそ能力を発揮し、名誉挽回するときが来た!

 8郎は会社を定時に退社。奥武山セルラースタジアムに到着しました。すでに満席状態。沖縄の5月は暑いが、野球熱も熱い!

 この試合のお目当てはもちろん、沖縄出身でライオンズの主砲、山川穂高選手です。昨年47HRで県勢初の戴冠。今年も早くも19号と絶好調です。そんな山川選手の凱旋20号ホームランを期待して、座る位置も左中間奥を狙っていたのですが、すでに満席。レフトポールのすぐ後ろになんとか3人分のスペースを確保し、妻子を待ちました。

 ちょっと日が暮れ始めたころ、チアリーダーのお姉さんたちが多少のお色気と健康美にあれふるダンスを披露し、8郎らおじさん族を喜ばせにかかります。そして、なぜかゴムを弓に見立てタオルを発射するサービスを展開。ポーズも決まってます!

  ぼよよ~んと飛んできたタオルに野球少年たちも群がります(笑)

 妻子を待つ間、屋台でつまみとビールを購入。焼きそばが650円と高額でしたなぁ。

 「地元のビール」の品質にそう満足していない8郎ですが、同意見である先輩が言っていた「味はともかく(泣)真夏にぐいぐい飲むときはなかなか合う」という意見に、多少の同感も。

 18時30分、試合が始まりました。一塁の守備に就く山川選手にスタジアム中から大歓声が沸き起こりました。「ナイチャーに負けるな」。島を出てプロ野球という厳しい競争の世界でそれを実現した山川選手はまさに沖縄県民の誇りです。風貌も、ポーク、天ぷらを食べて育ったウチナ―ンチュそのもので最高ですね(笑)。とはいえ、トラベライトEXで見た、筋肉隆々の太ももはゾウくらいあり、厳しい鍛錬のあとがにじみ出ていました。

 やっと妻子が到着。国道がかなり混んでいたそう。翌日の新聞によると1万6745人の観客だったそうです。10郎の表情にも20号への期待感があふれていました。

 早速トラベライトEXで山川選手を探します。球場も明るかったので、チームメートと戯れる山川選手の笑顔や、先発だった同じくウチナ―ンチュの東浜投手のボールの握りもはっきりと見えました。トラベライトよ、やっと活躍したな。

 7回にはホークス応援団から風船花火の打ち上げがスタンバイ。8郎も初めての体験です。

 ピュルル~という音とともに風船が、から梅雨の夜空に舞いました。妻子も興奮。お祭りみたいで楽しかった~。

 高校生バイトらしきにーせーたちが風船回収に向かいます。10郎が「俺も行きたい」と(笑)。

 そして7回裏、ウチナ―ンチュが待っていたその瞬間が訪れたのです。山川選手がウチナ―ンチュの思いを乗せた花火を、から梅雨の夜空に打ち上げてくれたのです。

 大歓声とともに4打席目に入った山川選手。最後の打席になるかもしれないと(実際そうなりました)、スタジアムの歓声も最高潮に達します。ソフトバンクの中継ぎ松田投手の投げたスライダーを、フルスイングで狙い打ちです。パコンッという乾いた音とともに、打球は放物線を描きセンター方向へぐんぐん飛びます。白球が夜空に描く放物線は、それはもう美しいものでした。白球は勢いを弱めることなく左中間奥のネットに突き刺さりました。両リーグダントツ一番乗りの第20号3ランホームランです!  スタジアムの歓声はクライマックス! 1万4千人のウチナ―ンチュがみんな喜びを爆発していました。やってくれたぜ、山川選手、まさに千両役者! 調子乗っちゃってぇ~、どすこい!

   から梅雨だけに湿度も低かったので、打球の伸びを後押ししたことでしょう。まさに今の沖縄でこそ打てたホームランだったのではないでしょうか。ホームランは野球の華だということを実感しました。

 その歴史的瞬間を8郎も負けじと愛機STYLUS TG-2で激写。ん? どこにボールが写ってるかって? 右下の赤い上着の男性がさしている指の先3㌢にあるではありませんか!(ちっちぇ~)

 試合終了後のヒーローインタビューはもちろん山川選手。超ド級の歓声と指笛が鳴り響きます。かつて具志堅用高さんが世界チャンピオンになったとき、沖縄尚学高校が初めて甲子園優勝を果たした時もこのような感じだったのでしょうか。

 

 「沖縄の皆さんのために打ちました。今までの野球人生の中で一番うれしいホームランです」


 同じウチナンチュとして、偽りのない言葉だと思っています。ありがとう!

