愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

母の病気4

2019年05月18日 | 美容

30代の頃、滅多に母と外出しない私だけれど、何かの用事があり、久しぶりに外で待ち合わせをした。

 

 

 

ある場所で待ち合わせたのだが、その姿を見て私は、慌ててその場から立ち去りたくなってしまった。

 

 

 

 

髪の毛は母がしたいと言っていたシニョンという、ひとまとめにして結い上げた、いわゆるおだんごヘアなのだが、着ている服一式が、全て私が高校、短大の時に着ていたものばかりだったのである。

 

 

 

シャツはブルーの地に白い細かいチェック。

 

 

 

これは高校1年の時に私が縫ったものの、あまりに、ひどい出来だったので見るのも嫌で押し入れに突っ込んでいたものだ。

 

 

 

 

下半身は短大の1年の時に愛用していたストレートのジーンズ。

 

 

 

もちろん嫌になるほどはいたから、膝のあたりは白っぽくなっている。

 

 

 

そして、お揃いのジーンズのジャケットも私が短大の時に飽きるほど着ていたものだった。

 

 

 

 

例えばそれを若いぴちぴちした女の子が着ているのならまだしも、60歳を過ぎた初老の女性が着ている姿を想像してほしい。

 

 

 

おまけに髪型は着物をいつも着たいからといって、普段しているシニョンである。

 

 

 

 

ミスマッチすぎるミスマッチに私は愕然とし、思わず私は知らんぷりをしようとしたくらいであった。

 

 

 

 

「なーーに、それ」あまりの姿に私はぶっきらぼうに言った。

 

 

 

 

母は自分の着ているものをひととおり眺めたあと、「まだ、着られるよ」と言った。

 

 

 

「それはわかるけど、その髪型にその恰好はあんまりだ」と説教をすると彼女は憮然としながらも「だってもったいないじゃない」と言い放った。

 

 

 

 

母の「もったいない攻撃」にあうと、こちらとしては黙るしかない。

 

 

 

実家にも押し入れには山のような荷物がためこんである。

 

 

 

それも端切れとか、もう着なくなった服とかばかりである。

 

 

 

それを一体どうするのかと聞くと、リフォームするという。

 

 

 

しかし現実にはそんな気配はなく、着られそうなものをそのまんま着ている。だから仰天するようなスタイルで現れるのである。

 

 

つづく

 

 

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母の病気3

2019年05月17日 | 美容

私の母はとにかく決定的なダメージを受けている物でない限り、絶対に彼女は物を捨てない人である。

 

 

 

 

「もったいない」がまず頭に浮かぶこの年代の女性は、「もったいない」を押し通すあまり、とんでもない事をしでかす。

 

 

 

 

私は実家から独立したときに文机を買った。

 

 

 

分不相応なものだったが、これだったらずっと使えると思って買ったのだ。

 

 

 

 

しかしそれで本を読んだり、書きものをしていたら、段々、姿勢が悪くなってきた。

 

 

 

 

そこで普通の机をあらためて買い、文机はそのまま部屋の隅に置いておいた。

 

 

 

それを「もったいない」病の母が見逃すわけがない。

 

 

 

「使ってないんだったら、ちょうだい。このままじゃもったいない。この上で手紙を書いたりするから」と、もう机をなでさすっている。

 

 

 

 

「いいけどさ、もう家に置く場所なんかないのでは?」

 

 

 

確かに実家にも家具を置くスペースはなかったはずである。

 

 

 

そういったのにも拘わらず、彼女は「大丈夫、片付ければ置けるから」と何度も何度も言う。

 

 

 

そんなにしつこく言うならばと私も文机を手放す決心をしたのである。

 

 

 

それから何か月後、実家に帰った。

 

 

 

文机はどこに置いたのかと見渡しても、どこにも姿はない。

 

 

 

 

おかしいなと思いつつ、ふと居間にあるタンスに目をやったら、何とその上に文机がのっけられているではないか!!

