hamako

手づくり・お気に入りのコレクション

立ち入り禁止地域。

2011-02-22 17:16:11 | Weblog

「あんたはそこからこっち方向には来ないほうがいい。」

と、この前母親に言われました。

どうやら私は人に見られたらまずいらしい。

母親の話だと(もう引越したんだし、こっち方面には何の用事もないはずだから。)という理屈。

へ?理屈。

 

私がどこへ行こうといいじゃない。

と、思ったけど一応話しを合わせてみる。

「そうよねぇ、もう団地の人にも会いたくないし。」と私が言いますと

「そうそう、とくにあの人とは喋らないように・・。」と特定の人物をご指名。

時々エレベーターの中でおしゃべりしてたおばちゃんのことらしい。

私からは話しかけないけど、どういうわけか向こうはえらく親しげに話しかけてきてた人なのですが・・。

どこから聞いたのか、私と母が親子だというのを知ったらしく

何かと話しかけてきてたのよねぇ。

バレたのなら別に隠す必要もなく、私はごく普通に世間話をしてました。

いつもマスク姿の私の娘に「背が高いわねぇ。綺麗な顔してるわね。」なんて

褒めちぎってくれるけど、三女は150cmだし、マスクで顔は全然見えないんだぜ。

で、ついつい

「え~。顔見えないでしょう?」って大笑いしてしまうんだけど、至って相手は真剣で。

これは笑うしかない。

 

で、あんまりしつこく母が絶対あの人とは話さないようにと念を押すので

「でも、私の顔なんか覚えてないと思うよ。いつもマスクやし。

そこら辺で会ったとしても絶対気づかんって。」と、言ってみても

「いや、絶対わかるって。」と妙に力が入った返事。

でもさ、例え会ったとしたっていったい何の問題があるというの?

ここは私が生まれ育った街なのよ。

どこをどう歩こうと何の問題があるというのさ。

で、知り合いに会って挨拶したとしても何の問題がある?

この歳で、親からそういう不条理なこと言われるとは思ってなかったもんで(いや、今まで不条理なことしか言われてないけど)

妙に腹がたってきて・・。

「マスク外したら判らんと思うよ。」

「いや、判るって!」

「いや、絶対判らんって!」

「判るって!」

という会話が暫く続いて、とうとう

「いつもあの人会うたびに

あんたのことを綺麗な娘さんやね、スタイル良いし・・って言うんよ。だけ絶対あの人はどこで会ってもあんたのことが判る。」と白状したのです。

 

そうそう、そうなのよ。

私ってスタイル抜群、お顔も綺麗。

 

ってことじゃないのよ、問題は。

 

そういう理由で何で私が母親に命令されなくてはいけないのか?

私の存在がすごく苦痛みたい、私のママン。

だから

私はずっとお母さんの娘っていうことを隠して生活してたのに。

そこらで会っても人前では絶対「お母さん」って呼ばないようにしてた。

 

それは私達親子がみっともないから。

病気だから。

いつもマスク姿だから。

難病だから。

 

そして私が綺麗だから?

 

冗談はさておいて。

何か納得のいかないモヤモヤした話だけど、それ以降

私は外出するのが怖くなってしまいました。

この家から、この場所から、向こう方面には行けないの。

で、一番ショックだったのは「もうあんたもこの団地に来ることはないやろうし・・。」って言葉。

ええ~、まだあんたがそこに住んでるじゃない。

親が・・。

来るなってことよね。

これって。

親からそんな言葉掛けられるなんて・・。

もう長いことあの親の子供ですけど、今更ながらの毒親ぶりにびっくり。

ま、そんなもんか。

そういう親もいるってことで。

(どんな親でも子供のことを一番大切に思ってる)とか(本当は愛してるのよ)とか

よく知りもせずにもっともらしいことを言う人は世間知らず。

悲しい子供がたくさんいるってことも知ったほうがいいよ。

 

ああ、洗濯物でもいれてこようっと。

もうすぐ私の可愛い娘たちが帰ってくるから。

 

自分を大切にして生きていきたいから、親なんていなかったことにしておきましょう。

残念ながら私を産んでくれてありがとうなんて

一度も思ったことないし。

でも、これからは楽しく生きていけると思う。

親を捨てたら楽になれると思うから。

 

 

 

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眼鏡買いました。

2011-02-22 11:42:24 | Weblog

遠近両用。

近視の度数はひとつ下げてもらって、老眼にも対応できるようにしてもらいました。

フレームが似合ってるのかというのが自分じゃ全くわからないので(目悪いから鏡みてもよく見えないのよ、毎回思うけど・・。)長女に決めてもらいました。

 

実は、長女がコンタクトを購入中の待ち時間に店内を見てて衝動買いしてしまいました。

本当は年賀状の番号で値引きしてもらえるという店で購入するつもりだったのよ。

なんたって、私7000円引き持ってるからさぁ。

自慢。

実は前回も7000円引きを使って眼鏡を購入したんだけど、それでも3万円以上したのよね。

老眼はきっとこれからどんどん進むだろうし、と考えたら安くても別にいいんじゃないのということになり、

安いフレームにしようかなと。

なんせ、少し前に【眼鏡なんたら】で作ったやつが全く使い物にならなかったので(時々、どうかしら・・と思ってかけて見るけどやっぱり全く使えなくて猛烈に腹を立てる!!)

