大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

北条鉄道 長駅!

2020年04月21日 | 

兵庫県加西市西長町にある長駅は、JR加古川線の粟生駅と北条町駅とを結んでいる全線単線非電化の第3セクター北条鉄道北条線(13,7km)の駅です。
もともとは播州鉄道の一般駅として1915(大正4)年3月3日に開業しましたが、その後、播丹鉄道を経て国鉄北条線の駅となりました。

かつては相対式ホーム2面2線を有していて列車交換も可能でしたが、現在は単式ホーム1面1線のみを有する無人駅です。
開業前の1915(大正4)年2月に建てられた木造駅舎が健在で、2014(平成26)年4月25日に国の登録有形文化財に登録されました。
駅舎内には、ボランティア駅長による結婚相談所が設けられています(毎週日曜日10:00~17:00)。

2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は50人で、これは北条鉄道の全8駅中6位です。

長駅が属する北条鉄道の前身である旧国鉄北条線は、1980(昭和55)年12月27日に施行された国鉄再建法(日本国有鉄道経営再建促進特別措置法)により高砂線や三木線とともに第1次特定地方交通線に選定されてしまいます。 地元では数回にわたって北条線特定地方交通線対策協議会を開いて協議した結果、1984(昭和59)年5月25日の対策協議会において正式に第3セクター鉄道として存続させることを決定し、翌年の1985(昭和60)年4月1日に国鉄北条線が第3セクターの北条鉄道に転換されました。

  <長駅の年表>

 ・1915(大正4)年3月3日:播州鉄道の一般駅として開業
 ・1923(大正12)年12月21日:播州鉄道が播丹鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
 ・1943(昭和18)年6月1日:播丹鉄道が国有化されて国鉄北条線となり、同線の駅となる
 ・1962(昭和37)年3月1日:貨物取扱い廃止
 ・1973(昭和48)年10月1日:駅の無人化
 ・1985(昭和60)年4月1日:国鉄北条線が第3セクターの北条鉄道に転換されたことに伴い、同鉄道の駅となる

 
(駅 名 標)

 
(北条町方面を望む)

 
(駅舎・ホーム側)

 
(長駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


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