沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

母想う梅雨入り前

2023年05月14日 | 映画

 2023年5月も半ばに入ります。五月晴れが続いており、梅雨入りはもうちょっと先のようです。

 さて、宅シネマと勉強に費やした(はずの)大型連休ですが、最終日は家族3人で外食する時間を持ちました。首里の人気ハンバーガー店「Zooton’s(ズートンズ)さんです。

 連休最終日ということで8郎は午前11時からビール! 欧米か(古)。

 「アボガドバーガー」を注文。

 妻は「パンケーキセット」。

 10郎は「ベーコンチーズバーガー」。「まじでおいしい」とかぶりついていました。

 10郎も中学1年です。いつまで父ちゃん母ちゃんに付き合ってくれるかな。

 夜は、座間味出張で一緒に祝えなかった妻と10郎の誕生日を祝うことに。ケーキは妻が好きな「パティスリーユウジ」さんで購入。おいしゅうございました。

 2人とも健康第一で頑張ろう! 

 毎年書いていますが、子の成長はうれしくも、ちょっと寂しいですね。

 お次は連休が終わり、灰色のサラリーマン生活(笑)が再開したとある週末の話です。妻と10郎と夕飯を一緒できないことが分かったので、久しぶりに一人飲みに出かけました。友人が営む店「こ●ぶ」です。20時半のバスで帰るつもりが、常連さん2人につかまってしまい(泣)、2次会へ行くことに。断らんかい! 

 店は、常連さんの行きつけで、数々のカクテルコンテスで優勝経験のある方がオーナーを務めるBARでした。

 優勝したときのカクテルだそうです。名前は忘れましたが、ヴァニラの風味がきいており、おいしゅうございました。女性向けですね。

 このお酒を使っているのだそうです。

 楽しかったのですが(しかもおごってもらいました)、翌日はかなりの二日酔い。勉強にも影響が出ましたね~。8月まではよほどの理由がない限り、飲み会を控えます~。試験やばいっす。

 

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 さて本題です。8郎が連休中に観た映画を4本ご紹介します。近くやってくる梅雨でやーぐまい(在宅)するときにでもご参考になればと思います。

 まずは17年前の傑作ホラー映画『サイレントヒル』(2006年、クリストフ・ガンズ監督)。ずっと見たかった作品の一つです。TSUTAYAでレンタルしました。評判通り独特の世界観がはんぱないですね。非日常感を十分に味わえました。灰色の霧に包まれたゴーストタウンの表現は怖いというより、素晴らしいとさえ思ってしまいました。そして突如鳴り響くサイレン。非日常の世界へのいざないは完璧です! 日本語版の予告動画が見つからなかったので英語版をリンクしています。

  数々のクリーチャーは今見ても古さを感じさせない完成度です(特に三角頭巾処刑人!)。ハッピーエンドではないので妻の評価は低かったのですが、母の愛がテーマだったと思います。子を助けるためなら母はクリーチャーが徘徊する真っ暗な地下室にでも一人で乗り込むのです! ホラーの世界でも、母は強し、ですね。 

 それにしても女性警察官はかわいそすぎました。

 

 お次はBS録画の邦画『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017年、成島出監督)です。ブラック企業で精神を病んだ若者と、ふと現れた小学校時代の友達と名乗る謎の青年との交流を描いています。邦画らしいソフトなストーリで、最後はほんわかします。ご都合主義な展開もありますが、心癒される内容です。若手イケメン俳優2人の演技もよかったです。

 謎の友人の支えも当然ながら、実家の母の思いが主人公を支えてくれたのは間違いありません。

 それにしてもブラック企業の人間関係はひどいですね。とはいえ、個別の企業が悪いというより、弱肉強食を許してきた怠慢政治の結果でもあります。働く人を労働基準法でもっと守ってあげなければ、利益しか考えない一部の経営者だけがおいしい思いをし、日本の文化は崩壊しますよ。もうしてるかもしれませんね。

 

 お次は前回に続きシリーズ第2段『名探偵コナン14番目の標的』(1998年)です。アニメとあなどるなかれ。謎ときのスリリングさから最後はスペクタクルな展開まで。ハリウッドの超大作なんかより、ずっと見る価値があります。主要キャラクター毛利蘭の母が登場する稀有な回でもあるそうです。

 家族3人で「コナン映画シリーズ全作制覇」を掲げた次第です(笑)。

 

 最後は超重たいテーマに挑んだ傑作『灼熱の魂』(2010年、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)です。内戦状態の国に生き過酷な人生を歩んだ女性とその子供たちの心のつながりを描いた作品です。本当に重いので、一人で鑑賞することをお勧めします。見たことを後悔する方もいるかもなので、ご注意願います。8郎評価としては「人生で見るべき映画作」の一つです。

 ギリシャ神話の悲劇「オイディプス王」を題材にしたと思われる残酷で重い展開ですが、テーマの根底にあるのは「サイレントヒル」同様、母の愛です。戦争が生み出す幾多の悲劇を乗り越えてここまで人類が生存し続けるのは、いつの時代も母の愛があるからなんでしょうね。そう思わされる傑作でした。

 マイナスポイントはというと、主人公の姉弟の背景がほとんど描かれないまま展開するので感情移入ができないことです。なので重いテーマに関わらず物語が淡々と進んでしまうように感じました。ストーリーの完成度は高いですが、脚本と演出に難があったのかもしれません。シニカル映画評論家水野8郎の自論なので気にしないで、鑑賞してください。では、さいなら。

 

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 ところで、ブログ更新している本日が「母の日」であることに気づきました。なぜ気づいたかというと、妻が自ら「母の日 寿司セット」を買ってきたからです(笑)。10郎の硬式野球部の送迎中にスーパーで目についたのだそうです。

 そういえば、今朝のスポーツ新聞にもプロ野球選手が母への感謝を書いたコラムが載っていましたね。通院のために母が車で往復1600㌔を送迎したヤクルト奥村投手など、どのコラムも母からもらった無償の愛への感謝に満ちあふれていました。子供にとって母の存在は本当に大きなものだと思います。

 

 さて、ここ2週間は「書き貯め」の意味もあって頑張ってブログを更新しました。でも、8月の試験に向けて「僕だけの80日間戦争」に突入しているので、今後の更新頻度は落ちるでしょう。でも5月中に少なくともあと1回は更新します。

 なぜなら近々8郎が50歳になるからです!  

 とにもかくにも50歳は人生の大きな節目なので記録を残しておきたいと思います。

 ちなみに8郎が母を最後に見てから40年になります。あの時の母は今の8郎より15歳も年下です。自身の記憶の引き出しをまさぐっても母の愛を感じた思い出は特にありません(死んだような目をした母にタバコの火を押し付けられた記憶は残っています)。今さら会いたいとも思いません。人間として大事なものをもらえなかった8郎は、50歳を前にしながら、自分には人間として大事な何かが抜け落ちたままなのかもしれない、と思ったりもします。

 灰色な心境は梅雨入り前だからでしょうか。

 次回からは明るく締めくくろうと思います! 今日はこれにて。


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