「日本海東縁ひずみ集中帯」地震・・・連続する可能性大である!
既報前号(No265)の2頁の(資料5)で「日本海溝東縁部で発生した主な地震」を記したが資料がかなり古いことが分かったので、最新の研究成果を掲載された鎌田浩毅氏(注1)から学びたい。
(資料1)が「日本海東縁ひずみ集中帯」で起きた大地震である。
日本列島の地下では4枚のプレート(太平洋プレート・フイリピン海プレート・北米プレート・ユーラシアプレート)がせめぎ合い2011年東日本大震災を始め「M(マグニチュード)9」の海溝型巨大地震を引き起こしてきた!
[資料1 「日本海東縁ひずみ集中帯」で起きた地震]
プレートの沈み込みは、日本列島に対しても水平方向の圧力を加え、岩盤の弱い個所で破断を起こすことで、直下型地震を繰り返し発生させてきた。日本列島が受けたストレスはGPS(全地球測位システム)を用いてセンチメートル単位の地殻変動として観測され、日本海に沿って長さ1,000㎞の「ひずみ」が集中する領域があることが徐々に分かってきた。 「日本海東縁ひずみ集中帯」では、南北方向の断層や褶曲(しゆうきよく)などの地殻変動を表す地形が確認されており北米プレートとユーラシアプレートの衝突境界が通っている、断層は圧縮力によって岩盤が割れる事で起きる「逆断層」型だった。 プレート境界では・1940年、積丹半島沖地震(M7.5)・1964年、新潟地震(M7.5)・1983年、日本海中部地震(M7.7)・1993年、北海道南西沖地震(M7.8)・2007年、新潟県中越沖地震(M6.8)・2024年、能登半島地震(M7.6)である。
[資料2 「NT2」と「NT3」の活断層が動く可能性大だという]
佐竹健治教授(注2)は、(資料2)の北東側の佐渡島に近い「NT2」と「NT3」と呼ばれる活断層が、まだ動いていないことを明らかにした。この海域では、今後「M7」クラスの地震が起き沿岸は3㍍を越える津波が押し寄せるというのだ。柏崎刈羽原発は廃炉である!
P2~3 繰り返す!”ALPS多核種除去設備”で漏洩事故発生!
P4 地震・津波・隆起の場所に原発建設計画があった!
P5 東芝崩壊の原因は原発事業への投資の失敗だった!
P6 炭素14など半永久的に残る放射能を
日本一の漁場に垂れ流すな!