 

 

 

 

「ほーら、だから言ったじゃん」

 

 

すると彼女は「だって置くところはないけれど、もったいないんだもん」と言い放った。

 

 

 

彼女は「もったいない」が全ての免罪符になると思っている。

 

 

 

 

ある時、「これかずっと着物を着ようと思ってるの。だから髪の毛を伸ばして、シニョンにしようと思うんだけど」と相談された。

 

 

 

 

いちおう、母も女であるから、自分のお洒落について考えることもあるらしい。

 

 

 

私は「いいんじゃない」と言った。

 

 

 

この年代の人の扱いはとても難しい。

 

 

 

自分の身を飾ることに対して、興味はある反面、妙に遠慮がある。

 

 

 

そんなことに、お金を遣ってもったいないと考えているようだ。

 

 

 

それじゃ、お金を何に遣ってるんだというと、たいしたものには遣っていない。

 

 

 

 

通販のただの場所ふさぎでしかない、大型室内布団干しとか、買ったおかげでますます部屋が狭くなる収納家具とか、ろくな物を買っていないのだ。

 

 

 

それなら歳もとってきたことだし、少しでも薄汚くならないように、身ぎれいにしたらいいと思うのに、そういう事には抵抗がある。

 

 

自分の身の周りのことは、自分の手で出来る範囲でやりたい。それ以上の事には必ず「もったいない」が付いて回るのである。

つづく

 

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母の病気2

2019年05月15日 | 美容

レースとリボンだらけのネグリジェを見た母は「あらっ!」と言ったきり、しばし絶句していた。

 

 

 

「もったいないから着てみたら?」

 

 

 

そう言われてしぶしぶ私は、Tシャツの上からネグリジェを着てみた。

 

 

 

 

まるで肩が落ちそうなくらい、襟ぐりが大きく開いていて、そこにレースが二重、三重についていて、中央にはピンクのリボンだ。

 

 

 

そして透ける身ごろはギャザーの三段切り替えになっていて、そこにも、これでもかというくらいに、レースとリボンがあしらってあった。

 

 

 

 

「あら!!」再び母は絶句しつつ、笑いころげていた。

 

 

 

 

段々ギャザーの透け透けネグリジェを着た私は、まるで松ぼっくりそのものだった。

 

 

 

 

「女の子だったら、みんなこういうのが好きだと思っているのね。娘さんがいないからしょうがないんだけど、これは、ちょっと違うわねぇ」

 

 

 

 

母はネグリジェのタグを、もう一度確認しながら、「フランス製なんだけどねぇ、これじゃあねぇ」と何度も繰り返しながら暗い顔をしていた。

 

 

 

 

私に似合うというよりも、医者の奥さんが、そういったふりふり趣味の人だったのだろうけれど、こんな透け透けのネグリジェなんか、こっぱずかしくて着られない。

 

 

 

 

一応、奥さんにはお礼は言ったものの、押し入れの引き出しの奥深くしまいこんでいた。

 

 

 

しかし母は「もったいない、もったいない」と言う。

 

 

 

あんなに私には似合わないし、趣味ではないとわかっていながら、「もったいない」を連発したのである。

 

 

 

 

娘に似合わないのは重々わかっていながら、放ってあるネグリジェを思うと「もったいない」は体の奥からじわじわと、わきでてくるみたいなのだ。

 

 

 

 

「どうせ外に着てでていくわけじゃないんだから着たら?」遠慮がちに母は言った。

 

 

「やだ!」

 

 

つっぱねると彼女は「それはわかるけれど、もったいない」と自分の部屋に持って行った。

 

 

 

そして「私が着ようかしら」と言って試着したが彼女の姿には、私以上にすさまじいものがあった。

 

 

 

それ以来、そのネグリジェを見ていないが、きっとまだ捨てずに持っていると思う。

 

 

つづく

 

 

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母の病気1

2019年05月14日 | 美容

私の母は大正生まれで「もったいない」が口癖である。

 

 

 

何でもかんでも、もったいないを連発する。

 

 

 

 

物を大切にするのは立派な心がけだが、時と場合によっては、あんまりだと思うことも多い。

 

 

 

 

まだ私が学生の頃、近所に二人の男の子を持った、お医者さんの奥さんがいた。

 

 

 

 

留学経験もある人で色白で美しく「ちょっとそこまで」という買い物が、いつもベンツだったのが近所の評判になっていた。

 

 

 

たまたま、うちの母が彼女に編み物を教えていたので、知り合ったのだが、奥さんは「お嬢さんがいらしていいわねぇ」と、いつも言っていた。

 

