大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

赤穂線 日生駅!

2019年04月04日 | 

岡山県備前市日生町寒河にあるJR西日本の日生駅は、相生駅と東岡山駅とを瀬戸内海に沿って結んでいる全線単線の赤穂線(57.4km)の一般駅として、1955(昭和30)年3月1日に開業しました。

築堤上に6両分の有効長をもつ単式ホームと8両分の有効長をもつ島式ホームの2面3線を有していて列車交換可能な業務委託駅です。 
開業時に建てられたコンクリート造りの平屋の駅舎が健在で、ホームとは階段で連絡しています。

2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は656人で、これは起終点駅を除く赤穂線の全17駅中10位です。

当駅は赤穂線の中でも特に瀬戸内海に近い場所に位置しており、駅前の日生駅前港からは小豆島(大部港)行きのフェリーが出ています。

日生駅が属する赤穂線は、山陽本線の輸送力を補う代替・バイパス線として計画・建設された路線でした。 しかし、赤穂線が全通した時点で、並行する山陽本線は電化が完了し、輸送力の増強が図られた一方、赤穂線自身は単線で、かつ一部区間が非電化での全通であったため、当初想定されていた「山陽本線の輸送力を補う代替路線」ではなく、「地域住民のためのローカル線」という存在での開通となりました。
それでも、全通当時沿線に赤穂市・西大寺市の二つの市を抱えていたことから、大阪と山陽・九州方面を結ぶ優等列車の一部が当路線を経由していましたが、新幹線博多開業の1975(昭和50)年3月10日のダイヤ改正以降、定期の優等列車は設定されていません。

  <日生駅の年表>

 ・1955(昭和30)年3月1日:国鉄赤穂線が播州赤穂駅から延伸し、その終着駅として開業
 ・1955(昭和30)年3月25日:赤穂線が伊部駅まで延伸したことにより、途中駅となる
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・2018(平成30)年9月15日: ICOCA対応IC専用機が導入され、「ICOCA」の利用が可能となる

 
(駅 名 標)

 
(東岡山方面を望む)

 
(日生駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2013(平成25)年4月10日