嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

ぴっぴこぴー

2006年05月10日 19時14分31秒 | 駄文(詩とは呼べない)
心地良い音を探す
聞こえがたい音の隙間にある
触れられない領域を探す
そこへ潜って
透明な触覚で触れるように
新しいアンテナを立てて
突き刺すことのないように
ふわふわした泳ぎ方を覚える

例え目が覚めても
現実が消えてしまわないように

触れられない量子化された隙間を探す

「大丈夫」

そんな音が聞こえる地点を探すように
天と点の隙間から
漏れ出す音を確かめるように

光と闇の連続するギザギザの中から
丸みを帯びた電波を受け取って

閉ざされた扉の鍵を探す

歯が痛いのかもしれない
そんな事を考えながら
全てを丸呑みにする音を

どこまでも どこかへ
さがしながら沈んでいく

天気の歌を数えよう

2006年05月10日 15時24分25秒 | 駄文(詩とは呼べない)
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多くの人が僕の中心よりも遙か遠い位置でもやもやしてる雲で

たぶん、人はそれを
あるいは僕がそれを

わだかまりと呼んでいて

雨の日も 風の日も 曇りの日も
雪の日も 晴れの日も 雷の日も

遠くの天気が僕を支配するように
僕はおもちゃのような他者を探し出す

そういった作業は
孤独の中で行われる限りは とても寂しいものだと思う

だけど僕は今 あまり寂しいとは感じていない

ふと、顔をあげて君のことを見る
始まりの場所にある、君の顔を見る

君の始まりが僕にとって笑顔であったことの意味を考える

それは強い約束を求める僕の願望へと変遷して
僕のエゴを呼び覚ます何かで

僕は強い力で君を否定する

そしてまた、君は遠ざかる

まるでこの世界が一次元で満たされるように
まっすぐに僕へ向かう心だけを探す

そしてまた、僕は現実に包まれた空気の中で
長い時間を想い出す
ぼんやりした神が空気に風を吹き込む

僕は何かを思い付くように
あるいはまた思い出すと呼ばれる行為を繰り返すように

君を許すことが出来ない自分を振り返る

僕はどこにいるだろう
たぶん、僕は少しずつ君を手放してゆく

それは可能性の放棄と呼ばれる信用の遮断に似ていて

誰よりも遠ざかり、透明になるための方法を捜す

他者を諦める事と、生を踏み潰す事が あまりにもよく似ていることにクスリと笑う

手があれば、捕まえることはとてもたやすいのに
失われた幻の手だけを見て
自分を掴み取ろうとする僕は
滑稽なピエロに見えるのかな

それは、君を怒らせる何かかな?

悪意が始まる場所で生の音が聞こえる
僕は死に神の釜で全てを切断する。