 

 

 

彼女は結婚した時から将来は女の子を産んで、いっぱい服を買って着せ替え人形みたいにしたかったのだ。

 

 

 

しかし生まれたのは男の子で、心底、がっかりしたのだそうだ。

 

 

 

母が私と歩いていると、いつも彼女は、羨ましそうにしていた覚えがある。

 

 

 

 

ある時、私は彼女から誕生日プレゼントをもらった。

 

 

 

「一度でいいから自分に女の子がいるつもりで、着る物を選んでみたかったの。寝間着なんですけれど、気にいっていただけると嬉しいわ」

 

 

私は家に帰って箱を開けてみた。

 

 

 

 

まっさきに飛び込んで来たのは、豪華な真っ白いレースだった。

 

 

 

そこには大きなピンク色のリボンがついている。

 

 

 

「げげっ」

 

 

 

 

嫌な予感がして箱から中身を出してみると頭がくらくらした。

 

 

 

なんとそれは、薄いクリーム色の透け透けのネグリジェだったのである。

 

 

 

フランス製で生地も仕立てもよく、間違い無く高価なものだったが、明らかに、私の趣味とは、ほど遠いものだった。

 

 

 

 

今でもそうだが、私は豪華なレースとかリボンのついた服は大の苦手だし、第一、全く似合わない。

 

 

オカマに見えてしますのだ。

 

 

 

当時はジーンズばかりはいていたこともあり、そういうヒラヒラした女っぽいものに、より嫌悪感を持っていたのである。

 

 

それを見た母は「あら!!」と言ったきり、しばし絶句していた。

 

 

つづく

 

 

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デブ談義4

2019年05月13日 | 美容

スカートのウエスト部分のベルトが、めくれ上がるのが嫌で私なりに色々考えた。

 

 

 

 

スカートのウエストサイズが小さめだから食い込むかと思って、大きめのをはいてみたが、ぜい肉の力に勝てないのは同じだったし、ウエスト寸法の合わないスカートは酷くみっともない。

 

 

 

 

ベルトが無いデザインも試してみたが、流行があるのか、そう簡単には見つからないし、どうもデザインがいまひとつなのである。

 

 

 

 

しまいには革のベルトを上から締めて、腹の肉と革の力比べにしてしまえばいいのではないかと、やってみたら、確かに、革でガードされて、スカート本体のベルトは丸まることはなかったが、今度はベルトのバックルが胃のあたりの肉に食い込んで痛くなった。

 

 

 

私は自分だけがこんな目に逢うのだと、ずっと悩んでいた。

 

 

 

せり出た贅肉のためにベルトがくるりと丸まってしまうなんて、余程、親しい人じゃないと言えない。

 

 

 

 

ところがあるとき、友人の若い女性と漢方薬好きの女性と話をしていたら、二人とも「あら、私だってそうよ。うちにはベルトが丸まってないスカートなんてないわ」と言うではないか!

 

 

 

 

私達は、せり出た胃のあたりの肉と下腹の肉を持った同志として「お~お~」と言いながら抱き合ったのだった。

 

 

 

 

その友人は私と同じ様に、ウエストに革のベルトをしたら、ぜい肉に食い込ん苦しかったので、ゴム製のベルトをしたことがあると言っていた。

 

 

 

 

太いベルトでスカートのベルトもろとも、せり出た胃のあたりの肉も締め上げようという魂胆であった。

 

 

 

彼女の思惑どおり、仕事中、見ていると幅広のゴムが胃のあたりの肉を締めているために、ベルトの上に贅肉はかぶさっていない。

 

 

 

よしよしと思いながら、昼食を食べるために外に出た。

 

 

 

後輩の男性と一緒である。

 

 

 

 

しばらく歩道を歩いていたら、「プチッ」というものすごい音がした。

 

 

 

 

あれっと思った瞬間、ウエストに巻いていたベルトのバックルがはじけ飛び、本体はひゅるるーと空を飛んで、3メートル先に落下したというのだ。

 

 

 

それを見た男性は、それが彼女のウエストからすっとんでいったものだとは気がつかず、「あれ?あれは一体何ですか?」と歩道の上のゴムベルトを、指さしたという。

 

 

 

 

