好ましい東アジア関係とはどんなものでしょうか。
【社説】新天皇即位、韓日関係正常化のきっかけに:朝鮮日報日本語版 2019/05/02
日韓関係をよくしたいという気持ちはよくわかるものの
- 私としては朝鮮日報が言う、新天皇即位を「日韓関係正常化のきっかけ」とすることには反対です。
- それこそ、天皇の政治利用だと思うからです。
- うまくいかない場合、伝統的に責任はいつも相手に押し付ける韓国人の場合「天皇に責任がある」となってしまい、象徴の意味がなくなってしまうでしょう。
- うまくいった場合でも「天皇がそう言っているのだから」と政治利用してしまうでしょう。
- 念のために申し上げるのですが、私は日韓関係を好転させることに賛成です。ただ天皇を「日韓関係正常化のきっかけ」とすることには反対、と言っているだけです。
- 結果的に好転したならば、いろいろな原因があり、それはそれでいいでしょうが、「日韓関係正常化のきっかけ」にしてはいけない、というのが私の考えです。
平成天皇の「天皇辞任」に対しても
「譲位」か「退位」かで、もめていました。
トランプの閣僚「辞任」「解任」でも、もめましたね。使う用語には、いつも対立があるのです。
譲位というのは、強制的に誰かに退位させられた印象があるというのですが、退位にも同じような印象が付きまといます。譲位も退位も現在の皇室典範にはみられません。想定していなかったというのは、欠陥だったからでしょう。
いいかどうか知りませんが、現在の皇室典範では
第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
としており、現在の「皇位継承順位」によれば
- 秋篠宮(53歳)
- 悠仁(秋篠の息子12歳)
- 常陸宮(83歳)平成天皇の弟
12歳と83歳が際立っていますね。
平成天皇の「生前退位」表明以降、皇室典範の改正が議論されています。
考えたら「生前」も、まだ生きている人に対して使う言葉でもなさそうで、広辞苑第六版でも
(亡くなった人が)生存していた時。存命中。
とあり、私としては「存命」「生存」を使いたいものです。
とはいえ、すでに「生前贈与」とかに使われています。
それは別として
昨日から令和天皇になった(徳仁:なるひと)の娘「愛子」を皇位継承者に含めるべきなのかどうか、話し合われています。国会議決を経て決まるのでしょうが、まだ改正案が決まっておらず、皇位継承者上位3名は上の通りです。
私としては、「象徴天皇」であることだし、別に女性天皇でも構わないと思っております。
さてさて、皆様はどう思われますか。