もう眼鏡に期待するのはやめておこうと思うようになりました。

私は悟ったのね。

 

と、話は戻って。

私のところにやってきた店員さんがとっても感じのいい人だったのと、お洒落なフレームがたくさん並んでいたのがとっても魅力的だったのでひとまず見せてもらうことに。

いろいろ相談してたら2万円ぐらいで遠近両用が出来るという話だったので、長女が来るまで一人フレームを選んでおりました。

今現在、私が掛けているのはちょっと細めのグレーかかった茶色。

眼鏡なんたらで買った使えない眼鏡(しつこい言い方)はシルバーで横広い(私の顔は細いので顔にフイットしていない、ここもすごく不満。あ、しつこくてごめんなさい。)

せっかく作るなら全く違ったタイプを、と張り切っていたものの

いろいろ見てたら面倒になってきて・・。

 

んで、適当にそこらのフレームを手に取り鏡を見てみて、びっくり!

ああっ、眼鏡on眼鏡。

自分の掛けている眼鏡を外し忘れて、その上からまた眼鏡掛けてるではないか!!

ぶっ!と一人で吹き出し、こっそりと後ろを向いて眼鏡を外す・・・。

 

ああ、そういえば前にも似たようなことがあったっけ。

 

買い物に行こうと思って、さっきまで掛けていたマスクを探したけどどういう訳か見つからず

仕方なくまた新しいマスクを出してきて、

掛け、

鏡を見てびっくり!

マスクonマスク。

まるでミイラ。

これはね、もう衝撃的でした。

私は家の中でもよくマスクしてて、息苦しいから時々マスクをあごまで下げたりするんだけど

掛けてる感覚が全くなかったってことみたい。

ああ、恐ろしい。

鏡みてよかった。

そのまま買い物に行ったならと考えただけで恐ろしい。

 

んで、一人でフレームを選ぶのを諦めて長女に任せることに。

迷惑だと思うけど、これ以上みっともないことをしたくないもんね。

 

長女が選んでくれるフレームはなんだかいまひとつのような気もしたけど、どれが自分に似合うのか全くわからないので

長女の意見を信じてお任せしました。

中年女の眼鏡なんかハッキリ言ってどうでもいいような気もするけど、

たぶん長女も面倒くさいんだろうなと思いつつも、すべて長女に任せる無責任な私。

 

展示棚の中央にある鏡、あれは遠すぎて私には全く見えません。

みんなは見える?

そんな私のために、気を利かせて店員さんが大きな姿見を持ってきてくれました。

人前で自分の顔を見るのは本当に嫌いだけど、仕方ないので軽~く覗く感じで鏡を見る。

ああ、不細工・・。

違うタイプのフレームを選んでもらい鏡を見てみる。

ああ、不細工。

これはフレームとかの問題ではないと思いながらも何とか頑張る。

 

じゃぁ、こんな感じは?

と言って長女が渡してくれた眼鏡を掛けて、再び姿見の前へ。

 

あ、私がいない!

 

鏡に私が映ってない!とパニックになる直前で気がつく。

姿見の前に立っていなかったことに。

どういう訳か姿身を通り越して、その真横に立ってたのよね。

何も無いところで、覗き込んでいるマヌケな私。

 

ああ、そういえば前にもそんなことあったっけ。

 

女子寮のお風呂に初めて入ったときのことでした。

知り合いになったばかりの同い年の女の子と二人で、初めてのお風呂へ。

銭湯みたいに広い風呂。

おまけに湯気でもやもやして目の悪い私はちと不安。

でも、その子についていけばどうにかなるだろうとついてまわることに。

人の多い中を遠慮しながら体を洗い、いよいよ湯ぶねへ。

さすがに大きい。

しかもふたつも。

これは何か意味があるのだろうか・・?

ひとつは熱めのお湯で、もうひとつはぬるめのお湯なのか?

それとも新人用と先輩用に分かれているのだろうか?

何の説明もないままに来てしまったので不安だらけ。

一緒にきた女の子に聞いてみようと思って湯ぶねの前で聞いてみる。

「ね、どっちの風呂に入る?」

私は可愛く問うてみる。

返事なし。

ではもう一度。

「どっちに入る?」

「・・・・・。」

様子がおかしい。

相手はいぶしげな顔。

 

仕方なく、手を伸ばしてお湯の温度を確かめてみようとして、びっくり!

空気が寒い!

ひとつは空っぽ。

お湯が入ってない。

ああ、私一人だったなら、もしかして空の風呂に入ったかも。

ああ~、恐ろしい。

よっこらしょ、と空の風呂に入る私を想像してみてください。

 

うふふっ、って笑ってみたけれど、

妙なやつって思われたのは確実。

裸だしね。

余計に惨めになっちゃった。

おい、お前。

そこで笑えよ。

とは思ったけど、思ったとおりとってもまじめな女の子だったようで

あまり仲良しにはなりませんでしたねぇ。

 

目が悪いってのは不幸ね。

私の場合、問題はそれだけじゃないと思うけど。

 

いくつかのみっともない出来事はありましたが、無事に眼鏡が出来上がりました。

どうみても眼鏡姿の私は「大橋巨泉」なのですが、子供達は皆「似合っとるよ。」と言ってくれます。

あの子達、大橋巨泉を知らないからねぇ。

へいちゃんのことは知ってても。

 

眼鏡作る前「あ~あ、眼鏡が似合わんやったら嫌やなぁ・・」と嘆いていたら三女が

「でも、今まで似合わん眼鏡とかあった?ないやろ?」と言われちゃった。

そうなのよ、私ってほら、眼鏡似合うじゃん!って。

いい子よねぇ。

それでちょっとだけ勇気がでました。

 

髪の毛切ったら(十勝花子)になり

眼鏡を掛けたら(大橋巨泉)。

たぶん、私の思い過ごしだとわかっているけど、気分はブルー。

 

でもさ、なんと言っても、その例えが古すぎるっていうのが悲しい。

 

気が向いたら、買った眼鏡披露するわね。

遠近なのでちょっと大きめのフレームです。

んでちょっとだけ色つき。

 

んじゃ、またね。

 

 

 

 

 

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