京都府城陽市長池北裏にあるJR西日本の長池駅は、京都駅から木津駅までを結んでいるJR奈良線(34.7km)の駅です。
もともとは奈良鉄道の一般駅として1896(明治29)年1月25日に開業しましたが、その後、関西鉄道を経て国鉄奈良線の駅となりました。
相対式ホーム2面2線を有する業務委託駅です。
かつては1920(大正9)年8月に建てられた木造駅舎が上りホーム(京都方面行きホーム)側にあり、下りホームとは跨線橋で連絡していましたが、2012(平成24)年5月に長池の「池」や城陽市の木となっている「梅」からイメージを取り入れた丸みを帯びた形状の新しい橋上駅舎に建て替えられました。
2017(平成29)年度の1日の平均乗車人員は1,230人で、これは起終点駅を除くJR奈良線の全17駅中12位です。
この長池駅は、城陽市の南の玄関口として位置づけられています。
長池駅が属する奈良線は、JR西日本のアーバンネットワークの路線の一つで京都・奈良間の都市間輸送を担っており、みやこ路快速・快速・区間快速・普通の4種別の列車が運転されていますが、奈良線という名称でありながら全区間が京都府内にあり、奈良県内には路線がありません。
<長池駅の年表>
・1896(明治29)年1月25日:奈良鉄道の一般駅として開業
・1905(明治38)年2月7日:奈良鉄道が関西鉄道と合併し、関西鉄道の駅となる
・1907(明治40)年10月1日:鉄道国有法により関西鉄道が国有化されて、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄奈良線となり、同線の駅となる
・1920(大正9)年8月 :旧駅舎の竣工
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・2003(平成15)年11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
・2009(平成11)年7月1日:ホーム上の喫煙コーナーを廃止して、駅構内終日全面禁煙化
・2010(平成22)年12月1日:組織改正により、京都支社の管轄から近畿統括本部の管轄に変更される
・2012(平成24)年5月27日:新しい橋上駅舎の使用が開始される
・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(京都方面を望む)
(木津方面を望む)
(長池駅駅舎・南口)
(駅 舎 内)
(駅舎・北口)
撮影年月日:2016(平成28)年1月9日