6月8日は大鳴門橋開通記念日です!
1985(昭和60)年の今日(6月8日)、鳴門海峡を跨いで四国と淡路島を繋ぐ大鳴門橋が開通しましたが、このことを記念して6月8日は「大鳴門橋開通記念日」に制定されました。
大鳴門橋は、兵庫県南あわじ市福良丙と徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦間の鳴門海峡の最峡部を結ぶ全長1,629mの吊り橋で、1976(昭和51)年7月の着工から9年の期間を擁して1985(昭和60)年6月8日に開通しました。
橋の長さは1,629m、最大支間長は876m、幅は25m、主塔の高さは144.3mで、橋は上下2層式となっており、上部は片側3車線の道路(現在は計6車線の内、中央4車線を使用)、下部は将来的に鉄道(四国新幹線)を通すことが出来る構造となっています(ただし、明石海峡大橋は鉄道を通さない構造で建設されたため、淡路島より本州方面への鉄道整備に関しては紀淡海峡トンネル等別途トンネル建設ないし架橋が必要となります)。
大鳴門橋の管理は本州四国連絡高速道路(JB本四高速)が管理しており、本州と四国を結ぶ3つの本四架橋ルートの1つである神戸淡路鳴門自動車道として供用され、四国地方と近畿地方の交通の要となっています。
1985年の開通日には、大鳴門橋の開通式が行われ、テープカットの後に鳴門市と淡路島の親子や夫婦48組が乗ったバスを先頭に、出席者が125台の車で大鳴門橋を渡り初めしました。 橋の鳴門側では阿波踊りの乱舞でパレードを歓迎したそうです。
この大鳴門橋の開通当初は、橋上で鳴門の渦潮を見ようとするドライバーが後を絶たなかったため、橋上区間全体にわたって路側帯に「停駐車禁止 路側走行禁止」と標示されています。また、橋上には至る所にスピーカーが設置されていて、ドライバーに警告を発しています。
ちなみに、大鳴門橋は、瀬戸内海国立公園および名勝に指定された鳴門海峡にふさわしい景観をもつ道路として、1987(昭和62)年8月10日に「日本の道100選」に選定されています。