よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

モダンな襖絵-京都市東山区:青蓮院門跡

2024年12月06日 | 京都市(左京区、東山区)
Syourenin Temple, Higashiyama Ward, Kyoto City

さてさて、ワタクシ達は清水寺を後にして、京都の東山を北へ北へと歩いていきました


進行方向の右側(東側)に威風堂々たる門の姿が見えてきます。これは「知恩院」の三門です。
知恩院は浄土宗の総本山ですが、徳川秀忠の命によって建てられた三門はその高さが24mもあり、
奈良の東大寺南大門より大きく、現存する日本の寺院の三門(山門)の中で最大の二階二重門なんです


東山を流れる「白川」です。向こうに見える橋は一本橋と言いまして、最近はこの橋の上で結婚式などの前撮りをする人も多いです。
もちろん、この橋の上で何度も何度も自撮りをしている外国人観光客もたくさんいますわ


そして、次にワタクシ達は「青蓮院門跡」へとやって来ました。青蓮院門跡は天台宗の門跡寺院なのですが、
門跡(もんぜき)というのは大覚寺を説明するときにも書きましたが、
門主(住職)が皇室或いは摂関家によって受け継がれてきたお寺のことなんです。
それだけ格式が高く、ここ青蓮院は三千院、妙法院と共に、天台宗の三門跡寺院とされているんですよ


まず華頂殿という建物に入るのですが、パッと目に飛び込んでくるのが鮮やかな襖絵です。
青蓮院の名前のとおり「青い蓮」を描いた鮮やかな襖絵に、ワタクシは毎回目を奪われるのです。
この襖絵の作者は木村英輝氏という1942年生まれの画家なのですが、京都という町は歴史ある古い町である一方、
新しいものをいち早く受け入れる先進的な気風があるんです。歴史あるお寺と現代画家の襖絵という取り合わせが、
なんともワタクシには興味深く思えたのでありました


青蓮院の主庭は、室町時代の相阿弥の作と伝えられ、粟田山を借景にしてその山裾を利用した幽邃な趣の池泉回遊式のお庭です。
この庭も十分に見応えがあり、訪れる価値があるものだと思います


ただ、この青蓮院門跡なのですが、周囲には名だたる寺院が数多くあるからでしょうか。
知名度もさほど高くなく、境内にもあまり数多くの観光客や参拝客がやって来ないんです


でも、ワタクシはこのお寺が好きなんです。是非とも多くの人にこのお寺を訪れてほしいと思う気持ちがある反面、
あまり有名になることなく、これからも静かに参拝できるお寺であってほしいという気持ちも強いんです

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


今年も残すところ三週間と少しになりました。そろそろ年末年始の予定、計画を立てる時期になりましたね。
我が家は年末に家人の実家に行くことが多いのですが、今年は10月に義母と義姉が大阪に来てくれたので、里帰りは無しにしました。
その代わり、国内旅行に行こうかと思っていますが、皆さんはどのような計画を立てているのでしょうか。



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