大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

可部線 安芸飯室駅(廃駅)!

2019年04月28日 | 

広島県広島市安佐北区安佐町にあったJR西日本の安芸飯室駅は、横川駅から三段峡駅までの60.2kmを結んでいた国鉄可部線の一般駅として、1936(昭和11)年10月13日に開業しました。
しかし、同線の非電化区間だった可部駅~三段峡駅間(46.2km)が2003(平成15)年12月1日に廃止されたことに伴い、安芸飯室駅も廃駅となりました。

島式ホーム1面2線の他に留置線も有していて列車交換可能な無人駅でした。
開業時に建てられた平屋建ての駅舎がホームの南側にあり、廃止時まで健在でした。そして駅舎とホームは下り線を渡る通路で結ばれていました。

2003(平成15)年度の1日の平均乗車人員は40人でした。

廃止前の可部駅~三段峡駅間で列車交換が可能な駅は、当駅と加計駅の2駅のみでした。

ちなみに、廃止後の現在も駅舎は残されており、2015(平成27)年に駅舎を使用してカフェがオープンし、地元野菜と雑貨の販売も行われています。

  <安芸飯室駅の年表>

 ・1936(昭和11)年10月13日:国鉄可部線の終着駅として開業
 ・1946(昭和21)年8月15日:可部線が布駅まで開通したことにより、途中駅となる
 ・1960(昭和35)年6月1日:貨物取扱い廃止
 ・1984(昭和59)年2月1日:荷物取扱い廃止
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・1991(平成3)年4月1日:広島支社の管轄から可部鉄道部の直轄に変更される
 ・1991(平成3)年10月30日:駅の無人化
 ・2003(平成15)年12月1日:可部線の可部駅~三段峡駅間が廃止されたことに伴い、廃駅となる

 
(駅 名 標)

 
(可部方面を望む)

 

 
(安芸飯室駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2003(平成15)年6月21日