ネイチャー・コンタクト ~ 自然とディープにふれあおう ~

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鹿児島旅行記Ⅰ(1日目)

2009年08月07日 | 旅行記
今年の1月、思い立って鹿児島旅行に行きました。

北海道のタンチョウ(タンチョウヅル)は二十歳のころに見に行ったことがありましたが、鹿児島で有名だというマイヅルやマナヅルは見たことがなかったからです。
昨年9月の箱根旅行で旅行の素晴らしさを味わった私は、昨年12月に思い立ったこの計画を実行するのに何週間もかかりませんでした。

何年も前に、出張で国内を2往復しか乗ったことのない飛行機。
そんな飛行機で日の出とともに出発なんて、ステキな気分になりました。


離陸後30分くらいでしょうか、9月に旅行した箱根一帯、芦ノ湖が見えました。


さらに富士山上空を通過し…


そして桜島が見えました。
(本当は撮ってはいけない高度でも写真を撮ってしまったようです。以前に飛行機に乗ったのは今のようにデジカメが普及していない時で、携帯以外に使用してはいけないものがあるとは知らなかったのです。次の飛行機旅行からはしていません。)



鹿児島空港から空港バスに乗り継ぎ、ツルの飛来する出水市へと向かいます。
さらに出水駅からローカルバスに乗り継いでツル飛来地へ。

バスを降りて見たのは、美しい低丘陵とそのふもとに並ぶ家々、そしてその前に広がる田んぼにツルが群れている風景でした。
私は自然と人とが調和したこの風景が、すっかり気に入ってしまいました。


ツルは家族単位で行動します。
この写真はマナヅルで、真中にいる少し色のくすんでいるのが昨年生まれた子供です。


これはナベヅルです。
比較的派手なマナヅルの方が人気があるようですが、私は清楚な感じのするこのナベヅルが好きになりました。


他にも今まで見たことのない鳥を見ることができました。
これはソデグロヅルです。
羽を広げると黒い部分があるので、この名があります。


これは冬の渡り鳥のミヤマガラスです。
都会でも目にするハシブトガラスと比べ小型で、飛ぶ時も方向転換など小回りの上手なカラスです。


このカラスが田んぼの用水路から二枚貝を捕え、それを上空から落として貝殻を割って食べるという、興味深い生態を見ることもできました。


その残りカスをまた別の小鳥が食べる様子も観察できて、面白かったです。


海岸を飛行し、海の魚を捕えて食べるワシの仲間、ミサゴも初めて見ました。


半日でしたが、充実した時を過ごすことのできた出水。
出水を後にする直前、きれいな虹を見ることもできました。