石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

柏崎刈羽原発「検査は最終段階に入った」No263号

2023-11-29 21:19:24 | 脱原発情報

原子力規制委員長
柏崎刈羽原発「検査は最終段階に入った」と語った!

原子力規制委員会の山中伸介委員長は15日の記者会見で「柏崎刈羽原発の検査は最終段階に入り、終了の見通しが立った」との認識を示した。このニュースを見て“驚愕”の思いに駆られた!
 (資料1)の柏崎刈羽原発は規制委が2021年4月に柏崎刈羽原発の核燃料の移動命令を発令している。これは「東電は原発を運転してはならない!」と言う命令である。

 
[資料1]上は激震に直面し停止した柏崎刈羽原発と住宅
が密集する柏崎市。下は断層の疑いがある7本を公表せ
ず国はそれを黙認したのだ!

 これまで約2年間の検査では、設備更新や人員配置など計27項目を確認してきた。しかし、外部からの不正侵入を検知する設備の誤警報が多すぎて監視業務に影響が出ていること、更に改善した取り組を一時的なものにしないチェック体制が不十としていた。そのため今年5月に再発防止策が不十分として命令の継続を決めていた。それが半年で「検査は最終段階に入った」とのたまったのだ!6月には、新設した侵入対策の照明8台が電源につながっておらず、半年余り点灯できない状態が続いていた。
 それだけではない!(資料1)右下の同原発の活断層、「第三章 封印された活断層」*で次のように記されている。「中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原発の周辺海域には、実にいくつもの『活断層』が眠っていた。東電は中越沖地震の震源断層ともされる『F-B断層』=図参照=について設置許可申請時の評価を覆し、地震後の海域調査の暫定評価で活断層だったとした。さらに2003年、これを含めた活断層の疑いがある断層7本を把握しながら公表せず、報告を受けた国もそれを黙認していた。」なんとしたものであろうか!
 改めて言いたい!東電には原発を運転する能力は全くない!あるのは嘘つき隠蔽体質だけである!
 福島第一原発を運開始したのが1971年…それをズーッと見てきて隠蔽体質だけで今の事態をもたらした!更に「ALPS多核種除去設備」なるもので“汚染水”をウソをつきつき海に流し続けるのだ…このままではまた“過酷事故”を起こす!

 

脱原発情報 No262号 PDF版はこちら

P2~4 再会後75回 東電交渉
    ALPS配管洗浄作業で高線量被曝事故発生!

P5  良心的科学者・研究者を閉め出す原子力村
    こうして科学的アプローチは抹殺された

P6  原発汚染水・・・
    タンク16基分減少し約30年先まで放出か?

 

 



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