石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

福島県沖地震M7.3最大震度6強! No230

2021-02-27 19:54:50 | 脱原発情報

地震計 故障分かっていたが補修せず放置!

2月13日、23時7分(資料1)福島県沖に、深さ55㌔、M7.3、最大震度6強の地震が発生した。
 政府の地震調査委員会は14日、震源は長さ40㌔、南北方向に延びる断層との見解をまとめた。


【資料1】震央分布図 右端の赤線は海溝軸

 けが人は102人、住宅倒壊10県で3,282件であった。
 宮城県山元町では加速度1,432ガルの強い揺れを記録、南相馬市では西に2㌢弱動く地殻変動を観測した。
 
【資料2】陸のプレートに入り込んだ太平洋プレート

今回の地震は(資料2)のように太平洋プレートの境界で震源が深く、プレートが跳ね上がる現象がなかったため地震随伴事象である津波は宮城県石巻港で0.2m、同仙台港で0.1mの津波を観測しただけで被害はなかったという。
 気象庁は青森沖から千葉県までの南北約600㌔、東西約350㌔の領域を「余震域」として、この領域で発生する地震を“余震”と自動的に見ているという。
 2004年のインドネシア・スマトラ沖大地震(M9.1)では震源近くでは、7年半後にM8.6。11年後、M7.8の大地震が発生し大きな被害をもたらしている。
 
【資料3】2~3階建てビルのような岩石が・・・

(資料3)は相馬市の崖崩れ現場である。普通自動車の側に2~3階建てビルのような岩石が転がっている。運転者は「目前に巨岩が落下、死を覚悟!」と語っていた。
 第一原発1~3号機の地震線量計が昨年から故障していたのに保守できず計測不能だったことが分かった。更に、汚染水処理タンク約20基に地盤にズレを確認した。また、燃料棒プールの冷却水の漏れも確認したという。(2頁・詳細説明)
 10年前の3.11大震災直後「東北…あっちの方だから良かった!」と言った復興大臣がいた。
 この人物は「列島の地下で何が起きているのか?」を知らないのだろう。いつどこで巨大地震が発生するのか日本列島は時間差だけなのだ!「南海トラフ」と連動する「相模トラフ」巨大地震は70%の確率だという。油断禁物である!

 

脱原発情報 No230号 PDF版はこちら

P2   3号機地震計故障 分かっていながら補修しなかった訳とは?

P3~5 東電交渉 再開58回目
     アルプス 二次試験で見えてきたこと

P6  滋賀県に自主避難 もうすぐ10年目
    青田さん 自作の布絵と詩に込められた思いを・・・
  
   

 



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