嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

期待のない、静かな歩みと、ただそれだけの現在地。

2007年02月21日 00時40分50秒 | 駄文(詩とは呼べない)
世界はひとりぼっちだと思い始めたのは、いつ頃からだろう。
同じように、誰もこの世界に居ないと、
意志はどこにもないと、
信じ込み始めたのは、いつからだったろう。

孤独を伝えようとする行為は、
多くの意味を含んだ暴力の世界において、
とても優秀な美徳と似ていると思う。
それはとても迷惑で、とても儚い行為であるから。

だけど

ひとりっきりの
なにもない空間の
わずかな外へ向かう光は
同じ強さで光る 星に出会うことは 決してない

だから

多くの場所において
僕はなるべく、極力、何者にも
出会うことのないように
決して、何かを想像したり、期待することのないように
ただ、罪人であることを
努めるべきだと思う。

孤独は別に好きではない
むしろ嫌いな方だと思う。
好きとか嫌いとか、そんなことを述べること自体、
ほとんど意味のないことなんだけれども。

ただ、忘れられることは、
いつも悲しい。
精一杯、憶えられることは、憶えておきたい。
けど、大事なものがなにもなくて
いつも、僕は世界のことを忘れ続ける
ずっと今だけを保って
ずっと同じテリトリーの中で
同じ道の中を
森のようにぐるぐる回る。

怖いからでもある
もし、この世界に
どうやっても絶対に否定できないような
生の灯りがともっている場所があったのなら
きっと僕は、そこから動くことは、決して出来なくなりそうだから。
どんな不安も、どんな悲しみも、打ち消してしまえるような、
そんな美しい灯りが点されたなら、
僕はその点だけを求めて
ずっと、その場所に無力なまま、立ちつくすだろうから。

だから僕は
いつも、孤独と友達であるべきだと思う。
困ったときに孤独は助けてくれるし
孤独は誰かを裏切ったりもしないから

けれどそれは
たぶん、すごくつまらない消え方なんだと思う。
ずっと同じ場所で、火打ち石を打ち続けるような
そんな痛い作業なんだと思う。

僕はよくわからない

求めるものもなく、ただ歩き続けるという作業が。