横浜中央市場 まぐろ問屋【八清】

まぐろ問屋八清は
「本当においしいもの」にこだわり、
新鮮な最高級の鮪を皆様にお届けしています。

世界のうなぎ料理

2015年07月23日 | 雑談
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!
さて、明日は土用の丑の日です。
みなさん鰻は召し上がるご予定ですか?

今年は土用の丑の日が二回あり、
7月24日(金)、8月5日(水) だそうです。

なぜ夏に鰻を食べるか?
ご存知の方も多いと思いますが、本来鰻の旬は冬なのです。
以前は夏に鰻はあまり売れなかったため、販売販促のために
旬ではない【夏】という時期に鰻を食べる風習を根付かせたとか。
とはいえ、実際に鰻は栄養満点ですので体力を消耗しがちな夏には
もってこいの食材であることは間違いありませんね!

土用の丑の日については過去にもこのブログで触れていますが、今日はそれ以外のお話を。
日本ではウナギといえば「蒲焼き」ですが、他の国では食べられているんでしょうか?


実はウナギは、世界中の熱帯から温帯にかけて分布する魚で、その種類はなんと18種も数えられます。
日本には、二ホンウナギ、オオウナギの2種が生息しているそうです。
このうち一般に食用にするのが二ホンウナギ。
一方、オオウナギはその名の通り、全長2m、体重20kgに及ぶ大型の鰻で、九州や西南諸島で食べられています。
外国ではどうか?ヨーロッパにはヨーロッパウナギが生息していて、親しまれています。

~~~世界の鰻料理(一例)~~~

【中国(福建省の福州)】 注油鰻魚(ヅゥ・ユウ・マン・ユー)
    鰻の切り身を調味料やカレー粉、料理酒に軽く漬けおき、片栗粉とラードに付けて油で揚げる。
    その後また常温でおいていたラードに30分ほど漬け、食べる前にラードを綺麗に取り、
    ごま油を仕上げに少しかけた料理です


【フランス】   「マトロット」筒切りにしたうなぎを赤ワインとブイヨンで煮込む。
          濃厚な味なのでバケットやパスタを付け合せにして食べます。
          フランスではポピュラーですが、ロワール地方発祥の料理です。


【スペイン】   Angulasアングラス(ウナギの稚魚)のアヒージョ
         スペインの立ち飲み居酒屋(バル)の小皿料理(タパス)のメニュー。
         他のメニューより少し高めだそうです。


【ドイツ】    燻製うなぎのサンドウィッチ


        アール・ズッペ(港町ハンブルグのスープ。)
        酢漬けした鰻の切り身とそのつけ汁をスープに利用し、
        味付けもレモン汁か白ワインを使うため、甘酸っぱい独特の味。
        うなぎの他にハムや野菜、杏、梨などを入れて煮込みます。


【イギリス】  Jellied eels(ジェリード イールズ)
身を筒状にぶつ切りにした後、酢と水にレモン汁やナツメグを加えたもので煮込み、
        さらに煮汁ごと冷やして固めます。煮こごりのような感じですね。


――とまあほんの一例ですが、ところ変わればで色々な食べ方がありますね。
日本人にはやっぱり蒲焼きが一番かもしれませんが(^^)


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