石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

東電・三菱重工社員は誰も入りたくない・・・No273号

2024-09-26 19:14:19 | 脱原発情報

東電・三菱重工社員は誰も入りたくないのに・・
 下請け労働者に任せる こんなことがあっていいのか!

 第一原発2号機の核燃料デブリの試験採取が度重なるミスで延期・延期の連続になる中、今度は高い放射線のためかカメラが異常な状態になるなど、またもやミスが続いている。


 (資料1)は、わずか3gのデブリ回収に向け高線量のもと、必死で頑張る下請け従事者。


 (資料2)はパイプの接続順を誤ったもので長さ1.5㍍、重さ95㌔、直径16㌢㍍ある。①を最初に接続しなければならないのに⑤に接続してしまっと言う。


 (資料3)は2号機の格納容器内部の状況である。
 左端が作業員で格納容器内部では、その線量は(推定) 毎時530シーベルト(Sv)あると言う。この線量であれば毎時530?×1000=530000mSvであるから致死量3000mSvとして177人が死亡する線量である。
 この作業に従事した従業員は‥
・全面マスクの重装備でパイプが見えにくかった。
・東電や元受けの三菱重工の社員もいない中での作業でパイプの順番が分からなかった。   
・事前準備は訓練はしていなかった。
・三菱重工の社員は「28日に準備は終わった」と東電に虚偽の報告をしていたと言うのだ!
 この事態に東電の小野明・廃炉責任者は「見通しの甘さがあった。今後は安全と着実さを広く考えて行く必要がある」と語っている。
 この作業で採取に当たり上限の放射線量を毎時24㍉?にし、これを超えなければ取り出さないとしている!
 これでは最初から
無理筋の話である。
 そもそもデブリからウランやプルトニウムが核分裂する際に発生する中性子が、高いレベルで検出されている。13年間ジワジワと臨界が発生しているのではないかと想像している。(既報№268)
 この試みは世界で初めての作業であると言う。
 この作業は下請け労働者の犠牲の上にある。

脱原発情報No272号 PDF版はこちら

 

P2  廃炉作業がとんでもない事態に‥!

P3   過小評価の真実に迫る!! 

P4  再開後80回 東電交渉
     デブリは放射性物質の総量に入っているのか?

P5  東芝の崩壊と経営の無能と劣化する現場

P6  被ばくはいつも歪められてきた
    広島・長崎~第五福竜丸~調査船 拓洋・さつま~福島

 

 
 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。