いつも未来を壊してしまいたいと思っている自分がどこかにいる
どこにいるかもわからないけど、
何故か見当がついてしまっている
内蔵から逆流してくる未来を
口を半開きにして吐き気に耐えながら
ぽかんと涙を流して呼吸がとまりそうな僕がいる
これはフィクションじゃなくて
まぎれもなく耐え難い現実なのだけれど
どこか物語にしてしまいたい自分が居る
いつでも崩壊してしまいそうな僕がどこかにいる
未来はまだ作ってもいないのに
簡単にできてしまうことにいつも怯えと恐れを感じている
あまりにも生きることが簡単であることに死にたくなる
数学は自閉的に美しい
いつもいつも割り切れる事は簡単で
0なんて生まれた時から知ってる
誰も教えてくれなくても
前世なんか信じていなくても
僕はたぶん、ママのおっぱいを呑みながら
「おかあさん」という音を憶えて
それが「お母さん」という内側からの自分の声で
そこに名前がついていることを知る
怖い。
父も母も殺してしまいたい
僕に名前をつけようとする全ての者を
誰一人残らず殺してしまいたい
そういう衝動を僕はいつも我慢している
それが多分、絆と呼ばれる人間に似た何かで
そういう刷り込みが僕を僕の形に丸めていく
それはいつまでたっても量子化誤差の域を超えない
だから殺してしまいたい。
家族を全部殺すことでしか、
僕は大人になれない
だから過去と未来を同時に予感する僕には
呪いのような記憶力でパズルの形がわかる
死は数字にならない。
数学的には完成しない。
だから客観性では理解出来るはずがない。
わかってる
だれにもわからないことくらい
生まれた時からずっとわかってる
理解なんて全く必要ない
僕だけが、世界の仕組みを知っていればそれでいい
そんなこと、誰にも教わる必要がない
どうしようもないほど絶望的にわかってる
0は理解された
死は名前をつける事が許されない観念なのに
おまえらみんな
何を死と呼んでる?
敬うなよ…
恐れるなよ…
近づくなよ
ずっと遠くにいればいい
お前らが俺を知る必要なんてないじゃないか
誰も僕の事を知らない
なのにみんなが僕の名前を呼ぶ
気持ち悪い
ずっとずっと割り切れない
僕の形には決して収まらない
僕は僕の形を破壊することによってしか
この世界に承認されない
ずっと許されない
僕は死に神
僕は、永遠に憧れる限り、永遠に届かない神を殺して生まれる
どこにいるかもわからないけど、
何故か見当がついてしまっている
内蔵から逆流してくる未来を
口を半開きにして吐き気に耐えながら
ぽかんと涙を流して呼吸がとまりそうな僕がいる
これはフィクションじゃなくて
まぎれもなく耐え難い現実なのだけれど
どこか物語にしてしまいたい自分が居る
いつでも崩壊してしまいそうな僕がどこかにいる
未来はまだ作ってもいないのに
簡単にできてしまうことにいつも怯えと恐れを感じている
あまりにも生きることが簡単であることに死にたくなる
数学は自閉的に美しい
いつもいつも割り切れる事は簡単で
0なんて生まれた時から知ってる
誰も教えてくれなくても
前世なんか信じていなくても
僕はたぶん、ママのおっぱいを呑みながら
「おかあさん」という音を憶えて
それが「お母さん」という内側からの自分の声で
そこに名前がついていることを知る
怖い。
父も母も殺してしまいたい
僕に名前をつけようとする全ての者を
誰一人残らず殺してしまいたい
そういう衝動を僕はいつも我慢している
それが多分、絆と呼ばれる人間に似た何かで
そういう刷り込みが僕を僕の形に丸めていく
それはいつまでたっても量子化誤差の域を超えない
だから殺してしまいたい。
家族を全部殺すことでしか、
僕は大人になれない
だから過去と未来を同時に予感する僕には
呪いのような記憶力でパズルの形がわかる
死は数字にならない。
数学的には完成しない。
だから客観性では理解出来るはずがない。
わかってる
だれにもわからないことくらい
生まれた時からずっとわかってる
理解なんて全く必要ない
僕だけが、世界の仕組みを知っていればそれでいい
そんなこと、誰にも教わる必要がない
どうしようもないほど絶望的にわかってる
0は理解された
死は名前をつける事が許されない観念なのに
おまえらみんな
何を死と呼んでる?
敬うなよ…
恐れるなよ…
近づくなよ
ずっと遠くにいればいい
お前らが俺を知る必要なんてないじゃないか
誰も僕の事を知らない
なのにみんなが僕の名前を呼ぶ
気持ち悪い
ずっとずっと割り切れない
僕の形には決して収まらない
僕は僕の形を破壊することによってしか
この世界に承認されない
ずっと許されない
僕は死に神
僕は、永遠に憧れる限り、永遠に届かない神を殺して生まれる