Murouji Temple, Uda City, Nara Pref.
さてさて、今年の秋は残暑が遅くまで続きました。そのせいで紅葉の色づきが随分と遅れましたね。
ワタクシ、例年だと紅葉が一番の見頃である11月23日に奈良県の壺阪寺と高取城址に紅葉を撮影に行ったのは、
昨日までのブログで紹介しました。しかし、色合いがイマイチだったんですよ。
もう一度、紅葉を見に行こうと思ったワタクシは12月1日の日曜日、早朝に自宅を出発しました。
向かったのは奈良県宇陀市の山あいに佇む「室生寺」です。
お寺の参拝時間は8:30からなのですが、ワタクシは8:15に室生寺の参道にある駐車場に到着しました。
いつもながらこういう時の時間配分は完璧なのです。早速見事な紅葉がワタクシを迎えてくれました。
この朱色の橋は「太鼓橋」でして、この橋を渡ると室生寺の境内に入ることになるんです。
太鼓橋の上で8:30の参拝時間まで、少しの間待つことにしました。
室生寺の歴史は古く、奈良時代末、東宮(のちの桓武天皇)の病気平癒を願った興福寺の僧賢憬が創建したと伝えられています。
現在の寺観を整えたのは賢憬の弟子修円といわれています。平安時代になると興福寺別院としての性格が強くなり、
俗世を離れた山林修行の場、また、諸宗の学問道場としての性格も持っていたようです。
その後、一時衰退しましたが、江戸時代元禄年間に5代将軍徳川綱吉の生母桂昌院の庇護を受け再興されました。
このころから、同じ真言宗で女人禁制だった高野山金剛峰寺に対し、室生寺は女人の参詣を許可します。
そのため女人高野と呼ばれ、女性の信仰を集めることになるんです。
この日の朝は冷え込みました。そのため、カエデの葉には霜が降りたんですね。
その霜が徐々に解けてきて、真っ赤に染まったカエデの葉はしっとりと濡れて、美しい姿を見せてくれていました。
室生寺は山あいの谷間にあるために、なかなか境内に朝の日差しが届きません。
8時半になって徐々に境内に陽が射してきました。この日の天気予報は「晴れ」。美しい紅葉が期待できそうです。
参拝時間となり、まず目に入ってくるのが「仁王門」です。仁王門は元禄年間に一度焼失し、その後長い間姿を消していました。
現在の門は昭和40年に再建されたものなんです。門の両脇で構える仁王像も、昭和に再興されたものです。
門の向こうに艶やかな紅葉が見えます。ではでは、境内に入っていくとしましょうか。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
室生寺は奈良県とはいえ三重県の県境に近い場所にあり、奈良市の中心部からは車で1時間ほどかかるんです。
そのためでしょうか。まだ外国人観光客の数はさほど多くなく、この日もほとんど外国人の姿を見ることはありませんでした。
でも、youtubeやSNSなどで紹介されると、あっという間に多くの外国人観光客がやって来るでしょうね。
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さてさて、今年の秋は残暑が遅くまで続きました。そのせいで紅葉の色づきが随分と遅れましたね。
ワタクシ、例年だと紅葉が一番の見頃である11月23日に奈良県の壺阪寺と高取城址に紅葉を撮影に行ったのは、
昨日までのブログで紹介しました。しかし、色合いがイマイチだったんですよ。
もう一度、紅葉を見に行こうと思ったワタクシは12月1日の日曜日、早朝に自宅を出発しました。
向かったのは奈良県宇陀市の山あいに佇む「室生寺」です。
お寺の参拝時間は8:30からなのですが、ワタクシは8:15に室生寺の参道にある駐車場に到着しました。
いつもながらこういう時の時間配分は完璧なのです。早速見事な紅葉がワタクシを迎えてくれました。
この朱色の橋は「太鼓橋」でして、この橋を渡ると室生寺の境内に入ることになるんです。
太鼓橋の上で8:30の参拝時間まで、少しの間待つことにしました。
室生寺の歴史は古く、奈良時代末、東宮(のちの桓武天皇)の病気平癒を願った興福寺の僧賢憬が創建したと伝えられています。
現在の寺観を整えたのは賢憬の弟子修円といわれています。平安時代になると興福寺別院としての性格が強くなり、
俗世を離れた山林修行の場、また、諸宗の学問道場としての性格も持っていたようです。
その後、一時衰退しましたが、江戸時代元禄年間に5代将軍徳川綱吉の生母桂昌院の庇護を受け再興されました。
このころから、同じ真言宗で女人禁制だった高野山金剛峰寺に対し、室生寺は女人の参詣を許可します。
そのため女人高野と呼ばれ、女性の信仰を集めることになるんです。
この日の朝は冷え込みました。そのため、カエデの葉には霜が降りたんですね。
その霜が徐々に解けてきて、真っ赤に染まったカエデの葉はしっとりと濡れて、美しい姿を見せてくれていました。
室生寺は山あいの谷間にあるために、なかなか境内に朝の日差しが届きません。
8時半になって徐々に境内に陽が射してきました。この日の天気予報は「晴れ」。美しい紅葉が期待できそうです。
参拝時間となり、まず目に入ってくるのが「仁王門」です。仁王門は元禄年間に一度焼失し、その後長い間姿を消していました。
現在の門は昭和40年に再建されたものなんです。門の両脇で構える仁王像も、昭和に再興されたものです。
門の向こうに艶やかな紅葉が見えます。ではでは、境内に入っていくとしましょうか。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
室生寺は奈良県とはいえ三重県の県境に近い場所にあり、奈良市の中心部からは車で1時間ほどかかるんです。
そのためでしょうか。まだ外国人観光客の数はさほど多くなく、この日もほとんど外国人の姿を見ることはありませんでした。
でも、youtubeやSNSなどで紹介されると、あっという間に多くの外国人観光客がやって来るでしょうね。
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