おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!
4月15日(水)のブログで、「刺身」という言葉は室町時代(1336年~1573年)から
使われているとわかりましたが、関西の古い方言で「割鮮」という言葉があると
お聞きしたので、それについても調べてみました。
「割鮮」とは、「刺身」と同じく食べ物をただ切っただけのものを指します。
それに対して火を通した食べ物を「割烹」と言います。
店の名前で「割烹○○」という店がよくありますが、「割鮮○○」という店も、
調べてみれば結構ありました。
「割鮮」に関する記述が、「Yahoo!百科事典」に載っていました。以下が引用です。
『割鮮は中国渡来のことばで、『日本書紀』(720)では「ナマスツクル」と読み、
なますの意であるが、『文選(もんぜん)』(6世紀前半)では「アザラケキヲサク」と
読ませ、火熱を用いない料理の意に用いている。
(中略)
また、鱠と刺身の区別はその割切(きりさき)の違いによるとしているが、
その差はかならずしも明らかでない。
おそらく、室町期ごろに、なますに酢を用いるようになり、一方の刺身に熬酒(煎酒)
あるいはしょうゆを用いるようになって、両者の区別が明らかになったのではあるまいか。』
(「なます」のページより)
また、
『中国では3000年の昔から割鮮(かっせん)ということばがある。
食べる目的でその材料を食べよくすること、たとえば皮をむくとか内臓を抜く、
魚の鱗(うろこ)をとる、骨を抜く、植物の根をとる、食品を細かく切るなど、
熱を加えずそのまま用いるものをいうのである。』
(「料理」のページより)
という記述もあります。
「割鮮」という言葉自体は中国にて3000年前から、
日本では室町時代から存在していたことが分かりますね。
奈良時代(710-794)には既に存在していた「なます」という言葉が、
実は本来酢の物を表す語ではなく「刺身」と同義語であったことも分かりましたね。
生ものを示す言葉1つにも、様々な歴史がありますね。勉強になりました!!
■□■お問い合わせはこちらまで■□■
幸せの鮪
株式会社 八清
TEL :045-441-8694
FAX :045-451-0988
MAIL:hassei@calls.ne.jp
4月15日(水)のブログで、「刺身」という言葉は室町時代(1336年~1573年)から
使われているとわかりましたが、関西の古い方言で「割鮮」という言葉があると
お聞きしたので、それについても調べてみました。
「割鮮」とは、「刺身」と同じく食べ物をただ切っただけのものを指します。
それに対して火を通した食べ物を「割烹」と言います。
店の名前で「割烹○○」という店がよくありますが、「割鮮○○」という店も、
調べてみれば結構ありました。
「割鮮」に関する記述が、「Yahoo!百科事典」に載っていました。以下が引用です。
『割鮮は中国渡来のことばで、『日本書紀』(720)では「ナマスツクル」と読み、
なますの意であるが、『文選(もんぜん)』(6世紀前半)では「アザラケキヲサク」と
読ませ、火熱を用いない料理の意に用いている。
(中略)
また、鱠と刺身の区別はその割切(きりさき)の違いによるとしているが、
その差はかならずしも明らかでない。
おそらく、室町期ごろに、なますに酢を用いるようになり、一方の刺身に熬酒(煎酒)
あるいはしょうゆを用いるようになって、両者の区別が明らかになったのではあるまいか。』
(「なます」のページより)
また、
『中国では3000年の昔から割鮮(かっせん)ということばがある。
食べる目的でその材料を食べよくすること、たとえば皮をむくとか内臓を抜く、
魚の鱗(うろこ)をとる、骨を抜く、植物の根をとる、食品を細かく切るなど、
熱を加えずそのまま用いるものをいうのである。』
(「料理」のページより)
という記述もあります。
「割鮮」という言葉自体は中国にて3000年前から、
日本では室町時代から存在していたことが分かりますね。
奈良時代(710-794)には既に存在していた「なます」という言葉が、
実は本来酢の物を表す語ではなく「刺身」と同義語であったことも分かりましたね。
生ものを示す言葉1つにも、様々な歴史がありますね。勉強になりました!!
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