 山川選手はさらに野球少年たちへのメッセージとして、「野球がうまくなりたければこれから家に帰って素振りをしてください」と呼びかけました。まだヒットが出ない10郎の心にも響いたかな。

  ウチナ―ンチュと野球。忘れかけていた二つが何だかとても心を熱くした、から梅雨のナイター観戦でした。

 今日はこれにて。 


イチローから学んだ

2019年03月24日 | 10郎

 日本中の野球ファンが昨年から心の準備をしていましたが、3月21日、ついにその時が訪れました。

 イチロー選手、引退表明です。翌日の地元紙でも一面トップの扱いでした。

 8郎にとって同じ年のイチロー選手は、少年時代のヒーローというわけではありません。ただ、8郎も野球選手にあこがれていただけに、常にその存在、活躍を意識してきました。年間210安打の当時の日本記録、7年連続首位打者などの実績を重ね、史上初の4割打者誕生かと思っていたところ、突然のメジャーリーグ挑戦。細い体ながらメジャーでも年間安打262安打、ギネス認定の日米通算4367安打など世界記録を次々を打ち立て、世界を代表する野球選手となりました。時代が違うとはいえ、プロ野球選手が積み上げた実績としてONを超えた、と思うとります(王さんの868本のHR記録以上に価値があるのではないでしょうか)。まさに8郎ら第2次ベビーブーム世代👶の誇りであります。第2回WBC決勝での韓国戦は、大事な仕事中にも関わらず、一人車の中でラジオで実況を聞き、センター前の決勝タイムリーヒットに興奮したものです。

 それだけに、引退表明は一ファンとして寂しい限りです。

 しかし、体を酷使するプロスポーツの世界で45歳まで現役を続けたというのは、安打数の記録とは別に、これまた大きく評価されることでしょう。サラリーマン社会でいうと、70歳でも現役バリバリだったというところでしょうか。ジリー(方言で同い年)の8郎も、イチロー選手の向上心を見習い、まだまだ自分を鍛えていこうと思います。

 イチロー選手、28年間、本当におつかれさまでした。ジリーの背中からいろんなことを学ばせていただきました。 

 

 そんな国民的英雄イチロー選手が引退した2019年。浦添市の「市技」ともいえるハンドボールに心が移りかけていたジューロー(10郎)という少年も野球への関心がぶり返してきたようです。

 ある休日も公園でキャッチボールがしたい、というので付き合うことに。キャッチボールをしてみると、ボールが速くなり、なんといってもキャッチングの成長が見られました。キャッチボールの経験を重ね、向かってくるボールが怖くなくなってきたようです。

 いつもながら、ほっぺに力が入っているところだけは、いっちょ前です(笑)

 フェンスを利用しトスバッティング。打つ方はまだまだかな。フルスイングでも、頭を動かさず、最後までボールを見切るんだ。そもそも、素振りを繰り返さなきゃ、自分の形を作れないぞ! と、スパルタおやじ参上。

 周囲の友達がハンドボールで盛り上がっているのでそこに加わりたいが、野球も捨てがたい。そんな迷える8歳の心境を父は分かっているつもりです。でも「迷う自由」って、とても恵まれているということを忘れないでほしいな。迷うことすら許されない子供たちは世の中にいっぱいいるからね。

 あと数日は日々流れるであろうイチロー選手の全盛期時代の映像から何かを受け取ってくれたら、永遠の野球小僧の父としてはうれしい限りです。まぁ、最終決断は本人の選択にまかせますが。ただ、人生の先輩として、息子の最終決断の前に父から言えること(何度も言ってますが)、それは、野球ほど素晴らしいスポーツはない、ということだけです。

 

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 さて、80㌔台の世界を卒業したはず(恥)の男から、恥ずかしげもなく、おいしゅうございましたシリーズです。

  浦添市の大平インター近くのとんこつ系ラーメン屋『昇家(しょうや)です。深みのある豚骨スープとチャーシューがおいしゅうございました。たただ、とんこつの臭いが強すぎて、妻は帰宅後も髪の毛に臭いがついていたそうです。8郎にそんなことはありませんでしたが・・・。笑うとこ、笑うとこ。がっつり男性向けの店ですね。

 お次は、遅れたホワイトデーということで、妻をおしゃれなレストランか焼き肉にでもと考えていたところ、市内教育機関の卒業式、修了式とドンがぶりし、どこの飲食店も満席だったためにやむを得ず入った(謝)、浦添市内間のラーメン屋『一光』です。以前もご紹介しましたが、メタボ系なれど味はしっかりしています。妻チェックによると「厨房がきれいだった」とのこと。この日は「焼き肉とオムライスのコンボ。ラーメン付き」(850円)で満腹に。卒業したはずの80㌔の世界に再入学です(情けない!)

