田園風景を切り取ったような景色でしょう?
ここは安曇野の『大王わさび農場』の敷地内です
駐車場無料 入場料無料
それなのに
こんな美しい景色に出会わせてくれるなんて…
ちょっと感動でした
別アングル↓
この水車は 映画監督の黒澤明氏の脚本によるオムニバス映画『夢』の第八話
「水車のある村」の撮影のために作られたものだそうです
わさび畑の脇を 蕩々と流れる万水川(よろずいがわ)
その透明度は まさに「清流」
泳ぐ魚や 水草や 川底の石までよく見えました
鮮やかな緑も美しい
3000m級の北アルプスの山々に降る雪が 地底の闇をくぐり
年月を経て ろ過され
このワサビ農場全面に湧き出しています
あちらこちらにプクプクと見える泡が 水の湧いている所です
広さ15ヘクタールの日本最大級のワサビ農場全面に
年間を通じて13℃前後の水が 日に15万トンも湧くそうです
3月中旬から4月中旬頃には ワサビの白い花が見ごろを迎えるそうです
夏は日差しが強いため この様に黒いネットがかぶせられていました
入り口は このインパクトのある樽看板
右にちょこっと写っているお店の「わさび豆腐」がめちゃくちゃおいしかった!
おみやげ物屋さんは他にも多数ありました
私と若のお気に入りはコレ↓
『わさび ほろっこ漬』 500円
すごく おいしいよ
見てしまうと買わずにはいられなった物
<その1>
わさびソフトクリーム(300円)
お味は…
普通のアイスとさほど変わりがない…
「どこがワサビ味?」って感じだったぞぉ
<その2>
冷やしたトマト
これはおいしかったぁ
もちろん生わさびも売っていました(買わなかったけど)
わさびキティちゃん発見!
涙がポチッとしてたよ
私たちの宿泊先は『長峰山・天平の森』内のキャビン
キャビンには電子レンジまで付いていたので
「キャンプへ行った!」とは言えないよねぇ
管理棟にはには温泉がありました
北アルプスが窓辺に広がる檜風呂!
これが 宿泊者には無料です!
スバラシイ
↑
標高930mから見下ろす安曇野の街
晴天の日は 雄大な北アルプス連峰が望めます
こういう景色↑を見ると
東山魁夷さんのこんな絵↓を思い出します
全国を旅して たくさんの絵を描いた東山さんが
もっとも多く描いたのが
ここ信濃の国(長野県)だそうです
東山魁夷さん 井上靖さん 川端康成さん
この3人の巨匠が『天平の森』を訪ねられた時の3ショット写真が管理棟に飾られていました
すごい3ショットでしょ!
もう少し時間があれば ゆっくりじっくり味わってみたかった…
駅にはレンタサイクルもあるので
次回はもう少しゆっくり隅々まで安曇野を訪ねてみたいと思いました
北軽井沢報告はまた明日!
< 追 記 >
『大王わさび農場』の名前の由来
その昔 桓武天皇の頃(西暦785~805年)
魏石鬼八面大王という怪力無双の原住民の首領が安曇野を治めていました
全国統一を目指す中央政権は
東北を侵略するに当たって信濃の国を足がかりとし
たくさんの貢物や無理難題を押し付け 住民を苦しめました
八面大王は一族を率いて勇敢に戦いましたが
坂上田村麻呂の引き入る 優れた武器を持つ軍勢に
次々と村を焼き払われていきます
追い詰められた八面大王は ついに捕らえられ処刑されてしまいました
破れはしたものの 八面大王はとても強かったため
再び生き返らぬようにと 遺体をバラバラにされ埋められました
このわさび農場の一角に 胴体が埋められたと言われており
現在は『大王神社』として祀られています
「大王わさび農場」の名は この故事にちなんで付けられたものだそうです