「腹の贅肉をバカにしちゃいけませんよ、ゴムベルトでさえ、ひきちぎるんですから」彼女は興奮して話をしていたが、私達は余程、痩せなければ、一生、ベルトが買った時のままの状態のスカートなんかはけないんだわと、お互い慰め合ったのである。

つづく

 

 

 

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デブ談義3

2019年05月12日 | 美容

私がスカートとは無縁になってしまったのは、太い脚にコンプレックスを持っていたのもあるが、一番の原因はスカートのベルトだった。

 

 

 

スカートというのは、デザインによっては違うものもあるが、だいたいのものは、ウエストのいわゆるベルト部分と、そこから下の部分とに分けられる。

 

 

 

 

私がスカートをはくと、ベルトがどう変化するかを白状すると、丁度、ベルトの前中心から左右8センチくらいずつが、くるりと外に向かって丸まってしまう。

 

 

 

 

最初、これはスカートの素材の問題かと思っていたが、夏服、冬服、値段の高い、安いにかかわらず、みーんな前側のベルト部分がくるりと外に丸まる。

 

 

 

 

スカート掛けにかけてあるスカート全てがベルトが丸まっているものばかりになったのである。

 

 

 

 

まだ買ったばかりのものを履いていた時はスカートも気合が入っているのでベルトが丸まる事はない。

 

 

「やっぱり、ちょっと値段が高めだったから、良かったのかも」と機嫌よくはいていると2回、三回とはくうちに、ベルトがくにゃっとなってくる。

 

 

 

 

ここで慌てて、脱いですぐアイロンをかけたりするのだが、もうベルト部分は丸まる態勢に入っているので何をしても無駄。

 

 

 

4回目に、はく頃には、ちゃーんとベルトはくるりと外側に丸まって、みじめな姿になるのだ。

 

 

 

どうしてこうなるかというと、座った時にベルト部分が圧迫されるからだ。

 

 

 

立っている時は問題ないが、椅子に座ると、せり出た胃のあたりの肉と腹の肉が、スカートのベルト部分を上から、下から、圧迫する。

 

 

 

正面から見たら、きっと前中央のベルト部分は肉に埋もれて見えないはずだ。

 

 

 

スカートの前中心の部分は可哀想に上下のあまった肉にプレスされて、二つ折り状態になってしまう。

 

 

 

一応、ベルトの中には型崩れを防ぐために芯地も縫い込まれているのだが、さすがの芯地も上下からの贅肉攻撃には耐えられず、肉の力に負けて外に向かって丸まってしまうというわけなのである。

 

 

 

これではいけないと私も色々考えた。

つづく

 

 

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デブ談義2

2019年05月11日 | 美容

タクシーの運転手さんが、延々と奥さんが痩せないという話をし続けるので、軽いノリでエステサロンに行けば、1キロ1万円で痩せると人から聞いた話をすると、真顔で「そうか、かあちゃんに教えてやろう」と言っていた。

 

 

 

この辺で到着したので車は止まったのだが、彼はいつまでも、独り言を言っていたのであった。

 

 

 

奥さんが痩せるのに努力していることに、こんなに関心を持っている亭主は少ないのではないだろうか?

 

 

 

痩せる体操を部屋でしていても、だいたいの男性は「何やってんだ」と呆れ「今さら、そんなことをやったって、しょうがないのに」と言い、「それよりも早く、ご飯を作ってくれ」と機嫌が悪くなるのが、オチなのではないだろうか?

 

 

 

 

確かに女性の痩せる願望というのは男性から見たら、「なんでまぁ、あんなことを」と呆れたくなるものなのかもしれないが、女性にとってはやはり、重要な問題なのだ。

 

 

 

 

知り合いに漢方薬好きの女性がいる。彼女が香港の漢方薬店で物色していると、そこのオジサンがやってきて、痩せる薬を熱心に勧める。

 

 

 

 

彼女が「そんなに効く薬なんて、あるわけないでしょ」と適当にあしらっていると、彼は「日本からも痩せたというお礼の手紙が一杯来た」と言って、分厚いファイルを持ってきた。

 

 

 

 

彼が言う通り、そこには日本からのお礼状が沢山あった。

 

 

 