 なにがあっても、イチロー選手のように70㌔台に戻るぞ!(笑)

 

 イチロー選手の現役生活だけでなく、万人共通で今年度もそろそろ終わります。愛息10郎も小学校3年生に進級し、妻も新しい試験をどんどん受けていくと気合を入れています。8郎も46歳になる今年、新しい部署で新しい力を得るために、毎日を生きていきたいと思っています。

 朝日が美しい! 3月の絶景テラスで、新たなスタートを誓った8郎家です。


球春バレンタイン

2019年02月17日 | 10郎

 そこまで寒くない2019年の2月も半ばを過ぎました。桜もまだまだ咲いています。

 2月最大のメーンイベント(?)バレンタインデー。家族3人で、浦添市内のイタリアンレストラン「コンタディーナ」に足を運びました。当ブログでも何度も紹介させていただいてますが、リーズナブルな価格で本場のイタリアンを楽しめる隠れた名店です。下写真で見ると店内はガラガラですが、8郎家が最後までいたためで、最初はほぼ満席でした。地域に根付いているのでしょうね。

  パスタコースを注文(1人前1490円)。前菜にシェフの腕を感じます。全部おいしくて、これをつまみにワイン、という飲み方もいいなと、のんべえは考えてしまいました。

  メーンのパスタは自家製手打ちパスタ「パッパルデッレ」。牛頬肉とミンチで、イタリア産ポルチーニ茸のラグーソース、だそうです。減量中の8郎は迷うことなく「大盛」を頼みました。200円追加です。

  サイドメニューでありながら、必ず注文する県産和牛のトマト煮込み(870円)。絶品です。これにご飯を付けたら軽く5杯はいけるでしょう。

 デザートもおしゃれでおいしゅうございました。

 みなさんも、ぜひ!

 

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 さて、オープン戦を控え、沖縄の〝球春〟も盛り上がってまいりました。8郎家が居を構える浦添市内にも東京ヤクルトスワローズがキャンプを張っているので、せっかくだからと、先日の国頭村の日本ハムに続き、見学してきました。ちょうど中日ドラゴンズとの練習試合が組まれていて、大勢のファンでにぎわっていました。10郎は、日本ハムファイターズの公認キャップをかぶって堂々の参戦です!

 8郎にとってヤクルトといえば、いまだに野村監督と古田のID野球子弟コンビですが(古)、今のヤクルトの象徴は、史上唯一、トリプルスリーを三度も達成している山田哲人選手であることは間違いありません。8郎永遠のスターである秋山幸二ですら一度しか達成していないのです(過去に10人しかおらず、あのミスター長嶋は一度も達成していないのです)。180㌢76㌔と、8郎とほぼ変わらない体格(おいおい、山田が6㌔軽いでー)で、この偉業は本当にセンスの塊だと思っています。三冠王三度のレジェンド落合博満とともに、もはや歴史に残る選手ですね。

 一塁側席では石川雅規投手のピッチング練習を間近で見ることができました。公称167㌢にしては大きく見えましたね。それにしても練習試合は観戦無料だなんて、沖縄県民の特典だぁ!

 お次は、10郎が写してくれた写真。なんと、寺原隼人投手ではありませんか。ヤクルトに移籍していたなんて。。。複数の球団を渡り歩いた17年目もまだ現役で頑張っている姿に、おっさん8郎もエネルギーをいただきました。

 妻がつくってくれたサーターアンダーギーを食べながら観戦。ちなみにアンダーギーはパーラーでも売っていました。

 試合では、主砲であるバレンタインならぬバレンティンが最初の打席で、左中間にライナーで突き刺す2ランホームランを打ってくれました。まだまだ日本人選手には打てない、上半身のパワーで打ち込んだ打球でした。また、ライトの奥村選手の見事なバックホーム捕殺には10郎もびっくり。さらに、キャッチャーからセカンドまでの距離に驚き、「甲斐キャノンはあんだけの距離を届かせているんだ」と驚いていました。百聞は一見にしかず、とはこのことですね。

 しかし、興奮しすぎたのか「早くキャッチボールがしたい」という10郎の頼みで、2回早々、球場を出ることに。5回には山田選手が登場し、見事2塁打を放ったそうです(見たかったぁ)。帰りがてら、ヤクルト神社なるものがあったので、お参り。10郎は「将来日本ハムに入って、ヤクルトをやっつけます」と祈ったそうです。ここで祈っちゃだめあらに? 帽子のFのロゴが輝いています。

 そのあとは、キャッチボールを30分くらいしたあと、徒歩で自宅まで帰りました。8郎はいい運動になったのですが、10郎にはきつかったのか、帰宅後ちょっと熱発してしまい、焦りました。高熱にはいたらず今は寝床でぐっすり寝ています。

 今年の球春はこれにて終了かな。資格勉強をしている身にとっては土日の外出は超がつく痛手なのです。ごめんな、10郎。野球をまた好きになってくれたかなぁ。

 

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 さて、久々に単行本を買いました。アマゾンではなく書店で、です(笑)。直木賞受賞の『宝島』(真藤順丈著)です。沖縄のセンカアギヤーの青春を描いた物語なのだとか。ちょうど辺野古に関する県民投票という時期も重なり、沖縄の基地問題という点から注目されていますね。先日の新聞では「人気のあまり3カ月待ち」だと書かれていましたが、レジのカウンターに積まれていました(笑)。仕事、勉強の合間にでも読み進めたいと思います。 

 読後には8郎恒例の「偏向書評」を書かせていただきますね(いつになるかなぁ~)。

 頭がぼーっとしていますが、寝るまで少しでも勉強したいので、今日はこれにて。