大阪府大阪狭山市池尻中1丁目にある狭山駅は、汐見橋駅と極楽橋駅とを結んでいる南海電鉄高野線(64.5km)の駅です。 もともとは高野鉄道の終着駅として、1898(明治31)年1月30日に開業しました。
8両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する無人駅です。
かつては現在の西出口側に駅舎があり、ホームとは構内踏切で連絡していましたが、1973(昭和48)年2月に橋上駅舎に建て替えられました。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は5,946人で、これは南海電鉄の全100駅中47位です。 また、高野線の駅では42駅中20位です。
狭山駅が属する南海電鉄高野線は、かつては南海本線に対して支線的な存在でしたが、宅地開発による沿線人口の急増や泉北高速鉄道との相互直通運転により、現在は大阪府南河内地域・和歌山県伊都地域から大阪市内への通勤・通学路線となっており、また、日本有数の宗教都市・霊場である高野山への参詣輸送路線でもあります。
<狭山駅の年表>
・1898(明治31)年1月30日:高野鉄道の終着駅として開業
・1898(明治31)年4月2日:高野鉄道が当駅から長野駅(現・河内長野駅)まで延伸したことにより、途中駅となる
・1907(明治40)年11月15日:高野鉄道が事業一切を高野登山鉄道に譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
・1915(大正4)年4月30日:社名が高野登山鉄道から大阪高野鉄道に変更され、同鉄道の駅となる
・1922(大正11)年9月6日:南海鉄道が大阪高野鉄道を合併したことにより、南海鉄道の駅となる
・1930(昭和5)年4月12日:北野田駅~当駅間が複線化
・1937(昭和12)年4月19日:当駅~金剛駅間が複線化
・1944(昭和19)年6月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法に基づく戦時統合により、南海鉄道と関西急行鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1947(昭和22)年6月1日:近畿日本鉄道が旧・南海鉄道の路線を南海電気鉄道に分離譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
・1973(昭和48)年2月25日:駅の橋上駅舎化
・1999(平成11)年4月1日:スルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始
・2005(平成17)年9月1日:昼間の一部無人化
・2006(平成18)年7月1日:ICカード「PiTaPa」「ICOCA」の利用が可能になる
・2010(平成22)年3月 :バリアフリー化工事が完成し、エレベーターが設置される
・2011(平成23)年4月1日:駅構内終日全面禁煙化
・2012(平成24)年4月1日:駅ナンバリングの導入
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
・2013(平成25)年4月1日:駅の無人化
(駅 名 標)
(汐見橋方面を望む)
(狭山駅東口)
(駅 舎 内)
(狭山駅西口)
撮影年月日:2016(平成28)年12月18日