私の場合、ご相談にいらっしゃるのは、
20代~60代の方が中心なので、
お引越しや命名を別にすると、相談内容は、
やはり仕事・恋愛・結婚が中心になります。
上司とどうしても合わない、
彼のこんなところが許せない、
夫にこうして欲しい・・・
一緒に過ごす時間が多くなり、親しくなるほど、
こういう思いが出てくるようです。
また、感性や考え方が違ったりして、
「どうしてそんな風に考えるのだろう?」などと、
理解し難い人もいます、確かにσ(^_^;)
でも、相手に変わって欲しい、とか、
無理して理解しようとすると、
今度は自分が苦しくなってしまいます。
相手は変わらないし、
やっぱり無理しても理解は難しいからです。
それで、次は「自分が変わらなきゃ」と思うのですが、
どうやって変わったら良いかがわからなくて、
結局は相手に合わせてしまい、疲れてしまう・・・。
そんな時に、ご相談されることが多いのです。
そういう時には、まず相手の方について、
持って生まれた性質や運氣などを読み解いていきます。
九星風水は人を観る学問でもあるので、
生まれ持った性質や、
その方が今どんな時期にいるかというバイオリズムがわかります。
それをご説明していくと、たいては途中で
「だから、あの時はこうだったんだ」とか、
「それで、こういう対応になったんだ」と、思い当たることが出て来ます。
その「なるほど」と思った、その瞬間が、変わり始めた時です。
「自分が変わる」というのは、
相手に合わせて変えることでも無理することでもなく、
ただ相手をそのまま「こういう人なんだ」と認識することではないか
と思うのです。
例えば、「瞬間湯沸かし器のように怒る上司」について、
読み解いていくと、持って生まれた性質でしたが、
それは思っていることをストレートに出してしまうためで、
根に持つタイプではない・・・という面もありました。
「だから、あんなに怒ったのに、その後はケロッとしてたんですね。
怒られた側としては、何となくそれが割り切れなかったのですが。」
と、おっしゃっていました。
そう、持って生まれた性質ですから、
本人が自覚して、努力をしない限り、そう簡単には変わりません。
部下の方がすごく繊細だったり、
心配性だったりという性質を持っていると、
怒った後に上司がケロッとしていても、
怒られた方はなかなか割り切れないものがあります。
だけど、
「瞬間湯沸かし器体質は持って生まれたもの。
後々まで根に持つことはない。」とこちらが自覚して、
ど~んと構えていると、余裕を持って受け容れることができます。
そうすると、前ほど気にならなくなってくるので、
その分を他の仕事に打ち込めるから、仕事の成果も上がり、
会社も前より楽しくなってきます。
もし「根に持つ人」だったら、
「現象や相手に関わらず、この人は根に持つ性質を持っている人なんだ」
と受けとめる、あるいは認識するだけでも、
だいぶ楽になると思います
これは親子関係にも応用できます
例えば、スローペースでじっくり型の子供と
ハイペースでガンガン型のお母さんの場合など、
お互いのペースがわかることで、
イライラしたり、焦らせたりということがなくなるのではないでしょうか。
人間関係で困った時は、こんなことも思い出してみて下さい