どやっ！！－大阪市中央区：道頓堀

さてさて、梅田のJR大阪駅を訪ねたワタクシは、あまりにも近代的に変身した大阪駅に驚きました。
どうも大阪らしさが無くなった梅田近辺を見てしまったので、せっかくだから大阪らしい場所を訪れようと思い
大阪市中央区の道頓堀界隈を歩くことにしました。

道頓堀は大阪の難波と心斎橋の中間に位置しており、「これぞ大阪！」という感じの街なんです。
ではでは、ワタクシも大阪人らしくこの街を紹介しましょうか。


この川が道頓堀川と言いますねん。見ての通りの川ですけどな、数年に一度、この川はプールに変身しますねん。
どんなプールかって？飛び込みプールでんがな。
阪神タイガースが優勝したら、向こうに橋がありまっしゃろ。あれが戎橋言いましてな、あそこからみんな飛び込みますんや。
来年は和田はんに監督変わりましたしな、期待してまんがな。


どやっ。これが道頓堀名物のグリコの看板ですわ。おっちゃんが子供の頃は、グリコのオマケが楽しみでしたなぁ。


どやっ。見ての通りのタコ焼き屋の看板でっせ。ここまでせんでもええやん…そう思うかもしれまへん。
せやけどな、この街は目立ってなんぼですわ。
大阪人はお好み焼き、たこ焼き、うどん、串カツ。メリケン粉で身体が大きなりますねん。


どやっ。「かに道楽」のカニでっせ。そう言うたら、この前の阪神の優勝の時は、この看板によじ登った虎キチがおりましてな。
カニのハサミが折れましたんや。さっぱりわやでんがな。
この看板見たら♪とーれとーれ　ぴーちぴーち　カニ料理～♪って歌うのが大阪人ですねん。


どやっ。こんなとこにカールおじさんですがな。カール言うたら、絶対に遠足には持って行きましたな。
♪いいもんだな～　ふるさとは～♪と歌いたくなりますな。


どやっ。ふぐ料理で有名な「づぼらや」でっせ。大阪はふぐの消費量日本一ですねん。ようふぐ食べまっせ。
ふぐ鍋はてっちり、ふぐの刺身はてっさと言いますねん。なんでや言うたら、ふぐのことを「鉄砲」と言うからですわ。
何でふぐが鉄砲やねん…てか？ふぐは毒に当たります。鉄砲は的に当たります。ちゅうことですわ。


どやっ。この品の無さ。知性の無さ。これが大阪でんがな。
道頓堀の看板、おもろいでっしゃろ。こんなもんちゃいまっせ。まだまだありますねん。

使用したカメラ：FUJIFILM　X10


最近、大阪でも若い人が使わなくなった大阪弁に「いちびる」という言葉があるんですよ。
「いちびる」とは「調子に乗ってはしゃぐ、ふざけてはしゃぎまわる、人を笑わせて目立とうとする」と言うような意味でして
「いちびる人」を「いちびり」と言い、ワタクシなども「あんたはほんまにイチビリやな」「いちびってんと、ちゃんとしいや」などとよく言われました。
この道頓堀の看板などは、まさにイチビリ精神の表れだと思います。


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