3女、最近顎の調子が悪い。
ポキッポキッ音がするんだって。
枕を変えたのが悪かったのか
ストレスからなのか
よくわからないけど手をあてて欲しいとお願いされる。
レイキの出番だ。
いや、念力か。
私、3女の顎に手をあてる。
この子の顎がよくなりますようにと。
さて
3女の脳裏には何の映像が現れたでしょう?
古い昔の缶詰がずらりと積み上げられているのがみえたんだって。
見たことの無い、レトロな大きめの缶詰だったそうです。
で、
念力が終わって目を開けたら、本棚のカーテンの所におばさんの顔が。
見たことの無いおばさんだったそう。
幽霊。
レイキ、いや、念力とはなんなんでしょう。
どういう効果?
缶詰といって思い出すのはお婆ちゃんで。
遊びに行ったらミカンの缶詰を開けて硝子の器に分けてくれた。
うんうん。
昔はそんな感じやったね。
と、言うことで
翌日私は缶詰と花を買って我が家の仏さんのところに
お供え致しました。
仏さんと言っても誰も居ないんだけど。
ばあちゃんにもらった小さな硝子の猫の置物だけ。
いろいろあって父方の親戚とは付き合いが無くなってしまいました。
私は小さい頃からばあちゃん家に行ってました。
ばあちゃんっ子でもないけど、ほぼ毎日寄ってました。
独り暮らしだったんで寂しんじゃないかなというのと、母親がよくなかったんで私はそこに逃げていたんだと思います。
べたべた甘えるでもなくばあちゃんも何を話すでもなく。
ちょっと変わった関係。
長屋で寒い家やったけど。
夜、羽毛布団で寝るときなんか
ばあちゃんがおったら羽毛布団買ってやるのに
あん時寒かったよね、と思い出しては悲しい気持ちに。
泣きそうになるんよね。
いつ亡くなったのかも知らない。
なんとなく11月じゃないかなと思って供え物したりするけど。
よくしてもらったのに何の恩返しもできてない。
風呂の時間になりました。
んじゃ。