しかし文面を見てみるとそこにあるのは、「百十キロが百キロになりました」とか「九十二キロが八十九キロになった」という、それだけ、もともとの体重が多ければ、それくらいは、すぐ痩せるだろうと言いたくなるようなものばかりだったらしい。

 

 

 

 

しかし、あまりにしつこく勧めるので、試しに買ってみたのだが服用の結果、痩せる兆候は全くない。

 

 

 

後で調べたら、成分が痩せるためのものというより、精力減退に効くものだった。

 

 

「日本円に換算すると1万円もしたのに、こんなもんに1万円払って元気にならなくてもよかった」と彼女はこの話題が出るたびに、むっとした顔をするのである。

つづく

 

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20代へのSOU顔

2019年05月10日 | 美容

最近、重い腰を上げて、某ポータルサイトに宣伝を打ち出したせいか、20代の若い女性がフェイシャルに来店する機会が増えて来た。

 

 

10年ほど前は、サロンの宣伝をしても殆どが、まつげ関連か、脱毛しか反応が無かった。

 

 

 

 

何度か他のメニューでサロンに来店されて、親しくなってから、ポツリポツリと肌の悩みを打ち明けられ、フェイシャルに繋げる・・そんな図式がいつの間にか出来上がっていた。

 

 

 

 

ところが、今は、しょっぱなからフェイシャルの予約が入って来る。

 

しかも20代。

 

 

しかもリフトアップを謳い文句にしている「SOU顔」を名指しで・・・。

 

 

 

 

先日、来店された21歳の方に、20代の若い一番綺麗な時に何故、リフトアップを謳っているメニューを希望されるのか聞いてみた。

 

 

 

 

すると「自分の母親を見ていると、若い時から、気をつけて手入れをしておかないとエライことになるから」と言われ、10代から日焼け止めをマメに塗り、目のタルミを防ぐためにアイクリームも塗っていると言われ、開いた口が塞がらなかった。

 

 

 

 

SOU顔のファンの方は殆どが40代以上の方で、結果が出るフェイシャルと喜んで頂いているけれど、正直言って20代のプリプリの肌の女性には施術をした事がない。

 

 

 

 

だからと言って断る理由もないので、施術をし、最後の仕上げも終わり、鏡を見て頂くと

 

 

「うわっ!!これ、凄い!!」

 

 

 

自分の顔を両手で包みこんで

 

 

 

「すごく、顔が小さくなってる!!」

 

 

 

私も顧客の施術をしながら、顔型、特にフェイスラインが変わっていく様を見ながら、思ったこと・・・「若い細胞って凄い!!!」

 

 

 

これだけストレートに、すぐに結果が出るという、その事に私自身が驚いてしまった。

 

 

 

 

今までは年齢層の高い女性の為のメニューだとばかり思い込んでいたけれど、これは私の思い違いだったことに気付かされた。

 

 

 

 

20代の女性が何十年後、歳を重ねても、いつまでも若く、美しい肌でいられる為に、SOU顔の施術は素晴らしい結果をもたらせてくれるに違いない。

 

 

 

 

そして、もう一つの思い込み・・・DrPURもターゲット年齢層が高いという勝手な思い込み。

 

 

 

化粧をし始める若い年齢の時にこそ、本物の良い化粧品を使わないと歳を重ねた時に後悔するという一番大切な基本中の基本。

 

 

 

エステティシャンという仕事をしながら、何という勝手な思い込みをしていたんだろうと深く反省をさせられた20代の女性達。

 

 

 

大切な事に気付かせてくれた20代の女性達に感謝あるのみだ。

 

 

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デブ談義

2019年05月08日 | 美容

先日、タクシーに乗った時のことを・・・。

 

 

 

 

話好きの運転手さんで、色々と家族の話をしてくれたのだが、突然、

 

 

 

「うちの母ちゃんったらね、色んなことをやったのに、全然、痩せないんですよ。今までどれだけ金をつぎこんだことやら。痩せるどころかね、お客さん、逆に太っちゃうんだから、もう不思議としかいいようがないよ」っと苦笑しながら言うのである。

 

 

 

「そんなに色々試したんですか」と聞いたら、痩せると言われている方法は、全てやったらしいのだ。

 

 

