昨日は友達のもりみさんのダンス公演「ASITA」があった。
私、このようなダンスを見るのは初めて。
どんななんだろうと、ワクワクして会場に向かった。
会場は伊丹にあるアイホール
ほとんど埋まった客席。
ふと気がつくと一定のリズムを刻んでいる低い音が流れている。
そして会場中が真っ暗になり、この会場にひとりぼっちになったような錯覚に陥る。
しかし、先ほどから流れている低く、なんだか心がなごむような音で
まるで母の胎内にいるような 心地よい感じがする。
そんなことを感じているうち、ステージにもりみさんが現れる。
ゆっくりとしなやかに、そして力強く舞う。
<PROGRAM>
情景 I
神々の<PARADISO>秘密
情景 II
昇華し、たゆとう魂、巡り、巡りて…
情景 III
過去からの旅人…それぞれの道…
体全体で表現し、指先の先の先まで表現を怠らない。
私は心を奪われ、心がふるえる。
ただ、すごい・・・とショックと感嘆のため息が漏れる。
<あしたの花>
ひとつの花の喜びは
豊かに膨らんだつぼみのトキ
美しく咲きほこるトキ
風に散っていくトキ
それとも…
枯れていくトキ
私の中の一つの花が
花のあした
あしたの花
沈黙の中 上から降り注ぐ光、その下で舞う。
私には揺らめくきらめくさざめく水が見える。
テレビ画面で見た沖縄の「青の洞窟」を思い出す。
水中から天を臨むと光の筋が何本も降り注ぎ、
天からあしたへ導かれているよう。
私の感情は 静かに・・・激しく・・・美しい舞にとけあう。
もしかしたらあしたからの歌に変化が起こるかもしれない。
そんな可能性を感じて舞台で喝采を浴びる我が友に
私も惜しみない喝采を送った。