Murouji Temple, Uda City, Nara Pref.
さてさて、早朝の「室生寺」にやって来たワタクシは、仁王門をくぐって境内へと足を踏み入れました。
朝の斜光を浴びてカエデの木が輝きます。ああ、やっぱり紅葉は美しい。ため息が出てきます。
境内から仁王門を振り返ります。昭和の時代に再建された仁王門ですが、すっかり周囲の風景に調和しています。
まるで100年以上も前からこの場所にあるかのような、そんな感じを受けました。
「鎧坂」と呼ばれる坂道の石段を登っていくのですが、坂の両側に見事な紅葉を見ることが出来ました。
まるで錦の織物のような美しさ…まさに「錦秋」という言葉がふさわしいです。
鎧坂を登りきると、そこにあるのが「金堂」です。平安時代初期に建てられた建物で、国宝に選定されています。
内部には国宝の釈迦如来立像、重文の薬師如来像、文殊菩薩像、十二神将が置かれています。
金堂からさらに坂道を登っていきます。室生寺は標高400mほどの山あいに位置していますので、朝の冷え込みが厳しいです。
でも、坂道を登っていると強い冷気がかえって心地よく感じたのでした。
ワタクシが室生寺を初めて訪れたのは小学校5年生か6年生の遠足でした。
近鉄電車の室生口大野駅から室生寺まで、結構な距離を歩かされた記憶があるんです。
調べてみると6.2kmという距離になっていますが、小学生だったワタクシにはもっと長い距離のように思えたのでしょうね。
金堂からさらに登っていくと「本堂」に着きます。本堂は鎌倉時代末期に建立されたもので、これも国宝です。
ここは真言密教の最も大切な法儀である灌頂(かんじょう)を行うための堂で、
寺院の中心であるところから本堂、或いは灌頂堂と呼ばれています。
灌頂とは頭頂に水を灌ぐという意味で、古くはインドで王の即位等で行われた儀式なのですが、
密教ではこれを取り入れて阿闍梨が受者にその法門を授ける際の儀式のことを指すとのことです。
室生寺はまだまだ見所がいっぱいです。ではでは、さらに先へと進んでいくとしましょうか。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
12月も半ばになりました。今年も残すところあと二週間と少しですね。「光陰矢のごとし」「歳月人を待たず」という言葉を痛感します。
例年ですとこの時期になると年賀状を書くことに時間を取られてしまうのですが、定年退職した私は昨年で年賀状を止めました。
年賀状をやめたことで、年末の慌ただしさが少しマシになった気がします。これも一つの「終活」なんでしょうかね。
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さてさて、早朝の「室生寺」にやって来たワタクシは、仁王門をくぐって境内へと足を踏み入れました。
朝の斜光を浴びてカエデの木が輝きます。ああ、やっぱり紅葉は美しい。ため息が出てきます。
境内から仁王門を振り返ります。昭和の時代に再建された仁王門ですが、すっかり周囲の風景に調和しています。
まるで100年以上も前からこの場所にあるかのような、そんな感じを受けました。
「鎧坂」と呼ばれる坂道の石段を登っていくのですが、坂の両側に見事な紅葉を見ることが出来ました。
まるで錦の織物のような美しさ…まさに「錦秋」という言葉がふさわしいです。
鎧坂を登りきると、そこにあるのが「金堂」です。平安時代初期に建てられた建物で、国宝に選定されています。
内部には国宝の釈迦如来立像、重文の薬師如来像、文殊菩薩像、十二神将が置かれています。
金堂からさらに坂道を登っていきます。室生寺は標高400mほどの山あいに位置していますので、朝の冷え込みが厳しいです。
でも、坂道を登っていると強い冷気がかえって心地よく感じたのでした。
ワタクシが室生寺を初めて訪れたのは小学校5年生か6年生の遠足でした。
近鉄電車の室生口大野駅から室生寺まで、結構な距離を歩かされた記憶があるんです。
調べてみると6.2kmという距離になっていますが、小学生だったワタクシにはもっと長い距離のように思えたのでしょうね。
金堂からさらに登っていくと「本堂」に着きます。本堂は鎌倉時代末期に建立されたもので、これも国宝です。
ここは真言密教の最も大切な法儀である灌頂(かんじょう)を行うための堂で、
寺院の中心であるところから本堂、或いは灌頂堂と呼ばれています。
灌頂とは頭頂に水を灌ぐという意味で、古くはインドで王の即位等で行われた儀式なのですが、
密教ではこれを取り入れて阿闍梨が受者にその法門を授ける際の儀式のことを指すとのことです。
室生寺はまだまだ見所がいっぱいです。ではでは、さらに先へと進んでいくとしましょうか。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
12月も半ばになりました。今年も残すところあと二週間と少しですね。「光陰矢のごとし」「歳月人を待たず」という言葉を痛感します。
例年ですとこの時期になると年賀状を書くことに時間を取られてしまうのですが、定年退職した私は昨年で年賀状を止めました。
年賀状をやめたことで、年末の慌ただしさが少しマシになった気がします。これも一つの「終活」なんでしょうかね。
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室生寺の紅葉がものすごくきれいですね。
年賀状の廃止ですが、元日のおめでたい
時に、今年で年賀を廃止しますという
はがきが来たら気分を害しますね。
廃止するのが分かっているのならその旨を
書いて年内に出しておくべきです。
去年僕のところへ5通きました。