やせ薬、塩もみ、油ぬき、カロリー計算法、サウナスーツ、耳つぼへの鍼などなど、一生懸命にやっているなと思うと「あれは効果がないから他の方法に変えた。今度は大丈夫よ」と言う。

 

 

 

あまりに彼女が頑張っているので、彼としても「そうか、そうか」と結果を楽しみにしていた。

 

 

 

ところが何か月かたつと、痩せるどころか、目に見えて彼女が太ってきた。

 

 

 

 

「お前、太ったんじゃないのか」と問いただしてみたら、彼女は暗い顔をして「そうなの・・・」と言う。

 

 

 

 

色々ためしてみて、最悪の場合、体重が減らないのはまだ我慢ができるが、増えたとあっては暗い顔になるのも当然だ。

 

 

 

 

それも、お金を使って太ったのだから、これだったら何もしないほうが、まだマシだったと言えるのだ。

 

 

 

 

「あれは人体の不思議としか言いようがないよ。どうして痩せると言われていることをやって、太るんだ?」

 

 

 

 

運転手さんは心底、信じられないと言いたげに何度も何度も繰り返した。

 

 

 

私は話でしかわからないが、現実を目の当たりにした彼は、首をかしげるしかないのだろう。

 

 

 

「確実に痩せるためのエステティックサロンは「1キロ、1万円」と言う話を聞いたことありますよ」

 

 

 

私が言うと、彼は「え?本当ですか、それはどこですか?

 

 

本当に1キロ、1万円で痩せられるんなら払ったっていいですよねぇ」と真顔になった。

 

 

つづく

 

 

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食の好み 完結編

2019年05月07日 | 美容

人によってゲテモノだと思う食材は様々だ。

 

 

 

別に私はレストランに行って羊の脳味噌を注文したわけではない。

 

 

 

子牛のステーキを注文したら、頼みもしないのに、肉の上に載っていたのを食べただけである。

 

 

 

 

厚さが約1センチ、直径が500円玉位の大きさで、最初は何だかわからなかった。

 

 

 

バターにしては溶けていないし、つついてみたが、柔らかくもなく,堅くもなく、不思議な感触だった。

 

 

 

一口食べてみると、ほろ苦い。アンキモをちょっとくどくしたような味だった。

 

 

 

「これは何ですか?」と気取ったウエイターに聞くと「羊の脳味噌でございます」とお辞儀をしながら丁寧に答えた。

 

 

 

 

一瞬、ひるんだが、これも経験だと思い、全部たいらげた。

 

 

 

別においしくもなく、まずくもなく、一度食べたら、もう一生食べなくても平気な味だった。

 

 

 

「だいたい、そんなゲテモノを例え500円玉くらいの大きさでも全部食べるなんて僕には信じられない~」と彼はまたまた言った。

 

 

 

私も負けじと「ブリのあら煮みたいなものをゲテモノだという、あなたの方が、ずっと変だよ」と反論しても彼は、こちらの味覚の方がおかしいと言って譲らないのだ。

 

 

 

 

若い頃は肉類を食べ、歳をとるにつれて魚、野菜とさっぱりしたものを好むのは自然ではないかと思う。

 

 

 

 

でも最近の奥様向け雑誌の料理ページを見ると、やたらケチャップやマヨネーズを使った味のものが多くなっていて、和風の煮物の作り方を探すのはひと苦労である。

 

 

 

私はケチャップ味が好きな彼を不思議な人だと思ったけれど、そういう人達が、今や、日本の味覚の中心になっているのかもしれない。

 

 

 

私は年寄りになったとき、毎食、ご飯、味噌汁、焼き魚、煮物を食べている姿を想像するが、きっとケチャップ味の魔力に憑りつかれた人達は、歳をとっても、まっかっかのパスタをフォークで食べるのだろう。

 

 

 

それも面白いような気もするが将来、私が老人ホームに入居して食堂の隣のテーブルにいる老人が、そんなものを食べていたら、やっぱり嫌だろうなと思ってしまう・・・・

 

 

でも、ここだけの話、サロンの冷蔵庫にはケチャップ、マヨネーズは必需品でいつも常備している私である( ;∀;)

 

ちなみに醤油は常備していない(^◇^)

 

 

あ~あ、人間とは、かくも不思議な生き物だねぇ~~おわり

 

 

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