書きおろし童話展2014

　６月２日～６月９日まで、渋谷のアートギャラリー道玄坂で「書き下ろし童話展2014」があります。はひふへほは、今年も出展します（＾－＾）。お話の題は「鈍行列車のドン」です。表紙絵は、昨年同様、千葉に住んでいる長楽由里香さんが描いてくださいました。田舎の人の交通手段はほとんど車です。電車に乗るのは、遠くに旅をする時くらい。各駅停車の鈍行列車は乗客が少なく、通学時に高校生が乗るくらいで、昼間はガラガラです。何年か前から鈍行は車両が一つになりました。対向列車を待ったり、特急列車を追い抜かせたりするのは、いつも鈍行です。「ドンコか！」と小馬鹿にされることもしばしばあります。そんな鈍行列車を、いつからかはひふへほは、愛おしく感じるようになりました。鈍行列車と出合うと、見入ってしまうようになりました。マッチ箱みたいな列車に声援を贈りたくなりました。鈍行列車の気持ちでお話を書いてみました。展示用のダミーがやっと出来あがったので、ブログに載せました。時代の落ちこぼれ、鈍行列車のドンが、頑張るお話です。期間中、東京の渋谷にお出かけの機会がありましたら、見に来てくださ～い。