滋賀県高島市今津町にあるJR西日本の近江今津駅は、東海道本線の山科駅から琵琶湖の西岸を迂回して近江塩津駅までを結んでいる湖西線(74.1km)の駅として、1974(昭和49)年7月20日に開業しました。
12両編成対応の長い島式ホーム2面4線を有し、上下線の外側にはそれぞれ待避線も有する高架駅で、湖西線内では2駅しかない直営駅の1つです(他に堅田駅)。
2017(平成29)年度の1日の平均乗車人員は2,187人で、これは起終点駅を除く湖西線の全19駅中8位です
この近江今津駅は、高島市内では最も利用者が多い駅で、特急「サンダーバード」の一部も停車します。
近江今津駅が属する湖西線は、大阪と北陸方面を結ぶ短絡線という目的から高速走行を狙う路線として建設されたため、ほとんどの区間がトンネルや高架線となっており、湖西線内に踏切は設置されていません。 そして、大阪と北陸地方を結ぶ特急列車や、西日本と日本海側の各地や北海道とを結ぶ日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物列車などが当路線を経由するほか、沿線から京阪神方面への通勤・通学路線にもなっています。
<近江今津駅の年表>
・1974(昭和49)年7月20日:国鉄湖西線の駅として開業
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・2003(平成15)年10月1日:ホーム上を除き、駅コンコースの喫煙コーナーを廃止
・2004(平成16)年7月4日:ホームと改札階とを結ぶエレベーターが設置される
・2006(平成18)年10月21日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
・2009(平成21)年7月1日:ホーム上の喫煙コーナーを廃止して、駅構内終日全面禁煙化
・2010(平成22)年10月21日:組織改正により、京都支社の管轄から近畿統括本部の管轄に変更される
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始により、PASMOなども利用可能になる
・2016(平成29)年10月5日:駅名標をラインカラー入りのものに更新
・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(堅田方面を望む)
(近江今津駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2015(平成27)年8月14日