中国についての古代遺跡からの検索です。
中国の俗なことわざに、「女は自分が不美人であることをなかなか理解しない。男は自分がバカであることをなかなか理解しない」というのがある。:P.21 邱永漢「商売入門」ごま書房
確かに
女:自分が不美人であることを認めようとしない。
男:自分があまり賢くないのを認めようとしない。
など、他人のことはよくわかっていても、自分のことに関しては「不都合なことを認めにくい」ものです。
私は、どんな女でもそれなりに美人であり、どんな男でもそれなりに賢い、と思っていますが、それが「嫉妬」の原因かも・・・・・・。
しかし
そういった心の歪みによって、歴史が恣意的に歪曲されたのかも知れません。
記録に頼りすぎると、とんでもない勘違いをし勝ちです。
- 歴史とは、「記録をもとに矛盾の少ない物語を作り上げる作業」のことなんでしょう。
- さらにそれを拡大もたものが「ノンフィクション」、そしてさらに想像をたくましくしたものが「フィクション」「ドラマ」「映画」。
- 儒教諸国では、その「映画」で描かれていることが史実だと信仰している人が多いらしく、政府のプロパガンダが功を奏していると言えます。おめでとうごぜ~ますだ。
- それにしても儒教国(中国や朝鮮半島諸国)の現状~歴史ねつ造は、それはそれは「ひどい」もの。何か上の信仰に関係していますか?
- ほかの理由があったとしても、きっかけは些細な劣等感だったかも知れないのです。
中国共産党支配下の人たちに、中国人のバカさ加減を伝えるのは、そうとう難しいようです・・・・・・。
私は、中国共産党が支配下の中国人をよく理解して「操っている」と思います。
ただし今の段階で中国人は、世界の人々にとって「驚異の人」へ誘導されつつはあっても、まだ誘導されきっているとは言えないようです。中国共産党の「操りの妙」でしょうか、それとも「操りの効果がまだある」からでしょうか。
偉大なうそよりささやかな正確さの方がましである。: P.36「ダビンチの手記(上)」岩波文庫
中国や朝鮮半島では、もちろん「偉大なうそ」を優先しています。思い込みやうぬぼれの世界ですね。
- いくら中国が「かつてこう記した時期がある」と言っても、その当時も今も「判断の方向に変わりがない」と思われることから、その古文書も「うぬぼれでもって記録しただけに過ぎない」とみなされることでしょう。
- 「古さ」は「正確さ」と何の関連もないのです。
- 今の「不正確」な中国共産党をみていると、中国で古文書が発見されるたびに「当時も今以上に不正確だっただろう」と分かってしまうのですね。
一方
同じアジア圏にあっても、日本では「ささやかな正確さ」を追求したいものです。
ただ自国利益のためとはいえ、一歩まちがって「偉大なうそ」をつくや、それを繕う為に別の新しいうそをつかなければなりません。注意したいものです。
ソ連では、毎日200万人もの旅行者が、買物のために首都を訪れていると言われている。その旅行者たちは店にあるものを買いあさり、モスクワの多くの人たちはそれを不満としていた。:P.218 ロイス・フィッシャー=ルーゲ「ソ連市民200人との対話」平凡社
2015年頃でしたか
中国から日本へやってくる観光客が「爆買い」したもので、多分ソ連崩壊前(1991年より前)でしょうが、外国からの旅行者たちがモスクワで買いあさっていたのは、「爆買い」の元祖かも知れません。
富の不均衡で、あまねく中国全土に行き渡るべきなのに、一握りの人に富が集中していた中国。
共産党政府にヨイショしつつ外国の日本で「爆買い」をしているのを見ていると、外国からわんさとモスクワにやってきて品物を買いあさっていた旅行者たちもまた、その国での一握りだったかもしれません。おかげさまでモスクワをはじめとするソ連全土で「金はそこそこあるのに店に品物がなくなった」という状況を作り出しました。国の政策失敗もあり、ソ連の「もの不足」が生じます。
ただし当時のソ連と今の日本の違いを1つだけ指摘しておくと
「旅行者たちが店にあるものを買いあさり、ソ連人はそれを不満としていた」・・・・・・
そう、状況が違うとはいえ、中国人たちの爆買いがやがて終わるだろうとみていた日本人が多かったのに対して、それを当て込んで儲けようとしていたソ連人が多く、これが致命的なソ連崩壊につながった、私はこうみています。
さてさて、皆様はどう思われます。