大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

姫新線 上月駅!

2019年07月18日 | 

兵庫県佐用郡佐用町にあるJR西日本の上月駅は、山陽本線の姫路駅から津山駅を経て新見駅までを結んでいる全線単線非電化の姫新線(158,1km)の一般駅として、1936(昭和11)年4月8日に開業しました(開業時は姫津線に所属)。

相対式ホーム2面2線を有していて列車交換可能な無人駅で、互いのホームは津山寄りの構内踏切で連絡しています。
かつては1950(昭和25)年3月に建てられた木造駅舎(旧駅舎)が上りホーム(姫路方面行きホーム側)にありましたが、1996(平成8)年10月に特産品直売所を併設した駅舎に建て替えられました。

2017(平成29)年度の1日の平均乗車人員は40人で、これは起終点駅を含む姫新線の全36駅中23位です。

この上月駅は、兵庫県最西端の駅です。

上月駅が属する姫新線は、山陽地方と山陰地方とを結ぶ陰陽連絡路線の1つとして建設され、かつては大阪発の急行「みささ(大阪~鳥取間)」「みまさか(大阪~中国勝山間)」も運転されていましたが、その後、モータリゼーションの普及により1970年代(昭和50年代)以降は利用者が減少し、1989(平成元)年3月11日のダイヤ改正で線内唯一の優等列車だった急行「みささ」「みまさか」が廃止されてからは、陰陽連絡路線や津山市と京阪神とを結ぶ役割を失い、今は地域輸送が中心となっています。

  <上月駅の年表>

 ・1936(昭和11)年4月8日:国鉄姫津線の一般駅として開業
 ・1936(昭和11)年10月10日:姫津線が姫新線の一部となり、同線の駅となる
 ・1950(昭和25)年3月 :木造駅舎(旧駅舎)が竣工
 ・1971(昭和46)年7月1日:駅の無人化
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・1991(平成3)年4月1日:鉄道部制度の導入に伴い、神戸支社から姫路鉄道部の直轄になる
 ・1996(平成8)年10月 :特産品直売所を併設した新駅舎が竣工
 ・2009(平成21)年8月10日:台風9号の被害により播磨新宮駅 ~美作江見駅間が不通となったことに伴い、営業休止
 ・2009(平成21)年10月5日:営業再開
 ・2013(平成25)年8月1日:駅構内終日全面禁煙化
 ・2018(平成30)年7月6日:平成30年7月豪雨の影響により、当駅~新見駅間が不通となる
 ・2018(平成30)年7月21日:佐用駅~当駅~津山駅間で快速バス・各駅停車バスによる代行輸送開始
 ・2018(平成30)年8月10日:当駅~津山駅間の運転を再開

 
(左はJR西日本の駅名標:右は国鉄時代の駅名標)

 
(左は1990年4月5日撮影:姫路方面を望む:右は2015年8月2日撮影)

 
(津山方面を望む)

 
(左は旧駅舎:右は現在の駅舎)

 
(現在の駅舎内)


 撮影年月日:1990(平成2)年4月5日、2015(平成27)年8月2日



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